どうすれば聞きやすくなる?液晶テレビの音が聞こえづらい時の対処方法
液晶テレビは、ものによっては音が聞こえづらいものもあります。
最初のうちは特に気にならないこともありますが、しばらく使用し続けていくにつれて、音の聞こえづらさに気が付くこともあるでしょう。
そうしてそれに気が付くと、やはりテレビを楽しめなくなります。
そこでここでは、液晶テレビの音が聞こえづらい時の対処方法について紹介していきます。
反射板を作る
液晶テレビの音が聞こえづらいのは、音が縦にぬけてしまうからだという事もあるでしょう。
基本的に液晶テレビの音は、上下にぬけていくようなものが多いです。
でも、自分は、基本的には液晶テレビの前にいるはずです。
場合によっては横にいることもあるかもしれませんが、まず上や下から液晶テレビを見ているという事はあり得ないでしょう。
ということは、音も届きづらいという事になるのです。
音量を上げれば良いわけではない
そうして届きづらくなると、音量を上げてごまかそうとしてしまうでしょう。
でも、音量を上げてごまかしていても、音が聞こえやすくなるわけではありません。
なぜなら、液晶テレビで見ているそのテレビ番組からは、色々な音が聞こえているからです。
たとえば当然出演者の話し声も聞こえてきますし、そのバックで流れている音楽も聞こえてくるでしょう。
場合によっては、ワイプにうつっている人の話し声もするでしょうし、それに伴い観客たちの笑い声なども聞こえてくるでしょう。
それはもしかしたらSEの場合もあるかもしれませんが、そのように色々な音があることは間違いありません。
その色々な音は、全体のボリュームを上げていけばいくほどに、差が無くなっていきます。
小さい音で聴いていれば、メインで聞かせたい音が一番聞こえてくるでしょう。
そんな風にボリュームが調節されていますから。
でも、全体のボリュームを上げていくと、全体の音が持ち上がります。
つまり小さい音が自然と耳に入りやすくなるのです。
それが耳に入りやすくなると、メインの音よりもそれがきになるようになることも出てくるでしょう。
そうして、聞きとりづらくなります。
なので、液晶テレビの音が聞こえづらい時、テレビのボリュームを上げるというのは解決策にはならないのです。
音の向きを変えてあげる
そういうことがあるので、液晶テレビの音が聞こえづらい時には、反射板を使用するのが良いと言えます。
反射板を使用していけば、上や下にぬけている音を、前にいる自分の方に向けることが出来るようになります。
そうして前にいる自分の方に音を向けていく事が出来るようになれば、たとえ液晶テレビのボリュームをそこまで上げなくても、きちんと自分に音が届くようになります。
そんな風にあまりボリュームを上げなければ、全体の音が持ちあがらないので、メインの音が聞こえやすくなるでしょう。
上や下に段ボールや木などで反射板を作り、すこしでもその音が自分の方に向くようにするというのが、まずおすすめの対処法になります。
スピーカーをつける
ただそうして反射板を用いて音を自分の方に届きやすくするというのは、やはりいささか不恰好にはなるでしょう。
液晶テレビは、いうなればインテリアです。
もちろん基本的には見る為のものにはなるのですが、インテリアとしても目立つモノになります。
そこに自作の反射板のようなものをつけていたら、やはりすごく不恰好になります。
たとえ液晶テレビの音が聞き取りやすくなったとしても、それではあまり気分よくはないでしょう。
そんな、不恰好だという問題を解決する方法もあります。
それが、スピーカーをつけると言う事です。
スピーカーであれば、当然それは自分の方に音が出る口を向けることもできます。
そして何よりスピーカーの場合は、見た目が悪くありません。
逆にテレビにスピーカーをつけることによって、すごく音にこだわりがあるように見えてきますし、よりオシャレに見えるようになるでしょう。
そういう意味でも、スピーカーをつけて対処するという方法も、すごくおすすめの方法になります。
スピーカーは高いものでなくとも良い
基本的には液晶テレビにつけるスピーカーは高いものでなくとも問題はありません。
基本的にやりたいことは、スピーカーをつけて、音の出口を自分の方に向けることです。
なので、それができるようなものであれば、たとえ安値のものであっても別に問題はないのです。
もちろん高いものを使用していれば、より全体の音がクリアに聞こえるようになるという事もあるでしょう。
音楽番組などでは、その方が気持ちが良いでしょう。
でもバラエティなどで全体がクリアに聞こえるようになったら、すごく見づらくなるはずです。
メインの出演者の声が逆に良く聞こえなくなるでしょう。
それを避けるためにも、テレビにつけるスピーカーは、別に安いもので良いと言えるのです。
イコライザーをいじる
液晶テレビの多くは、イコライザー機能がついているでしょう。
イコライザーとは、音のバランスを調整する機能になります。
たとえば高い音を聞こえづらくしたり、あるいは低い音を強く大きくしたりするのが、イコライザーになります。
これを使用していけば、全体の音を聞こえやすくすることも出来るでしょう。
たとえば、全体がごちゃごちゃしていて聞き取りづらいのであれば、あえてミドル音域を削るのです。
ミドル音域は、人の声の音域になります。
その音域を少し下げてあげて、高い音と低い音を強くしてあげると、全体がシャキッとした音になり、ごちゃごちゃ感はなくなるでしょう。
逆に人の声をもっとはっきりと聞こえやすくしていきたいのであれば、高い音と低い音を削り、ミドル音域を強くしていけば良いのです。
そうすれば人の声がもっと強く出るようになるので、聞き取りやすくなるでしょう。
このように、イコライザーをいじるというのも一つの対処法です。
ただしちょっと難しい
ただイコライザーをいじるというのには、一つだけ難点があります。
それが、ちょっと難しいという事です。
どの音域をどのくらい削ればどうなるとかいうのは、慣れていかないと難しいです。
そして設定如何によっては、逆にもっと音質が悪くなっていってしまうという事もあるでしょう。
そうならないように、上手く調整していかないとなりません。
でもそれが難しいわけです。
なので、機会に弱い方にはあまりおすすめできる方法ではありません。
音に定評のある液晶テレビに変える
液晶テレビ自体を、音に定評のある液晶テレビに変えてしまうというのもアリでしょう。
そもそも音が悪い液晶テレビもあれば、音がクリアに聞こえることをウリにしている液晶テレビもあります。
そういう音がクリアに聞こえることをウリにしている液晶テレビを使用していけば、あまり工夫せずともクリアな音を楽しむことが出来るでしょう。
もちろんそれには多大なコストがかかるわけですから、たとえばちょうどテレビを買い替えようと思っていたとか、そういうタイミングでないとおすすめは出来ませんが、逆にそういうタイミングなのであれば、音に定評のあるものにかえるのもアリでしょう。
まとめ
液晶テレビの音が悪い時には、こうした対処法で対処していくと良いでしょう。
このように、対処するための方法は色々な物がありますから、なにかしら、しっくりとくる方法もあるでしょう。
音が聞きとりづらい液晶テレビは、見ていてもイライラするでしょうし、何とかして対抗していかないとなりません。
是非これらのことを参考にして、上手く対処していってください。