液タブはデジタルで絵を描く際に非常に便利な機器です。実際にプロの絵描きも使っているほどです。ですが、液タブを使用することによって体に悪影響を与えてしまうという部分もあるのです。そこで今回は、液タブによる体への影響と、そうならないために気を付けることを紹介します。

液タブを使って絵を描いた時に気を付けなければいけない体への悪影響

液晶ペンタブレット(液タブ)

液タブはデジタルで絵を描く際に非常に便利な機器です。実際にプロの絵描きも使っているほどです。ですが、液タブを使用することによって体に悪影響を与えてしまうという部分もあるのです。そこで今回は、液タブによる体への影響と、そうならないために気を付けることを紹介します。

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腱鞘炎

まず最初に紹介するのは、腱鞘炎です。手書きなどで文章を書いたりする際にもよくあるものですが、液タブを使っている場合、特になりやすいとされています。

液タブと腱鞘炎の関係

液タブを使用していると腱鞘炎になってしまう一番の原因は、筆圧です。鉛筆やペンを使って絵を描いている場合、強い筆圧で絵を描いてしまうと、鉛筆の場合には芯が折れてしまい、ペンの場合にはペン先が潰れてしまうので、描けなくなってしまいます。そのようになってしまうと絵を描くのに支障をきたしてしまうので、自然と適切な筆圧で絵を描くことができるようになります。ですが液タブを使用している場合、鉛筆などのような理由で描けなくなるということがありません。なので筆圧に特に意識せずに描いてしまい、強すぎる筆圧で描いてしまうことになります。また、綺麗な線を引こうと意識しすぎてしまうと手に力が入ってしまい、結果筆圧が強くなる原因にもなってしまうことがあります。もう一つの原因として、液タブの液晶面の硬さがあります。液晶面が硬いため、強い筆圧で押し付けた場合、手首に返ってくる力も大きいものになります。結果手首への負担は大きいものになり、手首を痛めてしまうのです。

腱鞘炎の対策方法

液タブ使用時に腱鞘炎に対策する方法としては、まずは長時間続けて作業することを避けることです。腱鞘炎は強い筆圧で長時間手首に負担をかけてしまうために起こります。それを防ぐために、こまめに休憩を取り、手首を休ませることが大切です。また、道具を使う方法として、手首の下にクッションを置いたり、サポーターを使用するということができます。クッションに関しては、クッション付きのマウスパッドのように、絵を描いている際に手首を支えてくれるようなものがおすすめです。これにより手首や親指への負担が減り、腱鞘炎になりにくくしてくれます。サポーターの場合には手や指を固定してくれるので負担を和らげてくれます。液タブ本体でも腱鞘炎を予防できる仕組みがあります。それは線を引く際の補正機能です。補正機能を使うことで綺麗な線を引きやすくなるので、線を引く際に力を入れ過ぎなくてもよくなります。これに関しては慣れてくるまでは同じように描いてしまうので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

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ブルーライト

続いて紹介するのは、ブルーライトによる目への影響です。パソコンやスマートフォンを使用する際に悪影響があると言われていますが、液タブにおいても影響を受けてしまいます。

液タブとブルーライトの関係

皆さんも聞いたことがあるであろうブルーライト。これは人間が見ることができる光の内、最も強い光線となっています。その強さは紫外線に近いと言われていて、目の角膜や水晶体といった部分で吸収されず、体にさまざまな影響を与えます。このブルーライトを受け続けると、目への負担が大きくなり、ダメージを受けてしまいます。結果眼精疲労やドライアイといった症状が表れるだけでなく、睡眠の質の低下など様々な悪影響があります。液タブでも画面が液晶上になっていて、ブルーライトを発しています。特に液タブの場合には、絵を描くのに使用するため作業中に凝視するという場合が非常に多いです。作業中に目を離さずに長時間見続けてしまうことで、ブルーライトによる悪影響を受けやすい状態になってしまいます。

ブルーライトの対策方法

ブルーライトへの対策の一つ目は、PCメガネを利用することです。このPCメガネはPCを使用する際に使うことを前提に作られていて、ブルーライトカット加工がされています。このメガネをかけて作業することで、目に当たるブルーライトの量を減らすことができます。同じくブルーライトをカットする方法として、ブルーライトカット加工のされたフィルムを貼るという方法もありますが、こちらはきちんと適したものを選んで購入しないと、絵を描くのに邪魔になってしまう場合があります。それは、ブルーライトカットのフィルムには、薄く色がついている場合があります。すると液晶上に表示されている本来の色と、見える色が変わってきてしまいます。結果パソコン上などで表示したときに、自分の思っていた色と違うといったことが起きてしまいます。続いての対策として、長時間液タブを凝視しないという方法があります。休憩をとるとき以外にも、少しでも目に疲れを感じた時に、遠くを見るなど液タブから目を離す時間を作ることが大切です。

まとめ

液タブは絵を描くのに非常に便利な機器ですが、液タブだからこそ体に与える悪影響もあります。それらをきちんと気を付けて使用しないと、せっかくの便利な機器なのに使用しない方が良い状態になってしまいます。きちんと対策して、快適に液タブを使えるようにしましょう。