水や洗剤はダメって知ってた?液晶テレビの正しいお手入れ方法を学ぼう!
液晶テレビにほこりや指紋が付いていると画面が見えにくくなります。
小まめに掃除をしてきれいな映像を楽しみたいものですが、ほこりはともかく指紋や汗の汚れって意外に落ちにくいですよね。
液晶はデリケートなのでゴシゴシ擦って傷が付いても困りますし、どうやって掃除をすればいいのでしょうか。
今回は液晶テレビの正しいお手入れ方法を紹介します。
目次
液晶テレビのお手入れは優しく丁寧に
液晶テレビにほこりや指紋が付いてしまったら、柔らかい布で優しく拭ってください。
液晶は非常にデリケートなので、些細なことが傷や劣化の原因になってしまいます。
力を入れて磨いたり、特別な道具や洗浄剤を使ったりすると逆効果なので気を付けましょう。
使用する布はクリーニングクロスがおすすめです。
眼鏡拭きとも言いますね。
クリーニングクロスは100均でも買えますし、奮発して液晶テレビ専用の物を使ってもいいでしょう。
クリーニングクロスは繊維質が細かいので力を入れなくても汚れを落とせます、さらに拭き取った跡も残りにくいので液晶テレビのお手入れに最適ですよ。
ポイントは力を入れて擦るのではなく優しく拭うことです。
液晶テレビのお手入れ手順
テレビの電源を切る
液晶テレビのお手入れを始める前にテレビの電源を切っておいてください。
電源が入ったままだと静電気が発生するので空気中のほこりが付きやすくなりますし、画面が暗い方が表面に付いた汚れがはっきり見えるので掃除がはかどります。
掃除を始める10~15分前にオフにしておくと、液晶の熱がなくなりますよ。
できれば電源コンセントも抜いておきましょう。
本体や液晶に付いたほこりを取り除く
本体と液晶に付着しているホコリをきれいに取り除きます。
ほこりが残った状態でクリーナーを使ってしまうと、液晶を傷つけてしまうので忘れずにやっておきましょう。
ほこりをはらう時は毛先の柔らかいブラシを使います。
掃除用のハンディモップでも構いませんが、その場合は清潔な物を使うこと。
傷の心配もありますし、モップの汚れが液晶に移ってしまいます。
また、液晶のみの掃除を行いたい時でも、必ず本体についたほこりを取り除いてください。
掃除は上から下へが基本です。
本体が汚れていると液晶をきれいにしても、周囲からほこりが集まってすぐに汚れてしまいます。
柔らかい布で優しく拭う
ホコリが取り除けたらクリーニングクロスなどの柔らかい布で優しく拭います。
汚れがなかなか落ちなくても力を入れて擦ってはいけません。
同じ場所を何度も繰り返して拭い、少しずつ汚れを落としてください。
指紋や汚れが落ちない時はウェットティッシュを使う
頑固な汚れには液晶専用ウェットティッシュ
クロスでは落とせない頑固な汚れにはウェットティッシュが最適です。
ウェットティッシュには赤ちゃん用やオフィス用などもありますが、液晶のお手入れには専用の物を使ってください。
通常のウェットティッシュには除菌のためにアルコールが含まれています。
アルコール成分は刺激があるのでデリケートな液晶に使うことはできません。
また、通常品は専用品と比べて繊維が粗くて厚みがあるので汚れが落ちにくいですし、水分をたくさん含んでいるので拭き取り跡も残りやすくなります。
跡が残ると画面が濁ってしまうので、液晶の映像美が発揮されなくなりますよ。
アルコールが入っていなくても専用品以外は使わない方が無難です。
仕上げに乾拭きをする
ウェットティッシュで汚れを落とした後に、乾拭きをするときれいに仕上がります。
液晶の表面に水分や拭き跡が残っていると、画面が汚れて見えるので面倒でもやるべきです。
乾拭きにはドライシートやクリーニングクロスを使います。
この工程が終わったら液晶のお手入れは完了です。
液晶テレビのお手入れでやってはいけない3項目
薬品を使う
液晶テレビのお手入れには薬品を使ってはいけません。
薬品は液晶にどんな影響を与えるか分からないので、マイルドな中性洗剤はもちろん研磨剤やアルコール類も一切禁止です。
液晶の表面は乱反射防止のために被膜で覆っています。
薬品や硬い布などを使うと、この加工が剥がれてしまう恐れがあるので注意しておきましょう。
洗剤を使ったら液晶に白い跡が残った、買ったばかりの液晶のコーティングが剥がれてしまったという怖い事例もありますよ。
水道水を使う
一見安全そうな水道水も液晶にとっては危険です。
そもそも水道水は塩素や不純物を含んでいるので、液晶の掃除に使うにはリスクがあります。
乾いた後で白い斑点が残ったり、コーティングを剥がしてしまったりする可能性も。
また、水滴の跡をきれいに落とすのは大変です。
ほこりや指紋の除去よりよっぽど手間がかかるので、水道水の使用は基本的におすすめできません。
ティッシュやタオルで拭う
ティッシュやタオルは見た目ほど柔らかくないですし繊維も粗いです。
繊維が粗いと汚れが落ちにくいですから、何度も拭わなくてはいけません。
柔らかいクロスなら問題ないのですが、タオルなどの硬い生地は液晶に細かい傷をたくさん残してしまいます。
手軽に使えるというメリットだけで、これらを選択するとのちのち後悔することになりますよ。
液晶の修理代は本体を購入するより高くなることもあります。
液晶保護フィルムやカバーをかぶせてお手入れを簡単にする
ほこりや指紋だけではなく傷も防いでくれる
液晶テレビのお手入れを楽にしたいなら、フィルムやカバーを使って保護するという手も。
これらの製品を使うと裸の状態よりお手入れが簡単になりますよ。
特に小さいお子さんやペットがいる家庭では役立ちます。
保護フィルムやカバーは液晶より汚れや指紋が付きにくいので、子供やペットが頻繁に触っても問題ありません。
ほこりはサッと落とせばOK。
やんちゃな子供やペットから液晶の傷や破損を防げるのもメリットです。
ブルーライトカット機能がついた製品もあるので、テレビの視聴時間が長い人にも向いていますよ。
液晶保護フィルムは安価
液晶テレビの保護フィルムは大抵1万円以内で購入できます。
スマホやタブレット画面を保護するフィルムと同じタイプの商品です。
空気が入らないように貼り付けるのは面倒ですが、指紋や汚れは付きにくくなりますし、お手入れも簡単です。
必要なくなった時は剥がして家庭ごみとして捨てればOK。
一度剥がせば繰り返して使うことはできませんが、手軽で無駄のない製品です。
評価が高いのは液晶保護カバー
保護カバーはアクリル製でテレビを覆うパネル状になっています。
値段は1万~1万5千円程度と高めですが、ベルトや粘着シートを使って取り付けるので設置は簡単です。
馴染みがないかもしれませんが、液晶テレビの保護用品としては定番でフィルムより人気があります。
液晶テレビの規格に合わせて展開しているのでサイズも豊富。
外しても繰り返して使えるので経済的ですよ。
テレビ本体の上部から前面を覆うような形状なので、ほこりや指紋をしっかりガードしてくれます。
帯電防止機能付きの保護カバーを使えば、カバーにほこりが付きにくくなるのでお手入れの回数も減りますよ。
まとめ
液晶テレビのお手入れは、柔らかい布で優しく拭うのが鉄則です。
指紋や汗などの落ちにくい汚れは、液晶専用のウェットティッシュを使うときれいになります。
仕上げにクロスやドライシートで乾拭きすると完璧です。
薬品や洗剤・水道水などは、液晶表面のコーティングを剥がしたり劣化の原因になったりするので使わないように注意しましょう。
お手入れの頻度を減らしたいなら保護フィルムやカバーなどをかぶせて、ほこりや指紋を防ぐという方法もありますよ。