デザインを学ぶには美術大学と専門学校のどっちが有利?学費や就職先など4つの条件で比較

専門学校で学ぶ

将来デザイン系の職業を目指している人の進学先としては、美術大学と専門学校の2つが考えられます。

美術大学と専門学校では勉強する内容が重なる面もありますが、卒業後の学歴や授業内容などの点で違いが見られる点には注意が必要です。

卒業後の就職を考えた場合にデザインの専門学校と美術大学ではどちらが有利なのか、4つの条件に基づいて考察してみました。

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美術大学と比べて入学の難易度が低い専門学校

美術大学とデザイン系の専門学校では、そもそも国内に存在する学校の数に大きな差が見られます。

何らかの形でデザインに関連した学部学科が設けられている大学を別にすれば、純粋な美術大学は数が決して多くありません。

美術大学以外でデザインを学べる学部を含めても美術系の大学は数が限られており、将来はデザイン関係の仕事に就きたいと考えている人にとっては狭き門です。

デザインについて学べる専門学校は全国に数多く存在し、それぞれにグラフィックデザイン学科やWebデザイン学科など多彩な専攻コースが用意されています。

デザインの専門学校を一覧形式で紹介しているサイトには300近い学校が掲載され、その所在地も全国の都道府県と主要都市に及びます。

そうした専門学校にも大学と同様に一般入試や推薦入試・AO入試といった入学試験があって、入試に合格することで入学できる仕組みには変わりありません。

とは言え大学と比べて専門学校は入試の難易度が低い上に学校の数も多いため、美術大学よりもずっと入学しやすい点は有利な材料です。

美術大学への入学は難関

一方の美術大学は数が決して多くないだけに入学試験の難易度も全般に高めで、合格するには徹底した入試対策が欠かせません。

大半の美術大学が実施する実技試験は難易度が高いことで知られており、特に5美大など有名美術大学の入試は超難関です。

美術大学の中には入学の難易度が東大並みとまで言われている大学もあり、何年も浪人しながら再挑戦する人がいるほどです。

美術大学に合格するには実技の能力だけでなく一般教養の知識も問われるため、しっかりとした受験勉強が重要になってきます。

そうした点を考えると、専門学校を選んだ方がデザイン系の職業を目指す上でも進路に余裕が持てるのは間違いありません。

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短期間でデザインの専門知識を集中的に学べる専門学校

美術大学とデザイン系専門学校では、当然のことながら通学に要する年数も違ってきます。

短期大学を除く美術大学は最低4年間通わなければなりませんが、専門学校は最短2年で卒業できます。

4年制の美術大学でデザインについて学ぼうとしても、2年目までは一般教養課程が中心で、3年目からようやく専門分野についての勉強を始めるのが一般的です。

専門学校の場合は一般教養課程の授業に多くを費やさないため、1年目からデザインについて専門的に学べます。

卒業に必要な単位数も美術大学は124単位以上となっているのと比べ、専門学校の多くは授業時間800時間以上で卒業できる仕組みです。

デザインに関して学ぶ授業時間数では専門学校も美術大学も大きな差はありませんが、専門学校の方が専門知識を短期間で集中的に学べる点で効率的だと言えます。

東京デザイン専門学校の学科と授業内容

デザイン系の専門学校にもいろいろな学科が存在し、授業内容も学校や学科によってそれぞれ異なります。

学校法人原宿学園が経営する東京デザイン専門学校を例に挙げると、9つある学科は4月から7月までのⅠ期中に希望すれば転科が可能です。

どの学科を選んだらいいかわからないという人でも、入学後に変更できのであれば学科を選択しやすくなってきます。

ビジュアルデザイン科はデザインに関する専門知識を総合的に学べる学科で、卒業生の選択している職業もアートディレクターからWebデザイナーまで多種多様です。

グラフィックデザイン科やインテリアデザイン科・空間ディスプレイデザイン科は、それぞれの専門分野に特化した授業内容を特徴としています。

アーティストを目指せるクリエイティブアート科と、イラスト業界やデザイン業界に多くの人材を送り出しているイラストレーション科も人気の高い学科です。

この他にマンガ科やアニメーション科・ファッションアクセサリー科といった学科も専門性が高い授業を行っており、卒業生はマンガやアニメ・ファッションの各分野で活躍しています。

学費の面でも専門学校が有利

デザインを専門的に学ぶのに美術大学より専門学校の方が有利なのは、入学難易度や授業内容といった面だけでありません。

入学金や授業料などの費用を合計した学費の点でも、専門学校は平均すると美術大学よりも安く済むのがメリットの1つです。

仮に1年間の学費が同額だとしても、美術大学は卒業までに最低でも4年間は通う必要があるため、トータルの学費が割高となってしまいます。

専門学校は2年制を採用している学科が多く、3年制の学科を選んだ場合でも4年制大学よりは合計の学費が少なくて済むものです。

特に有名私立美大は学費が高額なことで知られており、中には入学金を含めた初年度の学費に200万円近くを要する大学もあります。

専門学校の夜間部は年間の学費が50万円前後

私立の美術大学は初年度の学費が150万円以上かかるところが大半で、あらゆる大学の中でも医学部などと並んで学費が高額な分野だと言われています。

デザイン系専門学校は入学金を含む初年度の学費が平均で130万円程度にとどまり、100万円以下で済む専門学校も少なくありません。

2年目の学費も専門学校の方が美術大学よりも全般に安い傾向が見られ、2年制の学費は2年間トータルで平均200万円前後となっています。

同じデザイン系専門学校でも働きながら通える夜間部は学費がさらに安くなり、初年度でも50万円前後です。

デザインを学べる専門学校は他の分野の専門学校より学費は高めですが、学校の数が多いため学費を基準とした選択肢が多い点でも有利になってきます。

アパレルメーカーやデザイン事務所への就職に有利

卒業後の進路に関しても、美術大学を卒業した場合と専門学校を卒業した場合では就職先が違ってきます。

卒業すると学士の学位が与えられて大卒の学歴がつくという点では、一見すると美術大学の方が就職に有利のようにも思われがちです。

美術大学を卒業した人の就職先は必ずしもデザイン系の仕事とは限らず、大手企業の総合職や広告代理店などを選ぶ人も少なくありません。

アパレルメーカーのデザイン職やデザイン事務所といった専門性の高い就職先は、デザインに関する専門知識を生かした即戦力が求められます。

そうした就職先は年齢が若い人ほど採用されすいケースも多く、高校卒業後最短2年で就職できる専門学校の方が何かと有利になってくるのです。

デザインの現場で役立つ専門知識が学べるメリット

デザイン系の専門学校で学ぶ一番のメリットは、一般教養課程の授業に時間をかけるような回り道をせず、1年目からデザイン関連の専門知識を学べる点に集約されています。

一般教養の知識も社会人として生きていく上ではさまざまな場面で役に立つとは言え、そのための授業時間が長くなればなるほど学費が多く必要になることが避けられません。

デザインの専門学校では2年間または3年間の授業を通じて、デザインの現場ですぐに活用できる実践的な専門知識を集中的に学んでいきます。

美術大学卒業生の就職先として想定される広告代理店や制作プロダクションといった業界は、競争率が高いことで有名です。

大卒の学歴を生かす形で総合職や教師といった職業を選んだ場合でも、就職の難易度は全般に高めです。

デザインの専門学校を卒業した人に対しては、IT業界や印刷業界を含めて社会に多くの受け皿が要されています。

アパレル業界やデザイン業界でも専門知識を持った即戦力の人材は重宝されますので、そういった職業を目指している人にはデザイン系の専門学校がおすすめです。

まとめ

デザインを専門的に学ぶ上では、将来どういう職業を目指したいのかという点を考慮して進学先を選ぶことが重要です。

デザインに関連する仕事がしたいという具体的な目標がある人は、美術大学より専門学校の方が将来の目標実現に近いと言えます。

学歴や一般教養を重視しない限りは、専門学校の方がデザイン系の仕事を目指す上で最も現実的な進学先となってくるのです。






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