もっと自由に、もっとラクに円グラフを作りたい人へ illustratorの円グラフツールがおすすめ
会社案内や新商品のパンフレット等でよく目にする、おしゃれで見やすい円グラフは、illustratorを使えば意外に簡単に作れます。
難しい内容のグラフでも、ひと工夫で『魅せる』グラフに早変わりします。
基本的なグラフの作り方とコツ、アレンジ例をご紹介します。
サクサク作業できて、後から手直しもできるので、楽しくなること間違いなしです!
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目次
円グラフが正確に作れて、時短にもなります
illustratorのツールボックスに「グラフツール」という機能があります。
数値を入れるだけで、正確なグラフがすぐに作れます。
1.まず、「グラフツール」ボタンを長押ししましょう。棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ等、グラフのリストが出てきますので、「円グラフツール」を選択してください。
2.次にアートボード上で円グラフを配置したい場所で1回クリックすると、グラフの仕上がりサイズを指定できますので、縦横のサイズを入力しましょう。
3.次に「グラフデータウインドウ」が表示されます。ここに実際のグラフの数値を入力していきます。
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パパッと数値を入れていきましょう
「グラフデータウインドウ」が表示されたら、後は数値を入れるのみです。
基本的な円グラフを作る場合、右横のセルに順々に数値を入れていきます。
数値、tab、数値、tab、数値…と言った具合にセルを送りながら入れると楽です。
最後にウインドウ右上の「適用」ボタンを押すと、グラフのプレビューが見られます。
(もし行と列の入力を間違えてしまっても、ウインドウ右上の「行列置換」ボタンで、縦横のセルを入れ替えることができます)
複数の円グラフを作りたいときは
前項で紹介したように、横のセルに数値を入れていき「適用」ボタンを押すと、1つの大きな円グラフが完成します。
今度は2行目のセルを使って、同様に数値を入力していき、「適用」すると、1度に2個の円グラフを作る事ができます。
1つ1つ個別に円グラフを作ってもOKですが、最初に指定したスペース内に複数個の円グラフを収めたいときは、このように作ると楽にできます。
文章中に円グラフが出てくる場合等、レイアウト上の制限があるときに便利です。
データセットを入れるには
円グラフによっては、例えば、『「はい」と答えた人20名、「いいえ」と答えた人15名、「どちらでもない」と答えた人3名・・・』のように、数値の内訳を円グラフの外側に示したいときもあると思います。
このような場合、
1.1行目に「はい」「いいえ」「どちらでもない」と横3つのセルを使って入力します。
2.次に2行目のセルに20、15、3と横3つのセルを使って入力します(「はい」の真下のセルに20、「いいえ」の真下に15がくるような感じです)。
3.「適用」ボタンを押すと、円グラフの横にデータセットが表示されます。
グラフにアレンジを加えて、ひと工夫するのもおすすめ
グラフは、色を変えたり、効果を加えたりして、アレンジする事ができます。
「ダイレクト選択ツール」で選択して色を指定していくと簡単です。
(グラフは、グループ解除してしまうとオブジェクトになってしまい、数値を修正したいとき等に、再編集できなくなってしまうので注意しましょう)
おすすめのグラフアレンジ
手書き風
「効果メニュー」⇒「スタイライズ」⇒「落書き」で、輪郭がジグザグして、クレヨンで書いたような雰囲気になります。
(角度30°、変位0.3mm程度、線幅0.5mm、間隔0.3mmくらいに設定するのがおすすめです)
ナチュラルテイスト
「効果メニュー」⇒「効果ギャラリー」⇒「テクスチャライザ」⇒「カンバス」で、布を切り抜いたような柔らかな風合いになります。
大きめの円グラフを配置したいとき等、布の凹凸がアクセントになります。
立体的に
「効果メニュー」⇒「3D」⇒「押し出し・ベベル」で、立体感を出すこともできます。
「3D押し出し・ベベルオプション」のウインドウで、押し出しの奥行き、角度等を自分好みに調整しましょう。
グラフを、より見やすく
同じページに複数の円グラフを配置しなければならないとき、グラフの項目をそれぞれ色分けしていると、ごちゃごちゃしがちです。
そんなとき私はよく、1つのグラフを同じ色味でグラデーションにしてまとめる方法を使います。
(一番多い数値は濃い青、次に多い数値は少し水色っぽくする等)線を白に設定しておくと、見づらくなることもありません。
まとめ
グラフ作成は面倒で地味な作業に思われがちですが、illustratorの機能を駆使して、ちょっとしたポイントを押さえれば、とてもスピーディに、且つ楽しくデザインできます。
文字情報の載せかた等、工夫次第でグラフはとても見やすくなるので、とても奥が深いと思います。
上記以外にも、色々アレンジを加えて、オリジナリティあふれるグラフを作ってください。