声優になりたい!声優の専門学校を出たら必ず声優さんになれる?
声優になりたいという人は、年々増加しているといいます。
たとえば紅白歌合戦に出場したり、普通に地上波の番組にゲストとして登場したり、声優さんの地位向上は著しいですから、それもわかります。
志望者が増えている分、最近では声優の専門学校もすごくたくさん増えてきている。
では、実際そういう声優の専門学校を出れば、必ずプロの声優になることはできるのでしょうか?
専門学校を出てもプロになれるのは一握り
声優の専門学校を出たら必ずプロの声優になることができるのか、まずはそれの結論から見ていきたいと思います。
結論から言うと、声優の専門学校を出たからと言って、必ずプロの声優になれるわけではありません。
というか、声優の専門学校を出ても、プロの声優になれるのは一握りになるんです。
だから、甘い考えで声優の専門学校に行くのはおすすめできません。
いばらの道を覚悟して、それでも声優にどうしてもなりたいと思ったら行く。
それが声優専門学校なんです。
声優志望は専門学生以外にもいる
声優を志している人は、声優専門学校に通っている人以外にもたくさんいます。
声優になるためには、そういう人たちと戦って、その人たちよりも魅力的に見せないとなりません。
確かにスキルでは、そういう人たちよりも勝っている可能性は高いです。
専門学校で専門的に学んでいるんですから、基礎的なスキルはかっているはずです。
きちんと勉強さえして来ていれば。
でも、声優になれる人は、必ずしもスキルが高い人とは限りません。
たとえば、人生経験がすごく豊富で、声優タレントとして売り出せそうな人とか、アイドル声優として売れそうなルックスがすごく良い人、あるいはコネクションがあり何かに使えそうな人など、スキル以外の面が評価されることも多々あるんです。
声優というのは、ビジネスで成り立つものなので、それは仕方ありません。
そんなライバルが数多くいるわけですから、専門学校を卒業したからといって、必ずプロになれるわけではないのは当然なのです。
専門学生のライバルも多い
そもそも、スキルが高い人もたくさんいます。
なぜなら声優の専門学校はすごくたくさんあるから。
毎年何千人もの声優志望の人が専門学校を卒業するでしょう。
ということは、それらの全員もライバルになるんです。
専門学校を出ていれば、もちろんその専門学校同士のカリキュラムの差などはあっても、誰でも基礎的なスキルは身に着けているはずです。
なので、スキルを武器にしてプロになることを狙うのも、全然簡単ではないんです。
スキルを武器にしても、それ以外のところで勝負しようとしても簡単ではないのが、声優への道です。
プロになれないならなぜ声優専門学校に行くのか
専門学校を卒業してもプロの声優に必ずなれるわけではない。
それはつまり、大学に行っても就職が決まらないかもしれないというようなものです。
今の時代、大学に行って真面目に就職活動をすれば、9割くらいは就職にありつけます。
でも、声優の専門学校の場合にはそうではない。
それではなぜ声優の専門学校に行くのでしょうか?
専門学校に行けば可能性は上がる
それはやはり、少しでも可能性が上がるからです。
声優の専門学校に行けば、もしかしたら周りの人と同じくらいのレベルか、あるいはそれよりも下回ることもあるかもしれませんが、多少のスキルは身に付きます。
でも、独学ではやはりそれは身に付きません。
変な癖のある偏ったスキルが身につくだけです。
それも個性にはなりますが、それを個性にして勝負するのはやはりイチかバチか感が強いです。
でも、専門学校を出ていれば、平均的な力はつくんです。
ということは、行かないよりは行く方が声優になれる可能性は高くなるということになります。
スキル以外の面でも可能性は高まる
また可能性が高まるのは、基礎的なスキルが身につくからというだけのことではありません。
可能性が高まるのは、コネクションが出来たりするからでもあるんです。
声優の専門学校にいけば、その専門学校と声優事務所のコネクションを活かせます。
さらに、横のつながりで、声優志望の人とつながることができます。
そこから、何か声優の仕事をもらえるようになることはあります。
そうしてきた仕事を一つ一つこなしていけば、いつか大きな仕事につながり、それが認められてどこかの声優事務所に所属になるということもあるんです。
それも、独学で学んでいるだけではまず起こりえないことです。
こんな風に活かせるコネクションを作ることができるのは、大きいんです。
より可能性を高めるには努力が大切
でもせっかく専門学校に行くのであれば、コネクションを作って地道に頑張るというよりも、やっぱり卒業してそのまま声優になるという王道の道を歩みたいものです。
では、その可能性をより高めるにはどうすればよいでしょうか?
その可能性を高めていきたいのであれば、やっぱり努力するしかありません。
魅力的な人材になって、周りの声優志望の人よりも抜き出るより他、そうなる可能性を高めることはできないんです。
スキルはもちろん見た目や経験なども
そこでするべき努力は、スキルだけのことではありません。
もちろんスキルも、その学校で一番と言えるくらいになるまでは最低限努力しないとだめです。
その学校で一番でも、他の学校では100番以下ということもありますから。
ただ、スキルを磨くだけでは、可能性はそこまで上がりません。
もっと可能性を高めていきたいのであれば、見た目を磨くことも、人生経験を磨くこともかかせません。
見た目は今の声優さんにとっては欠かせない要素です。
だからそれを磨けば当然可能性は上がります。
そして人生経験は、面接の際などに強いアピールができるようになります。
声優になることも、普通の就職と変わりはありません。
だからそういう強いアピールポイントがあれば、採用されやすくなるんです。
スキルを高めながら、少しでもそういう強いアピールになる経験を求めて行動をする、そして見た目も磨く。
そんなことに日々の時間を費やしていけば、可能性は高まっていきます。
行かないよりは行った方が良い
専門学校に入らないで声優を目指すというのは、さらにいばらの道になります。
行けば少なくとも努力できる環境は手に入ります。
でも、専門学校に行かないで声優を目指すとなると、どう努力していいのかわからないことも多々出てくるんです。
努力したい気持ちはあっても、どう努力したら良いのかわからない。
そうなるとヤッパリ次第に心は折れていきます。
独学の場合、誰かに課題などを出されることもありませんから、折れてしまったら終わりです。
そこが夢の執着駅になるんです。
でも専門学校にいけば、少なくとも努力するための課題は出してくれますし、それを自分なりにかみ砕いてさらに努力していけるようになります。
だから、声優になりたいのであれば、行かないよりは行った方が良いです。
ただ、何も自主的な努力をしないで、だらだら過ごして卒業するだけでは、プロの声優にはならない可能性が高いというだけの話です。
まとめ
声優さんがすごく身近になってきた分、とりあえず声優の専門学校に行けば声優になれるんじゃないだろうかと考えている人がすごく多くなってきています。
確かにそう思ってしまう気持ちはわからないでもないですが、決してそんなに簡単なことではないんです。
でも行けば努力する環境は手に入りますし、努力すれば可能性は上がります。
だから、行くこと自体はおすすめできます。