長期保証は必要?故障した液晶テレビは修理と買い替えどっちがいいの?
液晶テレビの修理は自力ではできません。
電気の専門知識がある人なら道具を揃えて直すという選択肢もありますが、大抵の人には無理ですよね。
液晶テレビの修理は技術のあるプロに任せた方が安全で確実ですよ。
しかし、問題なのが修理費です。
液晶テレビの修理費は高額だと聞いたことがありませんか。
買い替えた方が安いという話もよく耳にしますよね。
実際のところはどうなのでしょうか。
今回は液晶テレビの修理についてまとめてみました。
そもそも液晶テレビは簡単に故障するのか
液晶テレビの寿命
液晶テレビの寿命は7年~10年程度です。
一般的な家電の寿命と同じくらいなので短命ということはありません。
購入から5,6年すると画面に横線が入ったり、暗くなったりすることもありますが、これは故障ではなく劣化です。
残りの寿命も限られているので修理するよりは買い替えた方がいいでしょう。
しかし、購入して1,2年しか経過していなのに、これらの症状が起きる時は要注意。
電源基盤の初期不良という可能性があります。
保証期間内ならすぐにメーカーに連絡して、新しいものと交換することをおすすめします。
液晶パネルやバックライトは故障が多い
液晶パネルやバックライトは比較的に故障が起きやすいパーツです。
液晶パネルは映像を映し出す部分ですね。
パネルの修理依頼は特に多いそうです。
使用年数が浅い液晶テレビに細い横線やノイズが入る時は故障を疑いましょう。
テレビに映像が浮かび上がるのは、液晶の後ろにあるバックライトが光を当てているためです。
液晶テレビの画面が映らなくなったり、時々映像が途切れたりする場合はバックライトが故障している可能性があります。
ちなみにバックライトは消耗品です。
蛍光灯と同じで経年劣化するものなので、半永久的に映像を楽しむことはできません。
液晶テレビの寿命は、バックライトや電源基盤の耐久性によって左右されているのです。
液晶テレビの修理費は高額なのか
液晶テレビの修理費は、修理箇所・液晶サイズ・メーカーなどによって異なります。
- 電源関係の修理は1万~7万円
- 映像関係は1万1千~7万円
- 音声関係は9千~7万円
- リモコン関係は8千~2万4千円
- 放送受信関係は1万4千~7万円
安くすむか高くなるのかは実物を見てもらわないと分かりません。
素人が故障個所を把握するのは難しいですからね。
液晶テレビの修理費には技術料やパーツ代・スタッフの出張費なども含まれています。
出張費は送料と同じで距離が長いほど高くなりますし、人数分必要です。
結果次第で修理を断ることもできますが、その際も出張費や見積費が発生します。
腕は確かですが手数料がかかるので、プロに依頼して格安にするのは難しいかもしれません。
修理より新品を購入した方が安くなるということもありますよ。
液晶パネルの修理費は高額
液晶パネルはテレビのパーツの中でも高級です。
そのため修理費も高額で5万~8万円くらいになります。
大型パネルなら10万円を超えることもありますよ。
50~60型の大型テレビを愛用しているなら修理に出した方が安くなりますが、それ以下のサイズなら新品に買い替えた方がお得です。
液晶パネルの傷や割れはプロでも直すことができません。
修理するためにはパネルを丸ごと交換するしかないため、費用が高くなってしまうわけです。
故障を避けたいなら液晶にカバーやフィルムなどを付けて保護しておくといいですよ。
また、液晶パネルは液晶テレビ専用として作っているので生産数に限りがあります。
発売当初は在庫が豊富でも年数が経過すると入手が難しくなります。
これも修理費が高くなる理由の一つです。
液晶テレビはすぐに新型が発表されるので仕方がありませんね。
同じテレビなら新しいモデルに惹かれるのは当然ですし。
長期保証に入った方がいいのか
保証内容をきちんと確認しよう
長期保証に入るかどうかは内容によります。
メーカー保証期間は購入から1年なので、初期不良以外には基本的に使えませんよね。
長期保証は家電量販店などで任意に加入するものですが、対象が液晶テレビならきちんと説明を読んでいないと無駄になってしまう可能性があります。
注目したい項目は、外部要因による液晶割れを保証してくれるかです。
大抵の家電量販店では使用者の不注意による故障は保証外になります。
お子さんが液晶を割ってしまった場合も有償になるので、そういう心配がある人はこの項目がある保証に加入しておくといいでしょう。
保証内容は店によって違うので事前に調べておきましょう。
大型テレビは加入した方が安心
大型テレビを検討している人も長期保証に加入するのがおすすめです。
大型テレビは修理代も高くなるので、ある程度の初期費用はかけた方が安心です。
使用者に落ち度がなくても不具合が起きることはありますし、一度修理すれば二度と故障しないというわけではありませんからね。
液晶テレビの修理はプロに任せるべき
液晶テレビの修理は自力でするものではありません。
ブログや動画などで自力修理を紹介する人もいますが、はっきりいって危険です。
修理中に感電や漏電が起きる恐れがありますし、うまく修理できたと思っても内部が発火して火災になる可能性も。
大げさにいっているわけではありません。
液晶テレビの中は高圧部分もあるため、知識や技術を持たない素人がいじるのはNG。
最悪の場合は命を失うことになりますよ。
メーカーに高額な修理費を払いたくないのなら、街の修理店に頼んでもいいでしょう。
最寄りの店に依頼すれば出張費は発生しませんし、即日で修理が終わることもあります。
液晶テレビの修理は専門家に任せてください。
下手に手を出して他の部分まで壊してしまったら大変です、余計に修理費が高くなりますよ。
修理しなくても直ることがある
修理を依頼する前に確認しよう
液晶テレビの調子が悪くても故障しているとは限りません。
別の原因が隠れている可能性もあるので、修理をお願いする前にチェックしておきましょう。
映像にノイズが入る
液晶テレビの位置やアンテナの向きを調整してください。
高圧線や無線機器、ドライヤーなどの電気機器の影響を受けている可能性があります。
これらから距離をとると解消するかもしれません。
画面が暗い
液晶テレビのメニューから画質調整を選び、画面の明るさを設定しましょう。
また、液晶テレビの周囲温度が極端に低いと画面が暗くなることがあります。
室温が5度以下なら部屋を暖めてください。
何も映らない
アンテナ線の点検を行いましょう。
アンテナ線が外れていたり、ショートしたりしていませんか。
また、電源コンセントやB-CASカード抜き差しすると復活することがあります。
テレビの受信チャンネルの設定はすんでいますか。
配線が正しく接続できているのかも確認してください。
液晶テレビの入力方式がゲームやレコーダーになっている可能性もあります。
リモコンに反応しない
リモコンの電池交換をしましょう。
液晶テレビとリモコンの距離が遠すぎていませんか。
液晶テレビの近くに障害物があるなら置き場所を変更してください。
まとめ
液晶テレビの修理費は素人では分かりません。
ただし、液晶パネルの交換なら高額なので、小型や中型なら買い替えの方がお得。
50型以上の大型テレビなら修理した方が安くなります。
修理代が高くなるか安くなるかは実物次第ですから、見積もりを聞いてから判断するようにしましょう。
液晶テレビの寿命は長く10年なので、使用期間を参考にしてもいいですね。