アニメ・ゲーム・漫画!専門学校で一番就職しやすいのはどれ?
アニメが好きな方は、漫画やゲームが好きだということも多いでしょう。
だから、将来このうちのどれかの専門学校に進みたいと思っている方もたくさんいるものです。
ではこの3つの業界のうち、どれに進むのが良いのでしょうか?
それはやはり就職しやすいところになるでしょう。
アニメ・漫画・ゲームの専門学校のうち、就職しやすいのはどれなのか、見ていきます。
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漫画の専門学校は一番就職に不利
アニメ・漫画・ゲームの専門学校のうち、間違いなく一番就職に不利なのは、漫画の専門学校になります。
漫画の専門学校も、世の中にはたくさんあります。
でも、プロの漫画家が就職している会社員かと言われたらそうではありません。
自営業のようなものになります。
ということは、すべてがうまくいったとして、就職できるわけではないんです。
まれに、アシスタント正社員のようにして雇ってくれることもありますが、それはかなり稀です。
だからまず、漫画の専門学校に行って、漫画関係の就職をしようと思うと、かなり難しくなるんです。
できるとすれば出版社などになります。
でも出版社で働くとなると、目指していたクリエイティブな仕事とはだいぶはなれてきます。
それはもはや普通の一般的な社会人なのです。
そしてそうなると、そもそも専門学校卒よりも大卒の方が評価もされやすくなります。
結果、やはりそういうところへの就職も難しくなるんです。
違うジャンルへの就職もむずかしい
そうなってくると、考えられる就職先は、違うジャンルの会社です。
たとえば介護福祉系だったり、何らかの小売業だったり、そういう全く違うジャンルにいきなり飛び込んで就職をする。
そういう人だっているんです。
もちろんそれも、簡単なわけではありません。
なぜなら、漫画の専門学校で学べるのはかなり特殊な内容だから。
漫画の専門学校では、やはり漫画を描くスキルを学ぶのがメインになります。
ではそこで学んだ漫画のスキルは、一般的な社会で活かせるでしょうか?
それはまず難しいです。
つまり、違うジャンルに飛び込もうとしたときに、アピールできる材料が少なくなるんです。
もちろん漫画を描けるということは、細かい作業にも慣れているということですから、そういうアピール方法はありますが、それでもちょっとアピールが弱くなることはたしか。
漫画での就職もむずかしく、違うジャンルへの就職もかんたんではないわけですから、一番就職に弱いということになるんです。
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アニメとゲームは同じくらいの就職のしやすさ
漫画の専門学校が一番就職しづらいことは間違いないですが、では、アニメとゲームの専門学校は、どちらの方が就職しやすいでしょうか?
アニメとゲームの専門学校は、だいたい同じくらいの就職のしやすさになります。
アニメの専門学校も、ゲームの専門学校も、比較的に就職しやすい類の専門学校になるんです。
まずアニメ業界は、慢性的に人手不足です。
常に人が足りていない。
となると当然、常に新しい人材を募集していることになる。
そんな業界に就職するのがすごく難しいということはまずありません。
ゲーム業界は、とにかく今盛り上がりがすごいです。
プロのゲーマーが登場したりして、ゲームの地位も向上していますし、ゲームをする媒体も増えました。
かんたんにできることが売りだったスマホでのゲームにも本格性が求められている時代になりましたから、とにかく人手はほしいのです。
しかしアニメやゲームの世界には、誰でもできるような仕事はありません。
ある程度の知識やスキル、そしてセンスが必要とされる業界になるんです。
専門学校を出ていれば、最低限それらは持っていると考えることができます。
だからアニメでもゲームでも、専門学校を出ていれば多少就職はしやすくなるんです。
幅の広さではゲームの方がやや有利
そのままその業界に就職するのであれば、ゲーム業界でもアニメ業界でも、そこまで差はありません。
でも違うジャンルに就職しようとするのであれば、アニメ専門学校よりもゲーム専門学校の方が有利になることが多いです。
というのも、やはりアニメ専門学校で学べるのは、アニメの作り方になります。
たとえばアニメでのイラストの描き方や背景の描き方、そして動画編集ソフトなどの使い方。
でもこれらは、やはり違う仕事には活かしづらいです。
その点は漫画の専門学校と大差はありません。
多少漫画よりは活かしやすくはありますが。
それに対してゲーム専門学校で学べるのは、違うパソコン仕事に活かせたりすることも多いです。
たとえばキャラクターを動かすためのプログラミングなんかは、別にゲーム以外にも活かせるものです。
となれば当然違うジャンルへの就職も狙えるようになる。
その点で有利なのは、ゲーム専門学校になります。
アニメ専門学校は卒業後がややつらい
進む専門学校と同じ道に進むのであれば、アニメ専門学校でもゲーム専門学校でも就職のしやすさに差はありません。
でも、大切なのは就職をすることだけではないですよね。
就職をした後には、そこで働き続けないといけません。
アニメ業界とゲーム業界、やはり働き続けやすいのはゲーム業界になるんです。
アニメ業界は収入が低い
ゲーム業界でもアニメ業界でも、仕事が大変なことは変わりありません。
どちらも細かい作業になりますから、大幅に時間が足りなくなり、残業がかなり多くなることも全然あるものです。
でも、ゲーム業界は、比較的に良い給料をもらえることも多いんです。
もちろん会社にもよりますが、普通に平均年収よりも高くもらえることが多いです。
それにたいしてアニメ業界は、よくニュースなどでも取り上げられるように、かなり収入は少ない。
月収20万円にも満たない状況で、日々残業ばかりしていたら、やはりどんなに好きな仕事でも嫌いになることはあります。
そうしてやめてしまい、慢性的な人手不足になったりするんです。
もしアニメ専門学校に進んで、アニメの道を目指すならば、このあたりは覚悟しておかないといけません。
ゲームとアニメ両方を目指すこともできる
ゲームの専門学校やアニメの専門学校では、キャラクターデザインをしっかりと学べるところもあります。
そしてアニメの世界にもゲームの世界にも、キャラクターデザイナーという仕事はあります。
だから、キャラクターデザインの道を目指すのであれば、アニメの世界もゲームの世界も両方とも目指すことができるんです。
もちろん最終的には、就職時にどちらを選ぶか決めないとなりませが、たとえばゲームを目指しつつ、落ちたらアニメの世界に就職していくとか、そういうことも比較的にやりやすいのがキャラクターデザインなんです。
そういう道もあるというのは、覚えておくと良いでしょう。
就職してから別の道にも行きやすい
キャラクターデザインはどちらでも重宝されるわけですから、たとえば最初にアニメ業界に就職をして、そこで実績を積んでからゲーム業界を目指すというやり方もできます。
そういう意味ではすごくつぶしが効くジャンルでもあるんです。
アニメやゲームの道の中で、特に目指す仕事が定まっていない場合、キャラクターデザインの道はすごくおすすめできます。
まとめ
漫画の専門学校は少し就職には厳しいところもあるけれど、アニメやゲームの専門学校はどちらも就職には比較的に強いというのがここでの結論です。
もちろん最終的には、自分が本当に好きなのはどれかで選ぶことも大切。
いくら就職しやすくても、就職した先の道があまり興味がなかったら、すぐに心が折れてしまう可能性が高いですから。