液晶テレビを見ていて目がかすむのはなぜ?注意したい4つの原因
液晶テレビは、普段の生活の中で頻繁に使用する家電製品のひとつです。
ただし、液晶テレビを使うときは、目のかすみに注意しなければなりません。
何も考えずにただ使っていると、いつの間にか目がかすんでしまい、画面が見えづらくなってしまうことがあります。
では、それを防ぐために重要となる4つの原因について、対策も含めて説明していきましょう。
長く使いすぎている
液晶テレビを使っていて目がかすんでしまうときは、連続使用時間について考えてみることをおすすめします。
あまり長く液晶画面を見つめていると、目に疲労が蓄積され、それが原因でかすんでしまうことが多いのです。
これは、長時間同じ画面を見ることで、筋肉が疲れてしまうためです。
目の筋肉が疲れてくると、ピントを調整する機能が低下します。
人間が何かを見るときは、その調整機能でうまくピントを合わせていますが、正常に働かなくなった場合、きちんと合わせることができません。
そうなると、かすみが起きやすくなってしまうのです。
これを防ぐためには、連続使用時間を短くする必要があります。
連続して何時間も画面を見続けていると、どうしても疲労がたまりやすくなり、ピント調整機能に悪影響を与えてしまいます。
長くなりすぎないように注意していれば、そのようなデメリットを解消することができるのです。
休憩を入れる
連続して使う時間をなるべく短くするためには、適度に休憩を挟むようにしてください。
制限なしでダラダラと使い続けていると、疲労の蓄積を抑えることはできません。
少し目を休ませる時間を設けることで、疲れを軽減し、かすみを防ぐことができるのです。
例えば、ドラマをまとめて何話も見るようなときは、2話くらい見たら休憩を入れるようにしてください。
1話が40分~45分くらいなので、続けて2話見ると、短めの映画1本分になります。
それくらいの時間でいったん休憩を入れるようにすると、適度に目を休めることができるのです。
また、映画を何本も見て、ちょっとした映画祭を開催するようなときも、ノンストップで視聴し続けるのはおすすめできません。
1本見たら目を休めて、疲れの蓄積を少しでも減らすようにしてください。
休憩を面倒に感じると、つい省略してしまうことも多いですが、それだと目にかかる負担は大きくなってしまいます。
かすみを防ぐためには、目を酷使しないように、適度な視聴時間を心がけるようにしましょう。
時間を決める
液晶テレビの使いぎによる目のかすみを防ぐには、使う時間を決めるというのも、有効な対策になります。
いつまでもダラダラとテレビをつけていると、その間は延々と画面を見続けてしまうことがありますが、目にかかる負担を考えるなら、そんな使い方は避けるべきです。
長時間見すぎてしまうことを避けるためには、見たい番組が終わったら、そこでテレビを切るようにしましょう。
「今日はここまで」というラインを引いて、それを超えないようにすれば、無駄に見続けて目を疲れさせることはありません。
温める
目の疲れを軽減するなら、休憩中に目の周りを温める方法もおすすめです。
液晶画面から目を離すだけでも負担は減りますが、もっとすっきりさせたいときは、蒸しタオルを用意して、目の上に被せてみましょう。
そうすると、目の周りの血行がよくなり、ただ休むよりも、効率よく疲れをとることができるのです。
長く目を使い続けていると、だんだん血の流れが悪くなってくるため、かすんだりショボショボしたりすることが多くなります。
蒸しタオルで暖めて、その状態を元に戻してしまえば、また快適にテレビを見ることができるのです。
目が疲れているときは、ぜひ試してみてください。
ブルーライトが軽減できていない
目のかすみを防ぐためには、なるべく疲労をためないことが大切です。
そのためには、液晶画面から出るブルーライトにも注意してください。
ブルーライトは、網膜の奥に刺激を与える強い光なので、多量に浴びることになれば、目の疲労はどんどん増していきます。
そんなことになれば、目のかすみを抑えることはできません。
疲労を軽減するには、ブルーライトの量を減らす対策を行うようにしましょう。
眼鏡をかける
液晶画面から出るブルーライトの影響を抑えるなら、専用の眼鏡を使ってみてください。
ブルーライトをカットする眼鏡をかけていれば、レンズのところでガードしてくれるため、目に入る量はかなり少なくなります。
そのため、少しくらい長く見ていても、ひどく疲れるようなことはないのです。
疲労がたまりすぎなければ、目がかすんでくることもありません。
このような眼鏡は、液晶テレビを見るときだけでなく、パソコンやスマートフォンを使うときにも役立つので、ブルーライトの影響を少なくするなら、しっかりチェックしておいてください。
画面にフィルムを貼る
ブルーライトカット眼鏡は便利ですが、「テレビを見るためにかけたり外したりするのは面倒」と感じてしまうこともあります。
そんなときは、画面に貼るフィルムで対策をしましょう。
専用のフィルムを貼り付けることで、画面から出るブルーライトを減らすことができるため、普通に見ているだけでも、目にかかる負担は少なくなります。
いったん貼ってしまえば、見るたびに同じ作業を繰り返さなくても済むので、手間を省きたい人にはおすすめの方法です。
距離が近い
目のかすみにつながる疲労の蓄積を防ぐなら、適切な視聴距離はしっかり確保しておくべきです。
あまり近い位置で画面を見ていると、目にかかる負担が増え、どうしても疲れやすくなってしまいます。
子供には「テレビを見るときは離れて」とよく言い聞かせるものですが、それは大人でも外せないポイントなのです。
そこで注目したいのが、液晶テレビの画面の高さになります。
液晶テレビの大きさはいろいろあるため、最適な視聴距離がすべて同じになるわけではありません。
最も負担が少ない視聴距離は、「画面の高さ×3」で算出できるので、まずは高さを測ってください。
その数値を3倍にした距離が確保できていれば、疲れで目がかすむことは少なくなります。
画面が明るすぎる
目のかすみの原因となる疲労を軽減するためには、画面の明るさの設定にも気を配っておくべきです。
明るすぎる画面を長く見つめていると、適度な明るさの画面を見たときより、疲れがひどくなります。
目に負担をかけないためには、部屋の中の明るさも考慮しながら、ちょうどよい設定にしておくことが大切なのです。
例えば、映画を見るために部屋を薄暗くするなら、それに合わせて画面を暗くしておけば、目が疲れすぎることはありません。
周囲が暗いと画面の明るさが強調されるので、普段よりも暗めに変更してから見るようにしてください。
また、明るい部屋で見るときは、画面が暗すぎると見づらいため、目が疲れてしまいます。
部屋が明るいときは、それに合わせて画面の明るさも上げるようにしましょう。
このように、周りの環境に適した設定にしておけば、目にかかる負担は軽減できるので、見る前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
まとめ
液晶テレビを見ているときの目のかすみには、疲労の蓄積が大きく影響しています。
そのため、ここで紹介した原因と対策を参考にしながら、目に負担をかけない使い方をしてみてください。
休憩を入れたりブルーライトを抑えたりすることは、どれも簡単にできる些細な対策ですが、目のかすみを防ぐには、かなり効果があります。
目の負担をできるだけ少なくして、快適にテレビを見ていきましょう。