Illustratorで、光沢のあるオブジェクトを作る!
Illustratorのグラデーション機能を使うと、光沢のあるメダル等、立体感のあるオブジェクトを作る事ができます。
招待状やグリーティングカードなど、高級感を演出したい時に便利です。
ワンポイントあるだけでアクセントになりますよ。
これからご紹介する方法で、簡単にできますので、目立たせたいところにぜひ使ってみてくださいね。
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キラリと光るゴールドメダルを作りたい!
Illustratorのグラデーションパレットは、初めてだと少し操作しづらいですが、慣れてしまえば簡単です。
例として、6cm程度のメダルを作りたいと思います。
1.ツールパレットから「楕円形ツール」を選択します。
2.アートボード上をクリックして、縦横それぞれ60mmと入力しましょう。
3.「オブジェクト」メニュー→「パス」→「パスのオフセット」を選択し、「-2mm」と入力したら、OKボタンを押します。
これで、ひとまわり小さな円が前面に出来上がります。
4.前面の58mmの円を選択します。
同じようにオフセットで、今度は「-8mm」と入力し、50mmの円を作成します。
5.同じ要領で「−2mm」と入力し、48mmの円を最前面に作り、合計4枚の円が完成すればOKです。
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4枚それぞれの円にグラデーションをかけていきます
1.最前面の円のオブジェクトを選択した状態で、「ウインドウ」メニュー→「グラデーション」でグラデーションパレットを表示させます。
2.パレット上に、白〜黒に表示されているバーが出てきます。
どこでもいいので、クリックしましょう。
すると下に小さな四角いアイコンが表示されます。
これがグラデーションスライダです。
3.グラデーションスライダのひとつをクリックすると、カラーパレットに色の情報が表示されます。
(K100%になってしまっている時は、カラーパレットの右上のプルダウンメニューで、「CMYK」を選択しましょう。)4.カラーパレットの値を、M20%、Y100%と入力しましょう。
すると、先ほど選択したグラデーションスライダの色が変わります。
5.今度は、もうひとつのグラデーションスライダをクリックし、同じ要領で、ホワイトに設定します。
このスライダをドラッグして、バーの中央に持ってきます。
6.バーの空いているところをクリックします。
すると、新しくグラデーションスライダが増えます。
このスライダも先ほどと同じく、M20%、Y100%に設定しましょう。
すると、「黄色〜ホワイト〜黄色」の順でグラデーションが出来上がります。
いよいよメダルが完成します
7.先ほどのグラデーションが設定された円のオブジェクトを選択したまま、「スウォッチ」パレットの右下から2番目にある紙のマーク「新規スウォッチ」をクリックします。
8.すると、新規グラデーションスウォッチのウインドウが表示されるので、好きな名前を付けてOKします。
これでスウォッチ登録されたので、作業がラクになりますよ。
9.これよりひとつ背面にある円を選択し、スウォッチパレットから、先ほど登録した新規グラデーションを適用させます。
10.ツールパレットから、「グラデーションツール」を選択し、前面のオブジェクトとは逆方向のグラデーションにします。
(白いバーが表示されますが、これはグラデーションの適用方向を示しています。
このバーとは向きを変えて、オブジェクト上でドラッグしてみると、グラデーションの角度が変わりますので、色々試してみてください)11.同じやり方で、背面の2枚の円のオブジェクトにも適用させましょう。
すべての円のグラデーションの向きを変えてあげると、不思議と立体感が出てきます。
(最背面のオブジェクトは、少し暗めのトーンにすると、立体感が増します。
最背面の円を選択した状態で、グラデーションスライダを選択し、「M20%、Y100%」のところに、K10%程度足してみましょう。
さらに、ホワイトのグラデーションスライダも少し明る過ぎるので、「M10%、Y30%、K5%」程度にしておくのがおすすめです)
メダルに装飾を加えたいとき
よりメダルっぽい仕上がりにしたいとき、Illustratorのブラシ機能を使って装飾を加えるのがおすすめです。
1.「ウインドウ」メニュー→「ブラシ」でブラシパレットを表示させます。
2.ブラシパレットの右上のプルダウンメニューで、「ブラシライブラリを開く」→「装飾」→「豪華なカールブラシとフローラルブラシのセット」をクリックします。
3.新しいブラシセットが表示されました。
「つる」や「葉のパターン」等のブラシが特におすすめです。
4.メダルのオブジェクトの上に、ペンツールで曲線を描きます。
この線を選択した状態で、先ほどのブラシパレットから、好きなブラシを選択し、適応させましょう。
線の太さを変えるだけで見た目が大きく変わるので、色々試しながら、イメージに合った飾りを見つけてくださいね。
まとめ
Illustratorを使えば、メダルの飾りまであっという間に出来てしまいます。
メダルの最背面の円をランダムな形にして、赤のグラデーションに変えれば、封蝋のようなデザインにする事もできます。
もちろん、横長の長方形にして、金属のプレートのようにして、中に文字を入れてもいいでしょう。
グラデーションを使うと、存在感がUPするので、目立たせたいところにぜひ活用してみてくださいね。