今、液晶テレビがすごい!ここまで進化した⁉多彩なスペック
テレビの寿命ってどのくらいかご存知ですか?
一般的には7~10年と言われています。
もちろん置かれている環境や、使用時間によっても違いますが、買い替えのタイミングは突然やってくるものです。
購入してから7年も経つと、テレビがすごい速さで進化していることに驚くと思います。
テレビ1つで出来ることも多くなり、その機能の高さや価格も大きく変わりました。
今主流となっているテレビは、液晶テレビです。
一体どのような機能を持ち、どこにこだわって購入したらいいのかおすすめポイントをあげてみたいと思います。
液晶テレビとは
従来はブラウン管を主構造としていたテレビやプラズマテレビなんかも普及していましたが、消費電力が大きいのがネックとなり、今では液晶テレビが広く普及するようになりました。
その大きさはは9型から85型まで幅広いサイズ展開をしており、空間に合わせてサイズを選ぶことが出来ます。
液晶テレビの強みは、液晶パネルを使用し薄型ボディであることや、照明などによる画面の映り込みが少なく、鮮明な映像をくっきりと映し出し暗さが気にならない点、消費電力が少ないという点にあります。
最近では特にテレビも省エネに力を入れており、バックライトにLEDが搭載されるようになり、より消費電力を少なく、テレビの寿命も長くなりつつあります。
また、周辺機器との接続も簡単に、録画機能などの容量も大きくなるなど、日々液晶テレビは改良され進化し続けています。
液晶テレビの弱点として、スポーツなどの動きの速い映像を映し出したときに残存が残ってしまう点が挙げられていましたが、この点も改良が進み徐々に克服されています。
フルハイビジョンと4K
液晶の解像度にはいくつか種類があり、今ではほとんどの液晶テレビはフルハイビジョンとなっています。
そして東京オリンピックに向けて急激に需要が伸びているのが4Kです。
解像度が高ければ高いほど映像が綺麗に表示されるわけですが、フルハイビジョンは画面解像度が1920×1080とされ、4Kでは3840×2160となっています。
フルハイビジョンよりも4Kは4倍も高精細な画像を映し出せるということです。
4K対応のテレビであれば、精細で高品質な画質を実現し、フルハイビジョンでは表現できなかった細部まで再現できるため、よりきれいで迫力のある映像が楽しめます。
フルHDよりも画面に近づいたときの違和感がなく、圧倒的臨場感と迫力を感じることが出来ます。
まだ4K番組はそれほど多く出回っていませんが、現在放送されている地デジの映像でも4K映像の描写に変換され、きれいな画像となって視聴することが出来ます。
4Kテレビは50V型以上を対象に製造されていましたが、最近では40Vクラスでも発売されるようになってきました。
価格も10万円前半まで下がってきているため、かなり身近なものとなりつつあります。
一方4Kの生産が進むなか、フルハイビジョンの液晶テレビの改良も進み、10万円以下で購入できるものも多くなりました。
フルハイビジョンを購入する人の傾向としては、改良が進みテレビ本体のサイズが小さくなったことから、その分画面サイズが大きめの50Vクラスに人気が出てきているようです。
余談ですが、最近になって、8Kテレビや有機ELテレビというものが登場し始めています。
8Kテレビはその名の通り、画面解像度さらに高くなったものです。
有機ELテレビは自ら発行する有機EL素子をディスプレイに採用したものです。
液晶よりも高コントラストで色再現性に優れ、動きの速い映像もきれいに表現できます。
ただ、大画面での発光となると多くの電力を必要としてしまうため、現状ではスマートフォンのような小型ディスプレイでよく使われています。
このようにテレビの進化のスピードは早く、より綺麗に、より迫力の映像を自宅で楽しめるようになってきています。
どうやってサイズを決める?
テレビを購入する際に誰もが悩むのが、サイズではないでしょうか。
サイズを選ぶポイントは、部屋の広さとテレビまでの視聴距離です。
その目安としてはテレビの高さの3倍以上離れて視聴することが目安とされています。
32V型であれば、約1.2mの距離を、40Vで約1.5m。
子供の部屋や寝室であれば、32V程までの大きさ、6~12畳ほどある空間であれば、40~49V程のテレビを置いても良いでしょう。
もちろんそれ以上広い空間であれば大きいテレビで映像を楽しむことができます。
フルHDテレビは、近くで観ると画面の粗さが目立ってしまい、画面の高さの3倍離れてみる必要がありますが、4Kテレビは4倍の画素があるため、画面の高さの1.5倍の距離から映像を楽しむことが出来ます。
近くでみても精細で美しい画質を楽しめ、視野角も広くなるため迫力もアップします。
チェックしておきたいおすすめ機能
録画機能
今ではほとんどのテレビが外付けHDDでの録画に対応しています。
ここで気を付けたいのは、搭載しているチューナーの数です。
裏番組録画非対応の場合、視聴している番組しか録画できないということになります。
録画しながら他の番組を視聴したい場合は、チューナーが多いものを選んでください。
テレビ自体に、HDD&ブルーレイレコーダーを内蔵しているものであれば、放送番組の録画からブルーレイ再生、録画番組のダビングを1台で楽しめます。
倍速機能
スポーツなどの動きの速い映像に対応した倍速機能を搭載したテレビもあります。
倍速液晶では通常60コマの映像から前後のコマを利用することで、新しいコマを作成して120コマの映像を表示することが可能です。
このことにより、画面のちらつきや残像を抑えて躍動感のあるクリアな映像を楽しめます。
早い動きの映像をきれいに観たい方は、この倍速機能に気を付けて購入すると良いでしょう。
ネットワーク機能
インターネット接続が可能なテレビであれば、わざわざパソコンなどを立ち上げることなく、見逃したドラマや気になるニュース、映像をみたり、調べものが出来たりします。
ネットで配信されている動画やでレンタルした動画を、大きい画面で楽しむことは出来ます。
これにはブロードバンド環境が必要ですので、購入の際はご自宅の環境を確認してから購入することをおすすめします。
LEDライトの位置
バックライトに採用されることが多くなったLEDライトですが、実は配置の仕方が2種類あります。
直下型は、パネルの背面にLEDが余すことなく敷き詰められている状態のものです。
映像がムラなくきれいに表示されます。
エッジ型はパネルの縁にバックライトが配置されています。
映像にムラができやすいですが、消費電力を抑えれる特徴があり、販売価格も抑えることが出来ます。
他にも便利な機能
自動録画機能
登録した芸能人の名前や興味のあるジャンル名を入力することで、該当する番組を自動で録画をしてくれます。
自分で入力する以外にも、あらかじめ用意されているテーマを選ぶタイプのものもあります。
画面分割
テレビ画面を分割して2種類の映像を同時に再生できる機能です。
テレビによって異なりますが、テレビとゲーム、テレビとパソコンなど様々な組み合わせが楽しめます。
他の機器との接続端子
テレビには様々な接続端子がついており、接続する、電波を飛ばすだけで映像が観れるというスマートな時代になりました。
購入してからご自身の機器とつながらない…なんてことの無いように確認しておくことをおすすめします。
HDMI端子
テレビとレコーダー機器をつなぎ、映像と音声信号をデジタル伝送します。
MHL
スマホなどモバイル機器向けに開発された高速映像伝送用インターフェイスです。
モバイル側のマイクロUSBと接続が出来、テレビに映像を出力できます。
ARC対応
HDMIケーブルだけで、テレビとAVアンプを接続することが出来ます。
LAN端子
有線でネットワーク接続する端子です。
テレビ番組のクイズやアンケートに答えたり、インターネットに接続できたりします。
Wi-Fi Direct
Wi-Fi Direct対応であれば、無線LAN機器が無くても、無線LAN対応機器とダイレクトに接続できます。
まとめ
テレビの買い替えを考えていたら、プラズマテレビがなくなっていた、なんて方も多いでしょう。
前まで蓄えていたテレビの情報は古くなり、一から勉強しなおさないといけない程、テレビの進化が早くなっているのです。
多彩なスペックを持ち合わせた液晶テレビは、周辺機器とのリンクも出来るようになり、大変便利な時代へと突入しています。
ご自身の用途に応じた液晶テレビを選んで、スマートな環境を作り出してみてはいかがでしょうか。