液晶モニタの正しい梱包方法とは? 大切な4つのポイント
液晶モニタは、引っ越しがあるときや、ネットオークションに出品するときなど、梱包作業をしなければならないことがあります。
そのときは、適当な方法で行うべきではありません。
不適切な方法で梱包した場合、破損してしまうこともあるのです。
梱包するのであれば、正しい方法を意識するようにしましょう。
では、液晶モニタを梱包するときのポイントについて、詳しく説明していきます。
液晶画面を保護する
液晶テレビを梱包するとき、最も注意しなければならないのは、運搬の際のダメージで壊れないようにすることです。
適当な梱包をしていると、運ぶ途中で破損してしまうことも多く、到着してから開けたとき、がっかりすることになってしまいます。
特に、液晶画面には気をつけなければなりません。
液晶画面は、運んでいるときに強い圧力がかかったりすると、簡単に割れてしまいます。
そのため、液晶画面をむき出しにして運ぶのは避けるべきです。
直接圧力がかかるような状態で運べば、壊れる可能性が高くなります。
できるだけ余計なダメージを与えないためには、液晶画面を保護する工夫をしていきましょう。
ダンボールで画面を覆う
液晶モニタの画面をしっかり保護したいときは、ダンボールを使うのがおすすめです。
画面が隠れるくらいの大きさのダンボールを用意して、液晶モニタの前面に固定します。
そうすることで、ダンボールがクッションとなり、画面にかかる負担を減らしてくれるのです。
液晶モニタが何かにぶつかったとき、むき出しの画面とダンボールで保護した画面では、後者の方がダメージは少なくなります。
それなら、運搬中にミスがあっても、簡単に割れてしまうことはありません。
ただし、液晶画面を保護するときは、直接ダンボールを当てるのではなく、シーツなどの布の上から当てるのがベストです。
そのままでも破損を防ぐことはできますが、細かい傷までしっかり防ぐには、柔らかい布が役立ちます。
まず布を当てて、その上からダンボールを被せれば、傷も破損も確実に防ぐことができるのです。
枚数を増やして強化
液晶モニタを梱包するときは、ダンボールを当てることで、運ぶときのダメージを大幅に軽減することができますが、それでも不安になることはあります。
しっかり保護していても、「これくらいで本当に大丈夫だろうか」「割れなくても傷くらいつくのでは?」と感じてしまうのです。
そんなときは、画面に当てるダンボールの枚数を増やしてみましょう。
1枚だけだと頼りなく感じることもありますが、2枚3枚と重ねておけば、クッション性が高くなります。
それなら、より多くの衝撃を吸収することができるため、傷や破損を心配する必要はなくなるのです。
固定はマスキングテープで
ダンボールを画面に固定するときは、ガムテープよりも、マスキングテープの方がおすすめです。
ただ固定するだけなら、ガムテープでも十分に役立ちますが、剥がすときのことを考えると、あまりよい方法ではありません。
ガムテープは、剥がしたあとに粘着糊が残ってしまうことも多いので、液晶モニタの側面がベタベタしてしまう可能性があります。
しかし、マスキングテープであれば、きれいに剥がすことができるため、跡が残ったりはしません。
液晶モニタを梱包するなら、解いたときのことも考えておくと、あとから面倒になることはないのです。
緩衝材を入れる
液晶画面をしっかり保護することができたら、あとは箱に入れることになりますが、このときに適当な入れ方をしてはいけません。
無造作に放り込んだりすると、運搬中に箱の中で動いてしまうので、思わぬダメージが加わってしまいます。
いくら画面を保護しているとはいえ、無駄に衝撃を与えるようなことは避けるべきです。
そこでおすすめなのが、緩衝材になります。
液晶モニタの周りを緩衝材が包んでいれば、箱が揺れたりトラックが揺れたりしても、大きく動くことはありません。
また、緩衝材を使っていれば、運んでいるときに何かトラブルがあっても、液晶モニタへの影響は少なくなるので、被害を最小限に抑えることができるのです。
上下左右にしっかり詰める
緩衝材を入れるときは、液晶モニタを包み込むように、上下左右を埋めていきましょう。
詰め紙や新聞紙などを使って、液晶モニタの周りを隙間なく塞いでいけば、少しくらい箱が揺れても、グラついたりはしません。
隙間があると、どうしても動きが大きくなってしまうので、できるだけぴっちりと詰め込むようにして、無駄な動きを抑えてください。
また、毛布やエアキャップなどを使い、液晶モニタを包んでおくのもおすすめです。
それなら、より多くの衝撃を吸収することができるため、破損のリスクはさらに少なくなります。
上からの圧力に備える
液晶モニタを梱包するとき、破損や傷を防ぐためには、上からの圧力を軽減する工夫も必要になります。
この点は見落としていることが多いので、注意しなければなりません。
画面を保護して緩衝材を詰めたとしても、箱の上から別の荷物などを乗せてしまったとしたら、その重さによる圧力で、液晶モニタにダメージを与えてしまうのです。
もちろん、液晶モニタが入った箱の上には何も重ねないことが一番ですが、うっかり間違えてしまう可能性はあります。
その対策としては、箱に書き込みをして、何が入った箱なのか判別しやすくする方法もありますが、その目印を見逃してしまうこともあり得るのです。
また、気をつけて箱を積み込んだとしても、何かの拍子に他の荷物がずれて、重なってしまうこともあります。
そうした万が一の事態に備えて、液晶モニタの上をガードするようにしましょう。
ダンボールで蓋をする
液晶モニタを箱の中に入れたら、箱を閉める前に、ダンボールを被せてください。
中の液晶モニタが隠れるようにダンボールをカットし、蓋をするように覆ってから、箱を閉めましょう。
そうしておけば、箱の上部が通常よりも厚くなり、上から圧力がかかったとしても、液晶モニタへの被害は少なくなります。
あまり重くないものでれば、上に乗せたまま運んでも、箱が凹んだりする心配はないのです。
複数の液晶モニタを梱包するコツ
液晶モニタの梱包作業をするとき、もし複数あった場合は、なるべくコンパクトにすることも考えなければなりません。
できることなら、ひとつの箱に複数の液晶モニタを入れてしまいたいものです。
そんなときは、ダンボールで液晶モニタを包んでしまいましょう。
まず、液晶モニタがすっぽりと入るくらいのダンボールを用意して、それを広げていきます。
すっかり平たくなったら、その中央に液晶モニタを置き、上下左右から包み込んでください。
このときは、液晶モニタをむき出しのまま包むのではなく、シーツや不織布などで事前に保護しておくのがおすすめです。
保護してから包むことで、ダンボールに擦れて細かい傷がつくことを回避できます。
そして、完全に包み終えたら、ダンボールがばらけないようにガムテープで止めて完成です。
あとは、大きい箱の中に、本を並べる感覚で縦にして入れていきましょう。
この方法なら、複数の液晶モニタを一度に、しかも安全に運搬することができるのです。
液晶モニタの数が多く、箱をいくつも用意できないときは、ぜひ試してみてください。
まとめ
液晶モニタを梱包するときは、雑に包んだりせず、きちんとポイントを押さえて、適切な方法で行うことが大切です。
正しい方法で梱包しておけば、運搬中に壊れるリスクを減らすことができます。
液晶テレビに負担をかけないためにはどうすればよいのか、ここで紹介したポイントを参考にして、よく考えてみてください。
安全な方法で丁寧に扱っていれば、液晶テレビを長持ちさせることができます。