液晶テレビの展示品はお得?買うときの4つのポイント
液晶テレビを買うときは、展示されている商品を選ぶ方法があります。
展示品は、通常の商品よりも少し安くなっているので、できるだけ予算を抑えたいときなどは、とても助かるのです。
ただし、展示品の液晶テレビには、メリットだけでなくデメリットもあるので、買うときは注意が必要です。
では、展示品を購入するときに注目すべき4つのポイントを紹介していきましょう。
展示品はなぜ安いのか
液晶テレビの展示品を購入するのであれば、まずは、「なぜ安く買えるのか」という点を押さえておきましょう。
安い商品というのは、意味もなく安いわけではありません。
その安さには、必ず理由があるものです。
購入するとき、その理由を知らずにいると、あとから後悔してしまうこともあります。
あとから気がついて、「そういうことなら買わなければよかった」などと思わないように、展示品が安い理由は、しっかりチェックしておいてください。
傷や汚れがある
展示品と通常の商品の大きな違いは、「すでに誰かが触っている」ということです。
通常の箱に入った商品の場合、その箱を開けて取り出したときが、初めて触るときであり、それ以前に他の誰かが触れているということはありません。
そのため、まっさらのきれいな状態であり、誰が見ても間違いなく新品です。
しかし、展示された商品の場合は、箱から出して台に乗せなければならないので、その時点で誰かが触り、移動させていることになります。
場合によっては、位置を変えるために、そこからさらに数回動かしていることもあるのです。
もちろん、その際は大切に扱うものですが、動かしているうちに、細かい傷がついてしまう可能性はあるので、新品と同じ状態を維持できるとは限りません。
また、展示品となれば、お客さんが普通に触ることも可能になるため、少し汚れていることも多くなります。
大人なら、あまりベタベタと触るようなことはありませんが、小さい子供がいたりすると、無邪気に触れてみたりするものです。
このように、展示品というのは、すでに誰かが触った商品であり、あまり目立つものではないとしても、わずかな傷や汚れがついてしまいます。
そのため、少し安くして販売しているというわけです。
わずかに寿命が縮んでいる
展示品は、ただ並べておくだけでなく、実際に映像を映しています。
つまり、購入した人が使う前に、すでに使用していることになり、その分だけ少し寿命が短くなっているのです。
しかも、普通の家庭で1日に数時間使う場合とは違い、営業時間の間はつけっぱなしになっているため、かなり酷使していることになります。
映像を見やすくするため、通常より明るめの設定にしていることも、負担をかける要素のひとつです。
そのため、展示品を中古のようなイメージで捉えている人も多く、新品と同じ値段では納得してもらえません。
この点も、展示品が安くなっている理由なのです。
とはいえ、液晶テレビの一般的な寿命は約5万時間であり、1日3時間使っても46年もつほどの耐久性があります。
それを考えれば、展示していた期間の負担は微々たるものであり、極端に品質が低下してしまうわけではありません。
必要以上にマイナスのイメージをもっている人もいますが、展示品だからといって、すぐに壊れるということはないのです。
展示品がお得な理由
展示品の液晶テレビには、上記のようなデメリットも確かにありますが、いずれも些細なことです。
どうしても気になる人は避けるべきですが、あまり気にならないようなら、お得な買い物をすることができます。
そして、お得な理由は、ただ安いというだけではありません。
展示されている安い商品が、出たばかりの最新型であることも珍しくはないのです。
「展示品は古い型の商品が多い」というイメージをもつ人もいるため、最新の商品を買いたい人は、展示品を敬遠しがちですが、必ずしも展示品が古いわけではありません。
例えば、新型の最新商品が大量にあっても、なかなか思うように売れなかったときは、なんとか在庫を減らすために、あえて展示品として安くすることもあるのです。
そのため、展示品だからといって、無条件に選択肢から外してしまうのは、もったいない選び方になります。
お得な買い物をするためには、展示品の方もしっかりチェックしておきましょう。
箱から出したばかりの商品もある
展示品の液晶テレビは、展示されているというだけで、数日間並べているように感じてしまうこともありますが、実際には、長く置いているものだけではありません。
中には、箱から出したばかりで、ほぼ新品と変わらないな商品もあるのです。
展示している期間が短ければ、それだけ傷や汚れが少なく、展示による負担もほとんどありません。
それで値段が安ければ、かなりお得です。
また、展示期間が短いものは、「出たばかりの最新型だから」ということも考えられますが、必ずしも新しい型とは限りません。
ひとつ前の型の商品であっても、新品に近い状態で購入できることがあるのです。
例えば、さばけなかった商品が他の店舗から回って来たときは、展示するためのサンプルがないことも多いため、そのまま展示していたりします。
「その日に箱から出したばかり」という商品の中には、そうした事情でやむなく展示している、最新型以外のものも含まれているのです。
いずれにしても、そうした商品を購入できればお得なので、安く済ませたい人は、ぜひ展示品にも注目してみてください。
配達が早い
展示品の液晶テレビを通販で買うときは、配達に時間がかかりません。
なぜなら、その店舗に確実にある商品なので、取り寄せる必要がなく、すぐに発送してくれるからです。
通常の商品を注文した場合、在庫がなかったりすると、遠方の倉庫から運んできたり、メーカーから取り寄せたりしなけければならず、素早い対応は難しくなってしまいます。
特に急いでいないなら、それでも問題はありませんが、なるべく早く手に入れたいようなときは、「もっと早くできないのか」という不満を感じてしまうものです。
しかし、展示品であれば、そこにあるものを梱包するだけなので、余計な時間はかかりません。
梱包作業で若干のロスはあるとしても、遠くから取り寄せるよりは、ずっと早い対応が可能になるのです。
そのため、「配達されるまでの待ち時間は短い方がよい」と考えている人は、通常の商品だけでなく、展示品の方もチェックすることをおすすめします。
展示品のサービス
展示品の液晶テレビは安いですが、汚れなどが気になってしまう場合は、どうしても躊躇してしまいます。
そんなときは、諦める前に、クリーニングが可能かどうか確認してみましょう。
クリーニングが可能なら、汚れをきれいに落とし、新品に近い状態で購入することができます。
それなら、展示品の使用感もあまり気になりません。
ただし、どこでもクリーニングをしてくれるわけではないので、きちんと確認しておくことが大切です。
故障のチェックも
展示品の液晶テレビには、クリーニングだけでなく、故障しているところがないかチェックするサービスもあります。
いくら見た目が汚れていても、決して壊れているわけではないのですが、「本当に大丈夫かな?」という不安を感じてしまうことはあるものです。
その不安を解消し、安心して購入するためには、故障の有無をチェックするサービスが役立ちます。
ただし、このサービスも、すべてのお店で行っているものではないため、確認は忘れないようにしましょう。
まとめ
展示品の液晶テレビにはデメリットもありますが、壊れているわけではなく、極端に劣化が早いということもありません。
多少の汚れや傷はありますが、その点に目をつぶれば、十分に使える商品なのです。
もし購入を迷っていなら、ここで紹介したポイントを参考にして、じっくり検討してみてください。
展示品について理解を深めておけば、お得な買い物をすることができます。