液晶テレビの故障の原因と対策について知り、寿命を伸ばそう
液晶テレビはほぼ毎日使う家電の1つですが、とても繊細です。
液晶テレビの故障を招く原因となりやすいものを知り、それについての対策をすることで寿命を大幅に伸ばすことが可能です。
適切に液晶テレビを使えば、長く楽しむことが出来ます。
また、故障の前兆があった場合は早めに対策をすることで安く済ますことが出来ます。
目次
ほこりが原因での故障
液晶テレビの故障を招く原因として1番多いのがほこりです。
ほこりが液晶テレビの内部に入り込み、それが故障を招いてしまうのです。
液晶テレビは元々静電気が発生しやすいうえ、熱をこもらせないために大量に穴が開いています。
なので、ほこりが引き寄せられ、さらに無数に開いた穴へと入り込んでしまうのです。
ほこりをこまめに取る
ほこりが原因で液晶テレビを故障させない1番の対策はほこりをこまめに取ることです。
柔らかい布や化繊のモップで優しく拭ったり、綿棒で細かい隙間からかきだしたり、掃除機で吸い取るのがおすすめです。
部屋全体も綺麗にしましょう
液晶テレビだけ綺麗にしても、部屋がほこりっぽいと意味がありません。
液晶テレビだけを掃除してもすぐにほこりが溜まってしまいます。
部屋全体のほこりを取るように心がけましょう。
こまめに掃除をし、カーテンがあるのならば洗濯をするようにしましょう。
紫外線が原因で故障
紫外線はあらゆるものを劣化させてしまいます。
あまり直射日光の入り込む窓際などには液晶テレビを置かないことをおすすめします。
窓の側に置く場合は
間取りや配線の関係でどうしても置くしかない場合は窓に紫外線カットフィルムを貼ったり、遮光カーテンを吊るしたりして対策を取るようにしましょう。
熱のかかりすぎが原因で故障
液晶テレビは熱がこもると劣化が早くなってしまい、故障の原因を招いてしまいます。
液晶テレビは熱を逃す為にたくさんの穴が開いていますが、それでも液晶テレビを置いている部屋自体の温度が高くなりすぎてしまっては意味がありません。
特に夏には注意が必要です。
なるべくエアコンを使う
熱をかかり過ぎないための対策としては暑い時期には常にエアコンを使うというものです。
冷房はこまめにスイッチを入れたり切ったりするよりもある程度安定して動かしていた方が電気代を食いません。
なるべくつけっぱなしにしておくことが理想です。
日光の差し込む窓の側に置かない
直射日光の差し込む窓の側というのはとても熱が上がりやすくなります。
なるべくそのような窓の近くには液晶テレビを配置しないようにしましょう。
カーテンを厚くする
どうしても直射日光の差し込む窓の側にテレビを置かざる得ない場合は厚めの紫外線カットカーテンや断熱カーテンなどを吊るすようにしましょう。
そして、日光が差し込む時間はなるべくカーテンをしておくようにしましょう。
紫外線対策にもなります。
衝撃が原因で故障する
液晶テレビは精密機器なので衝撃に弱いです。
扱いは丁寧に行うようにしましょう。
掃除をするときや模様替えをするときなどにも衝撃を与えないように心を配るようにしましょう。
小さい子供がテレビをバンバン叩くことが良くありますが、これもあまり良いことではありません。
叩かないようにしつけることがすぐに難しい場合はテレビをベビーゲートで囲むなどの対策をしましょう。
大きな衝撃の場合は1回で液晶画面が割れてしまったり映らなくなってしまいますが、そうでなくても小さな衝撃が積もり積もってある日突然調子が悪くなくなってしまったり、映らなくなってしまう場合があります。
ハードな使い方で故障をする
液晶テレビに限らず、ハードな使い方をすれば寿命が短くなります。
液晶テレビを長時間使うことで熱がこもりやすくなります。
また、つけたり消したりを頻繁に行うのも負担をかけてしまいます。
特に見たいものがあるわけでもないのにダラダラと液晶テレビをつけ続けたり、BGM代わりに使っていたりすると故障を招いてしまいます。
また、子供がおもちゃにして頻繁にリモコンを弄ったりしているのもよくありません。
見たい時だけ付けるようにしましょう。
水がかかって故障をする
液晶テレビは精密機器なので水がかかるとショートしてしまいます。
熱を逃す為に穴が開いているので、水がかかるとすぐに内部に入り込んでしまいます。
水がかからない場所に配置をする
液所テレビを濡らさないためには極力水がかからない場所に配置をしましょう。
エアコンは故障すると水が漏れてしまうことがあります。
エアコンの真下に配置しておくとエアコンが故障をしたときに液晶テレビの故障まで招いてしまうかもしれません。
ネコなどのペットを飼っている場合はエサや水入れなどとは離すようにしましょう。
霧吹きを使って手入れをするような観葉植物とも離すようにしましょう。
液晶テレビには寿命があります
液晶テレビはどんなに大切に使っていても、故障となる原因を排除するようにしていたとしても、半永久的に使えるわけではありません。
液晶テレビには寿命があります。
メーカーや機種、使い方などにもよりますが4年から7年くらいが寿命です。
故障には前兆があることもあります
液晶テレビはある日突然使えなくなってしまうこともありますが、その前に前兆がある場合もあります。
前兆があった場合は早めに故障や買い替えの検討をしましょう。
まだ見られるから、しばらくすれば治るかもしれないからなど考えて放置するのはおすすめできません。
放置すればするほど修理は高額になったり難しくなったりします。
また、しばらくすれば治る、ということもありません。
本格的に故障してしまってから買い替えようとすると情報収集をしたり検討したりする時間が無くなってしまい、納得のいく買い替えが出来なくなってしまったり、割高なものをかってしまったり、テレビの無い不便な日々を過ごすことになったりしかねません。
横に線が入る
故障の前兆として多いのが、液晶画面の横に線や筋が入ることです。
最初は細かったり本数が少なかったりしてあまり気になりませんが、放置しておくと経るどころか徐々に増えてきます。
そしてある日突然見られないような状態になってしまいます。
線に気がついたら液晶テレビの寿命が近い証拠です。
買い替えの検討を始めましょう。
映らない時がある
たまに画面が乱れたり、映らなくなったりしたらこれも故障の前兆です。
徐々に移らない頻度が増えていき、ある日全く見られなくなってしまいます。
叩けば直るというものではあありません。
突然画面が真っ暗になる場合は故障でない可能性も
それまで問題なく液晶テレビを使えていたのに、いきなり画面が真っ暗になって全く映らなくなってしまった場合、音が問題なく聞こえているのならば故障ではない可能性もあります。
画面を映し出すバックライトが切れている可能性があります。
このバックライトは消耗品なので交換すればまた使うことが出来ます。
メーカーに注文をすれば簡単に手に入れることが出来ます。
まとめ
液晶テレビは繊細な電子機器なので、適切に扱わなければ故障を招いてしまいます。
液晶テレビにとっての大敵はほこり、紫外線、熱、衝撃、水です。
これらをなるべく排除した環境に置くようにしましょう。
とはいえ、液晶テレビには寿命があるので、故障の前兆が見えたら早めに修理や買い替えを検討すると良いでしょう。
本格的に故障してからだと大変です。