映り込みがあるのは嫌だけどキレイな画質が良い!ハーフグレアの液晶モニタはあり?
一般的に、光沢のあるグレアの液晶モニタは、反射をして映り込みがある代わりに、きれいな発色で良い画質で見ることができます。
対してノングレアは、光沢がなくてすごく見やすい代わりに、多少画質がもやっとするという難点があります。
だから、どちらが良いか悩むことも多いものです。
でも実は、その中間ともいえる、ハーフグレアの液晶モニタもあるんです。
ではそれは、ありなのでしょうか?
それともなしでしょうか?
ハーフグレアは見やすくてややキレイ
ハーフグレアの液晶モニタは、グレアとノングレアの中間くらいのものになるわけなのですから、光沢は多少あります。
でも、当然グレアのものほどそれが強くなく、特にすごく反射するというわけではありません。
多少の反射はあるものの、見やすくてかつ画質もきれいになります。
だから、まさにバランスがとれたモデルになるんです。
でも、だからといって一口におすすめできるわけではありません。
求めるものが明確じゃない人用
ハーフグレアの液晶モニタがありかなしかは、そもそも液晶モニタに何を求めるのか次第になります。
つまり、見やすさを求めるのか、画質の良さを求めるのか。
それがはっきりしないのであれば、ハーフグレアの液晶モニタはすごくありです。
しかしもし、求めるものがはっきりしているのであれば、ハーフグレアの液晶モニタはなしになります。
たとえば、きれいな映像を見たいという目的があるのであれば、当然グレアの液晶モニタの方が満足度は高くなります。
多少文字などは見づらくなりますが、それでも映像を見るのが目的ならばそれがきれいに見えた方が良いのは当たり前です。
逆にワードなどを頻繁に使いたくさん文字を打つのであれば、別に画質がそこまできれいである必要はありません。
それよりも見やすくて目が疲れないことを求める方が良いです。
だから、その場合にはグレアよりもハーフグレアよりも、ノングレアがおすすめになります。
どっちつかずのアイテムであるハーフグレアの液晶モニタは、こうした求めるものがはっきりしている人にとっては、ただの求めるもののレベルにちょっと達しないだけの液晶モニタになってしまうんです。
だからハーフグレアの液晶モニタは、求めるものが明確じゃない人向けになります。
求めるものが明確でないということは、いろいろな用途に使うということ。
ワードなどで文字をたくさん打つこともあれば、映像を長い時間見ることも等しく長時間ある。
それならば、バランスの良い液晶モニタを使っていたほうが満足度は高くなるんです。
ハーフグレアの液晶モニタはやや高値になる
ただ、ハーフグレアの液晶モニタには弱点があります。
それが、やや高値になるということ。
ノングレアの液晶モニタやグレアの液晶モニタと比べると、ハーフグレアの液晶モニタを作るにはコストがかかります。
となればやはり売値も高くなってしまうんです。
価格も満足度に影響する
当然ながら、価格も満足度に与える影響は大きいです。
価格が高い液晶モニタであればあるほど、高いレベルを求めるのは当然です。
それもあって、ハーフグレアの液晶モニタは求めるものが明確ではない人向けになります。
求めるものが明確でさらにその求めるレベルが高いとなれば、当然ながらその分だけハーフグレアのレベルでは満足できなくなります。
グレアならグレアとしてすごくきれいなもの、ノングレアならノングレアとしてすごく見やすくて目が疲れないもの。
そうして振り切っているものの方が満足度は高くなるんです。
もちろん中には安いハーフグレアのものもありますが、それはやはり型落ちだったりすることも多いです。
型落ちはやはりそれだけで新しいものと比べるとレベルが劣るもの。
価格が多少下がって、求めるもののレベルが下がったとしても、商品のレベルも落ちていたのではやはりそれを超えることができなくなります。
なので、やはりハーフグレアの価格は大きなデメリットになるんです。
ハーフグレアの液晶モニタは選択肢もあまりない
また、ハーフグレアの液晶モニタにはもう一つ弱点があります。
それが、選択肢もあまりないということ。
やはり液晶モニタの中で人気なのは、グレアのものやノングレアのものになります。
つまり、多くの人において、液晶モニタに求めるのははっきりしているということです。
確かに、パソコンを使う際には、大体の場合で用途は決まっているものです。
もちろん合間合間で違う用途に使用することはあるものの、だいたいメインで使う用途は決まっているものですよね。
だから、ハーフグレアのものよりもノングレアのものグレアのものを選ぶのは当然なのです。
そして、そうして人気があまりないとなると、選択肢があまり多くなくなるのもまた、当然になります。
モニタ自体の差が出てくることがある
そうして選択肢がないとなると、モニタ自体に差が出ることもあります。
ノングレアだろうとグレアだろうと質がすごく高い液晶モニタはあるものです。
たくさんの選択肢があれば、そういうものが多くあっても全然不思議ではありません。
でも、ハーフグレアの場合は選択肢があまりないわけですから、そうした質の高い液晶モニタがないこともあります。
それはつまり、ノングレアなのにハーフグレアよりもきれいに見えるものがあってもおかしくないということになります。
もしそうなったら、ますますハーフグレアを買うメリットが薄くなってしまいます。
価格がハーフグレアのものの方がすごく安いのであれば、ハーフグレアのものでもありかもしれません。
でも、先述の通り、ハーフグレアの液晶モニタは、基本的にはあまり安値ではありません。
むしろ高値になります。
だから、その差はあまり広くはないこともあります。
それもあって、ハーフグレアはあまり人気がないということもあるのです。
目的を明確にすることが一番おすすめ
このように、ハーフグレアの液晶モニタはデメリットも大きいです。
なので一番確実なのは、ハーフグレアの液晶モニタを買うことよりも、ノングレアの液晶モニタを買うべきなのか、それともグレアの液晶モニタを買うべきなのかを明確にすることです。
それが明確でないからこそ、ハーフグレアの液晶モニタがありになるんです。
でもハーフグレアの液晶モニタでは満足度が満たされないことがある。
それならば、確実に満足できるように、目的を明確にして、それを満たせるものを買う方が確実なのです。
自分が何にパソコンを使おうと思っているのか、よく考えてみてください。
大体の人は何かを見るように使う
多くの人は、パソコンは何かを見る際に使用するものです。
たとえば、テレビにしてもYouTubeにしても、あるいはDVDなどにしても、何かを見ることに時間を費やす人が多いです。
大学生などであればワードで何かを作ることがメインとなる方もいるかもしれませんが、大人になるとそういう機会もあまりありません。
何かあったときのためにパソコン自体は持っているけど、別に仕事には特に使わないという方が多いんです。
ということは、グレアの方が目的を満たせる人が多いということです。
まとめ
ハーフグレアの液晶モニタは、目的がはっきりしていない人以外にはあまりおすすめできません。
また、目的がはっきりしていない人でも、それでは満足できないことがあるんです。
だから、基本的にはハーフグレアの液晶モニタを買うという選択肢を持つよりも、自分がどんなことにパソコンを使うのかを明確にする方がおすすめになります。
それがここでの結論です。