ビギナーのためのペンタブレット解説!おすすめのエントリーモデルは?
ペーパーレスが謳われる現在、ガジェット類の進化のスピードは目を見張るものがあります。
キーボード入力のPCやタッチパネルのスマホやタブレットは、日常生活を送る上でのマストアイテムとして完全に浸透したと言えるでしょう。
デザイナーやアニメーター達の支持を得て、ビジネスツールとしても普及し始めているのが今回紹介する「ペンタブレット」です。
これからペンタブレットを活用して情報処理速度を上げたいと考えている方必見です。
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そもそもペンタブレットとは?機能の概要を解説!
ペンタブレットはマウスと同じ働きをする「ポインティングデバイス」と呼ばれるPC周辺機器です。
タッチペンとタッチパネルのセットで機能し、タッチペンがマウス、タッチパネルがマウスパットの働きをします。
マウスのざっくりとした動きよりも繊細な動きが可能で、手書きのイラストや文字を入力するのに非常に便利なことが最大の特徴と言えるでしょう。
多機能でさまざまなシーンを再現できるタッチペン
タッチペンはゲーム機器やスマホで採用されているものと同じ感覚で使えます。
ボールペンや鉛筆よりも太目の軸は、入力に使用するペン先とデータ消去に使用する消しゴムが付いているものが一般的です。
消しゴム付き鉛筆をイメージすると判りやすいでしょう。
タッチペンは入力データをペン・筆・エアブラシと使い分けることで表現力を向上させています。
ペン先には専用芯を装着して使用します。
タッチパネルとの摩擦で擦り切れてしまうので、交換芯に交換しながら使用します。
筆は筆先の形や色の濃淡を選択して、実際に筆で描いたような線を再現できます。
エアブラシも面積やインクの噴射量を実際のエアブラシのように調節することができます。
電源は電池を使用するタイプとコードレスで電力を飛ばすものがありますが、軽い使い心地と電池交換の手間がかからないことから、コードレスタイプがおすすめです。
予算に合わせてグレードが選べるタッチパネル
このタッチパネルこそがペンタブレットの本体で、液晶タブレットと板タブレットの2種類に別れます。
液晶タブレットは文字通り液晶画面が付いたタブレットで板タブレットとは画面なしでペン先の位置と筆圧を感知するセンサーが付いているものです。
一般的なタブレットの大きさはA6~A4の3種類で、細かい線やイラストを描くには大きなサイズが適しています。
電源はPCのUSBポートを利用して供給されるものが主流です。
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アナログとはここが違う!ペンタブレットの特徴とは?
実際に紙に書き込む従来の方法と、入力情報をデジタル処理できるペンタブレットの違いを紹介します。
デジタルならではの効率化が図れるのがペンタブレットです。
実用性の高いタッチペンで思いのままに描く!
マウスを使用して手書きのイラストやデザイン画を描くのには、作業に対する熟練性が要求されます。
ペンタブレットは誰もが使った経験があるペンを模したタッチペンでの作業となるので、初めて作業する方でもコツを掴みやすく、マウスに比べるとはるかに作業性が高いと言えるでしょう。
ペンの傾きを感知するセンサーも搭載されているので、エアブラシから噴霧されたインクの噴霧パターンもアナログ同様自在に調節できます。
色の変更もPC内でできますので、アナログよりもはるかに高い作業性を得ることが可能です。
高機能なタブレットがデザイン性を向上させる!
ペンタブレットには筆圧感知センサーが搭載されていることは既に紹介しました。
このセンサーがあることで筆圧を上げれば色が濃く太い線が、軽いタッチでは色が薄く細い線の情報が入力されます。
アナログのようにペンを変えたり、色の調整をしたりする必要がないために効率的と言えるでしょう。
PCモニターに映し出されるキャンバスは拡大、縮小や回転が自由自在に行えます。
細部の作業時には拡大し細かな作業が行えますので、緻密な作業での疲労度が軽減されます。
疲労度が軽減されれば作業効率は向上しますから、全体的な作業処理速度の向上も期待できますし、同じ作業時間でより高度な作業が行えるのでデザイン性が向上すると言えます。
ペンタブレットを使うとマウスには戻れなくなる?
高機能なペンタブレットの特徴を解説してきましたが、PCの周辺機器であるペンタブレットは当然手書き文字やイラストの入力以外にも使えます。
それらのペンタブレットの機能を紹介します。
ポインティングデバイスはマウス持変えの必要なし!
始めにふれましたが、ポインティングデバイスであるペンタブレットはマウスと同じ機能を持っているので、作業中マウスに持ち帰る必要がありません。
マウスで行える作業はすべてタッチペンで行えます。
ペン先をタブレットに近づけるとマウスポインタがそこに移動します。
クリック、ダブルクリック、ドラッグ・ドロップはそれぞれ、タッチペンでタブレットを1回ヒット、2回ヒット、ヒットしたまま動かしてペン先をタブレットから離すことで行えます。
ペン軸にはサイドスイッチと呼ばれるボタンがあります。
PCのOSやペンタブレットのメーカーや型番によって異なりますが、ペン先をタブレットに近づけた状態でこのボタンを押すことでも右クリック・左クリックやスクロールを行うことができます。
気になるペンタブレットの価格とは?
手書き文字や本格的なイラスト入力が簡単にできるペンタブレットはいったいどのくらいの金額で販売されているか気になるところです。
リーズナブルなビギナー向けから高機能なプロ仕様まで取りそろえられている中から、おすすめのペンタブレットを紹介します。
リーズナブルなビギナー向けペンタブレット
〇HUION(フイオン) H420
非常にコストパフォーマンスの高い中国メーカーのエントリーモデルです。
この価格にしては筆圧レベルが高いのが特徴と言えるでしょう。
コスト重視の方にはおすすめのモデルです。
- 本体サイズ:11.5cm×8cm
- 作業部サイズ:10.16cm×5.7cm
- 筆圧レベル:2048
- 読取制度:±1.5cm
- 参考価格:3,500円
〇Wacom(ワコム) CTL480SO
プロアートデザイナーにも認められる完成度の高いペンタブレットメーカー「ワコム」のエントリーモデルで板タブレットタイプです。
エントリーモデルにある程度の作業性の高さを求める方にはおすすめのモデルです。
- 本体サイズ:21cm×16.9cm
- 作業部サイズ:15.2cm×9.5cm
- 筆圧レベル:1024
- 読取制度:±0.5cm
- 参考価格:7,200円
〇Wacom(ワコム) intuos Pro PTX-451/K1
ワコムの高機能モデルの中ではリーズナブルなものです。
作業分が大きくなり、8つのファンクションキーも装備しています。
タッチペンのサイドボタンが充実しているのも高機能モデルならではです。
高機能モデルに興味がある方にはおすすめのモデルと言えるでしょう。
- 本体サイズ:32.1cm×11.5cm
- 作業部サイズ:157.5cm×9.84cm
- 筆圧レベル:2048
- 読取制度:±0.25cm
- 参考価格:18,500円
〇Wacom(ワコム) Cintiq 13HD/DTK-1301/K0
ワコムの13.3インチ FULL HD液晶ペンタブレットです。
直接画面に書き込むことができるので、より直感的に作業を行うことができます。
13.3インチの大画面は1,677万色を使い分けるFULL HDなので、視覚効果は抜群です。
上記の他のモデルよりは価格が上がりますが、趣味での利用にもビジネスユーズにもおすすめです。
- 本体サイズ:37.5cm×24.8cm
- 作業部サイズ:29.3cm×16.5cm
- 筆圧レベル:2048
- 読取制度:±0.5cm
- 参考価格:69,000円
現在ペンタブレット市場に於いて絶対的なシェアを誇るのがWacom(ワコム)と言えるでしょう。
価格競争では他社に劣るものの、昨日の充実度やプロユーザーから多くの支持を得ている技術力は信用に値すると言えるでしょう。
今回紹介したモデルはビギナーからミドルクラスまでのユーザーにはおすすめのモデルです。
まとめ
ペンタブレットの機能的なものから、4つのおすすめモデルまで紹介してきました。
ペンタブレットはこれからさらに高機能化と低価格化が進んでいくと予想されます。
いち早くペンタブレットを手に入れることで、今後発売されるモデルを楽々使いこなすことができるでしょう。
まずは実際にペンタブレットを手に入れて使ってみることをおすすめします。
必ず充分な満足感を得ることができるでしょう。