アニメの専門学校に通って声優の夢を掴める人はどんなタイプ?
アニメの専門学校には脚本やアニメーター、グラフィックなどさまざまなコースがあります。
そのコースの中でも人気が高く、しかし、卒業後実際にその職に就くのがとても難しいと言われているものの一つが声優です。
アニメの専門学校を卒業すれば声優の道が開かれているというわけではありません。
声優という夢の職業を手にすることができるタイプについて紹介をします。
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目次
声優は人気職
声優という職業はとても人気の高い仕事です。
だからこそ、簡単になれるわけではありません。
アニメの専門学校には声優コースが設けられていることが多いですが、そのコースの授業を完璧に受け、課題をクリアして卒業したからと言って、アニメ声優の道が開けるわけではありません。
とても狭き門なのです。
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卒業後は養成所へ
アニメの専門学校の声優コースでは声優になるためのカリキュラムが組まれています。
しかし、声優コースを卒業したからといって、声優として率先力を期待されることはほとんどありません。
卒業後はプロダクションの声優養成所に入るのが一般的です。
養成所でもう一度声優としての勉強や訓練を受けます。
では、アニメの専門学校に行く意味が無いのではないか、最初から声優養成所に入った方が近道ではないかと考える人もいるかもしれません。
しかし、アニメの専門学校に行く意味はあります。
アニメの専門学校に入学するのはそれほど難しくありません。
一方、養成所はある程度の基礎力が求められます。
今まで演技の経験が一切ないのならば、アニメの専門学校で基礎を身につける必要があるのです。
一方、演技の経験がある、歌が得意などということであれば、アニメの専門学校に行くことは必ずしも必要ではなく、最初から養成所にチャレンジするのもおすすめです。
学費と時間の節約になります。
リスクを恐れない人は覚悟が必要
プロの声優になりたいと強く思っているのならばリスクを恐れていては不可能だと思いましょう。
プロの声優はとても狭い門です。
その門を潜り抜けるためにはたくさんのものを犠牲にしなければなりません。
例えば、趣味を楽しむ時間や恋愛をする時間、友達と遊ぶ時間、お金、睡眠時間などです。
もしも、声優に慣れなかったらなどと考えて、尻込みをしたり、声優になるために勉強や練習をするべき時間を他のことに充てたりしていてはますます声優という夢からは遠ざかってしまうでしょう。
引き際も大切
一方、人間はいつまでも夢を追い続けられるものではありません。
声優を目指すとき、自分で期限を切るようにしましょう。
何年くらい頑張って、結果が出なかった場合は諦めて、他の仕事を目指すというように決めておくのがおすすめです。
期限があれば全力投球もしやすくなります。
残念ながら声優が無理であった場合も、できることをすべてやったと言う自信が次人生や目標の活力になるでしょう。
自分の強みを持つ
アニメの専門学校の声優コースではクラスメイトみんなが仲間である一方でライバルです。
人と比較される場面が多くなります。
そうすると自分の欠点や弱点などが浮き彫りになりやすいです。
欠点や弱点を無くそうとすることはとても大切です。
しかし、欠点や弱点を少なくしようと目指していても、それは特色のない人間になっていくだけです。
他人と比べる時、自分の弱点や欠点だけでなく、自分の強みも探すようにしましょう。
声優には個性がとても大切です。
自分にはどんな強みがあるのか分かったらそれを伸ばす努力を怠らないようにしましょう。
弱点や苦手なところは最低ラインをクリアできる程度にレベルを上げれば十分です。
長所があることに満足をして放置しておくとどんどんと埋もれていってしまいます。
長所こそ、磨き、伸ばせるようにしましょう。
興味本位では声優になれない
アニメの専門学校では第一線で活躍しているプロが講師として授業をすることをアピールしているところが多いです。
声優コースの場合は有名な声優が来ることも多いです。
声優を目指す人ならば憧れの声優の1人や2人いることはある意味当たり前です。
しかし、この学校に通えば憧れの声優に会えるということを期待して入学を決めるような人はあまり声優向きではありません。
このようなタイプは声優志望ではなく、ただのミーハーやファンです。
実際、本当に現場で大活躍をしているプロの声優はとても忙しいので頻繁にアニメの専門学校などで授業をしている余裕などありません。
授業をしたとしても、一対一ではなく、大勢の前で話す講演会のような形になります。
そこで人脈ができたり、才能を見出されたりと言った可能性は限りなくゼロに近いです。
出された課題だけこなしても声優にはなれない
アニメの専門学校ではたくさんの課題が出されます。
中には一見声優には関係なさそうな課題も課せられることもあります。
しかし、これらをすべて、完璧にこなしたからと言って、声優への道が約束されるわけではありません。
課題をこなすのは基本中の基本だからです。
普通の学校でも課題をこなしたからと言って就職が決まるわけではないのと同じです。
一緒に勉強をしているクラスメイトみんなが狭き門の声優を目指しているライバルです。
最低ラインをクリアしただけでは何も褒められません。
出される基本的な課題プラスアルファの努力や勤勉さでライバルに差がつきます。
運も実力のうちの世界です
世の中、運も実力のうちです。
あるいは、実力があれば運も向いてきます。
それをたまたまチャンスが無かっただけ、コネがある誰それはズルイなどと言っているだけでは何も変わりません。
自分が不利な立場ならばそれを覆す行動や努力、工夫が必要です。
社会というのは理不尽なことだらけです。
とくに芸能界ではその傾向が顕著です。
それをいちいちズルイと非難していても何も現状は変わりません。
誰にも見向きもされなくなるだけです。
言い訳をしていては声優になれない
たまたま今日は調子が悪かった、苦手な課題だった、本番に弱いタイプなんだとできない理由を挙げていっても、できなかったと言う事実は変わりません。
本番に合わせて調子を整える、本番で実力を発揮できるように徹底して練習をする、苦手ならばなおさら努力をするといったことができるのがプロの声優というものです。
言い訳ばかりをして、改善したり、向上したりするこのできない人は声優には向いていません。
物事には自分のせいではなく、人のせいということもたくさんあります。
だからこそ、自分を責め続ける必要はありません。
しかし、人のせいにしても現実は何も変わりません。
人を変えるのも難しいです。
ならば、自分を変えていくようにするしかありません。
過去にこだわり過ぎない
自分が努力をして成功した経験は自信に繋がります。
自信を持つことは良いことです。
しかし、過去の栄誉にいつまでもしがみついたり、こだわったりしていては成長をしません。
逆に嫌なことがあったからといっていつまでもそれを理由に前に進まないのも声優という夢を自ら閉ざしています。
大切なのは現在、そして未来です。
過去のコンプレックスに囚われないようにしましょう。
まとめ
アニメの専門学校の中でも声優は人気コースである一方でとても狭き門です。
甘い考えで入学しても、声優にはなれません。
本気で声優になりたいと思っているのならば全力でぶつかっていかなければなりません。
専門学校が声優にしてくれるのではなく、専門学校を利用して自分で声優への切符をつかみとらなければならないのです。