短期のプログラミングスクールでもプログラミングは習得できる?
プログラミングスクールには、いろいろなところがあります。
だから当然、いろいろなカリキュラムがあるんです。
たとえば2か月3か月みっちり勉強するところもあれば、1か月とか1週間とか、あるいは数日というところもあります。
でもそんな短期のプログラミングスクールであっても、しっかりとプログラミングは習得できるものなのでしょうか?
短期でプログラミングを習得するのは難しい
結論からいうと、全く知識がない状態から、短期でプログラミングを習得するというのは、まず無理です。
だから、それは別にプログラミングスクールでプログラミングを学ぶのでも、一人で独学でプログラミングを学ぶのでも同じです。
基本的にはそれだけの短期間では無理なものなのです。
なので、短期のプログラミングスクールに通って、そこで得た知識を武器に就職していこうと思っても、それは無理なことが多いです。
では、短期のプログラミングスクールは何のためにあるんでしょうか?
ある程度知識がある人のためのもの
短期のプログラミングスクールにもいくつかのものがあるので、当然それぞれ目的は違いますが、基本的には短期のプログラミングスクールは、ある程度知識がある方向けだと考えれば良いです。
ある程度知識があっても、プログラミングの勉強ではだいたいの場合でどこかで躓きます。
それを避けてその先に進んでいたら、またどこかで躓く。
そうして躓くことが増えていくのが、独学の人が陥りがちな問題です。
でも、こうして短期間でもプログラミングスクールに通うことができれば、そこでしっかりとわからないことは明確にできます。
それが明確にできればまた一段階レベルを上げることができる。
つまり、短期のプログラミングスクールは、今よりさらにレベルを上げるために抜けている知識を補填するためのものだということになります。
完全に無知識の場合には、抜けているところが多すぎるのと同じになるので、どうしても時間が足りないんです。
基礎中の基礎を学ぶためのものでもある
逆に、完全に無知識だからこそ短期間ということもあります。
完全に無知識のうちにいろいろと詰め込みすぎるとよくわからなくなってくることがあります。
でも、短期間で基礎中の基礎だけをみっちりと学んでいけば、それからは独学でもなんとかできたりするんです。
だから基礎知識を身に着けることはすごく大切です。
そのためにあるプログラミングスクールもあるんです。
1か月くらいの短期の場合はある程度のレベルになることもある
上でみてきたのはあくまでも数日とか1週間という超短期の例になります。
でも、短期のプログラミングスクールには1か月という気持ち長めの短期のものもあります。
では、そういうものではレベルはどうなるんでしょうか?
1か月しっかりと勉強することができれば、ある程度知識はついてきます。
そしてスキルも磨かれる。
だから、もちろん学ぶ言語にもよりますが、アプリ系の言語であれば、一人である程度アプリが作れるようになったりもします。
でも、それでマスターできているかといわれたら、当然そんなことはありません。
完全に一人でなんでもできるようになるには、1か月では全然足りないんです。
就職するには心もとないレベル
つまりこのくらいのレベルでは、就職するにはちょっと心もとないということになります。
ただ実際にスキルがついてくるのは就職してからということもあるんです。
学校で知識やスキルを身に着けるよりも、現場で働きながら身に着けていった方が、本当に使える知識やスキルが身につくということもあります。
だから、ある程度のレベルになったら就職できるかどうかチャレンジしてみるのは悪いことではありません。
もちろんこのレベルではまだ戦力とは思ってもらえずに、採用されないこともあります。
でもやっぱりプログラミング界隈は人材不足ですから、雇ってもらえる可能性も割と高いんです。
だから、1か月くらいの短期のプログラミングスクールであれば、あまりプログラミングの知識がない人でも行く価値はありますね。
もちろんよりつかえる知識を身に着けてから就職したいのであれば、もうちょっと長い期間のプログラミングスクールがおすすめですが。
しっかり身に着けたいなら3か月は必要
では、一人でしっかりとなんでもできるようになるには、どのくらいの期間のプログラミングスクールに行けばいいでしょうか?
そのレベルまでもっていくためには、だいたい3か月は見ていたほうが良いです。
もちろんそれは人それぞれではあります。
すごく早くマスターできる人もいますし、より時間がかかる人もいます。
でもプログラミングスクール選びを間違えなければ、だいたい3か月の期間があれば、ある程度マスターしていけます。
質問の答えをくれないところはダメ
プログラミングスクール選びを間違えるとは、どのようなことなのでしょうか?
それは、たとえば質問をしたときに、きちんとほしい答えをもらえないところです。
プログラミングスクールの一番の利点は、質問ができるということ。
それができないのであれば、一人で独学で学んでいても大差はありません。
でも、プログラミングスクールによっては、質問に対しての答えがあいまいであることがあるんです。
もちろん、あえて答えを出さずにヒントをくれることも多いです。
ただここで言うのはそれとは違います。
そうではなく、何となくはぐらかされて終わってしまうところもあるんです。
そういうところでは、3か月通ったとしても思ったようなレベルにならないこともあります。
3か月通うとなるとかなりのお金がかかってくることが多いですよね。
だから、そうならないように慎重にプログラミングスクールを選んでいかないとだめです。
自分で努力することも大切
1週間や数日のプログラミングスクールではプログラミング知識は思うように身につかないし、1か月でも完璧にならない。
ある程度のレベルにするには3か月はかかる。
それは間違いありません。
でも逆に、じゃあとりあえず3か月くらい行けば確実にマスターできるのか、1か月では絶対に完璧にはならないのかというと、そんなことはありません。
結局大切なのは、自分がどれだけ努力できるかです。
プログラミングスクールはあくまでもスクールになります。
学校は、行けばそれだけで自然とスキルや知識が身につくようなところではないですよね。
そうではなく、そこで得た知識は復習したりあるいは予習したりして初めて身になります。
ただ行くだけでしっかりと身につくのであれば、学校のテストなんてみんなが100点になります。
でも実際には100点をとれる人はまれです。
つまり、自分の努力の差によって成果は全然変わるのが学校なんです。
自分がどれくらい努力できるかも考えよう
つまり、プログラミングスクールの期間を選ぶ際には、自分はそこでどのくらい努力できそうなのかということも考えないとだめです。
もしすごく、みっちり頑張れるのであれば1か月でもマスターに近いレベルになることもあります。
まとめ
すごく短期のプログラミングスクールの場合には、知識が0に近いところから、プロとして戦えるレベルに持っていくのは難しいです。
でも1か月くらいであれば就職できることもありますし、頑張ればマスターに近いレベルになることもできるんです。
だから、無知識の場合には、1か月くらいから期間を考えるのがおすすめです。