声優の専門学校を選ぶ際に参考にしてほしいポイント集
声優の専門学校に通うのは、声優になるための方法の1つです。
では、この専門学校に通った場合、どのようなメリットがあるのでしょうあk。
また、デメリットは無いのでしょうか。
実際に専門学校の紹介をしながら、専門学校に通うことのメリットやデメリットを紹介していきます。
また、専門学校を選ぶ際のポイントも紹介していきます。
学校へ行くメリット
声優になるための方法として、声優の専門学校に通うのは唯一無二の選択肢というわけではありません。
では、声優の専門学校に通うのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
国認可の専門学校
専門学校は、国からの認可のもとにできています。
そのため、大学や短大を卒業したのと同じように、卒業することで資格をもらうことができます。
専門学校を卒業すると、「専門士」という資格がもらえます。
これは、声優の専門学校であろうとも変わりません。
また、きちんとした学校であるため、履歴書などを書く時に、学歴として認められます。
奨学金なども受け取ることができる場合もあります。
卒業後には大学への編入の資格ももらうことができます。
学生生活が送れる
専門学校の中には、学園祭などのイベントが開催される場合があります。
そのため、大学などで送るような学校生活を送ることができます。
それ以外にも、声優の専門学校ならではのアフレコライブやダンスコンテストといったようなイベントがあるときもあります。
声優を目指す人たちだけでなく、イラスト関係の学校と共同でのイベントなどを企画している学校もあります。
定員数が多い
声優の養成所などに比べて、1年間に入学することができる定員ははるかに多いです。
学校にもよりますが、100人を超える定員の学校もたくさんあります。
そのため、入学までの道のりは養成所などに比べると可能性は高くなります。
また、入学時には実技試験がある場合もない場合もあります。
入るためにオーディションがある養成所とは違い、入学してから基礎から身に着けることも想定しているので、ハードルはこちらの方が低くなります。
就職支援
声優の専門学校ですから、声優へなるための就職支援は当然行ってくれます。
それ以外にも、声優ではないが声に関係する仕事などの斡旋も行ってくれます。
声優の専門学校には、学校によっては1学年100人以上にもなります。
その全員が声優になれるわけではありません。
一部の人には声優になれなくてもそのまま養成所に通うことができます。
ですがそれ以外の人は、卒業後も自分でオーディションを受け続けるか、声を活かした仕事に就くか、一般の仕事に就くことになります。
学校によっては、声優としての授業を行うのと並行して、簿記など一般の企業でも役に立つような資格を取ることができ、声優をあきらめた場合の道を広げる手助けをしてくれているところもあります。
進路の自由性
声優の養成所は、声優事務所が母体となっています。
声優養成所に所属するということは、同時にその事務所以外には入らないということになります。
そのため、まだどの事務所がいいかわからないという場合には選び図らくなってしまいます。
ですが、専門学校ではそういった縛りはありません。
就職としてどの事務所のオーディションを受けるかということを決める必要はありますが、それまでに情報を集めたり、声優としての仕事を知ってから望むことができます。
専門学校は毎年声優業界に人員を送り出しているので、その業界の情報も当然個人より豊富です。
そのため、より詳しい情報を得てから事務所を選ぶことができます。
声優学校のデメリット
では、声優学校に通った際にはメリットだけでなく、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
入学後困らないようにデメリットも知ったうえで進路選択の助けにしてください。
提携事務所がない
声優の専門学校の運営には、声優事務所は関わってきません。
そのため、卒業後に声優事務所にそのままつながるというわけではありません。
なので、普段のレッスンなどから事務所からのデビューの芽がある養成所とは違い、基本的には学校が主催するオーディションや、各事務所が開催しているオーディションを通して事務所の目に留まる必要があります。
学費が高い
声優の専門学校は当然ながら学校です。
そのため、他の専門学校と同じく、受験が必要で、入学時には入学金、入学後には学費が必要となってきます。
授業数も多くなることや設備などの面もあり、養成所に比べるとその費用は高くなります。
また、卒業までは基本的に2年間かかるので、その間学費を払い続けなければなりません。
そのため、専門学校に行こうとするとそれなりの費用が必要になってきます。
場合によっては奨学金を借りられることもあります。
2年間必要
事務所の人に才能が見いだされ、目に留まった場合にすぐにデビューにつながる声優養成所とは違い、基本的に専門学校では表に出られるようになるのに2年間必要です。
基礎から段階的に学んでいき、すべてを学ぶのに2年かかるようにカリキュラムアが組まれているので、最後まで受ける必要がでてきます。
そのため、2年間は基礎を身に着け、応用できるようにする期間で、スムーズに言った場合でも声優として活躍するのは卒業後ということになります。
高校の卒業資格が必要
専門学校であるため、高校卒業か高卒認定試験を受けている必要があります。
それに対して養成所では、中学生などが入れる場合もあります。
そのため、専門学校を目指す場合には、入学できる資格を得るまでは待たなければいけません。
専門学校を選ぶポイント
専門学校に通うメリットやデメリットを紹介してきました。
では、実際に専門学校を選ぶとなったら、どのような点を参考にすればよいのでしょうか。
ポイントをいくつか紹介します。
口コミ・評判
最も参考にしてほしいポイントは、その学校の評判や口コミです。
調べればその学校の情報はわかりますが、評判や口コミは実際に通っている学生やOBOGの声です。
その生の声こそ、事前に知っておいてほしいことです。
受けたいと思っていた授業が、想像とは違ったり、入学してから後悔してしまっては遅いのです。
専門学校は就職のための知識や技術を身に着けることに通うことになります。
そこでの環境は、その後のモチベーションに関わってきます。
2年間通うことになるのですから、しっかりと調べるようにしましょう。
カリキュラム
どの学校でも基礎的な部分は学ぶことができます。
授業名が違ったりしますが、基本的にその内容は同じようなものになります。
ここで重要になってくるのは、学校ごとに特徴的な授業です。
学校によって独自の授業を展開している場合が多いです。
この授業が受けたい、ということを参考にするのもいいでしょう。
講師
学校によって当然講師は変わってきます。
人によってどのような分野に強いかということも変わってきます。
自分が特に学びたい分野があるという方や、この人の授業を受けたい、といった場合には参考にしてみましょう。
学費
学校によって学費や入学金は変わってきます。
これらは立地や設備、定員などによって決まってきます。
また、学校によっては奨学金を使えたりするようなところもあります。
先にも書きましたが、それなりに高額にもなってきますので、参考にしましょう。
高いから良い、安ければ良いという物ではないので、他の部分と兼ね合わせてください。
卒業生
卒業生にどんな人がいるかというのも調べてみるといいでしょう。
自分がこれから通う環境で学んで、今活躍している人がいるというのはモチベーションに繋がります。
また、卒業生が学校で講演や授業を行ってくれる場合もあります。
有名な専門学校
最後に、声優の専門学校について有名なものを紹介していきます。
ここでは、2018年度卒業生の事務所所属率が最も高いアミューズメントメディア専門学校と、日本で一番最初に本格的な声優学科を作った東京アナウンス学院を紹介します。
アミューズメントメディア専門学校
アミューズメントメディア専門学校は、東京と大阪にある専門学校です。
声優になりたい場合には放送声優科を目指すことになります。
定員は320名で、学費は初年度納入金で138万3610円となっています。
年に1回、大規模な声優事務所の所属審査が行われていて、2018年度における東京校の卒業生の場合には、声優事務所への所属、声優養成所への所属を合わせて73.8%が声優事務所へ所属することになりました。
卒業後にも仕事の斡旋やスキルアップのための勉強会を受けることもできます。
東京アナウンス学院
東京アナウンス学院は東京にある専門学校です。
日本で最初に声優学科を開設しており、最も古い歴史があります。
選択科目が豊富で、自分で+αとなる技術を自由に学ぶことができます。
まとめ
声優の専門学校は、声優を目指す人の中でも、基礎から確実に身に着けたいという人におすすめの環境です。
ですが、メリットばかりというわけではなく、当然専門学校に通うことによるデメリットも存在します。
そのことを踏まえて進路を選ばないと、進学してから後悔するということも考えらえれます。
後悔のない道を進むためにも、しっかりと下調べを大切にしてください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://announcerninaruniha.com/audition/select.html
https://www.kokoro-yuyu.com/entry/2016/10/26/213215
https://seiyu-youseizyo.com/senmon_youseizyo/#i-3
https://www.h2km.jp/#narunihasinngakuositemiru
https://www.d-cs.jp/debut/student.html