アニメ専門学校に進んで後悔しない為に考えておきたい4つのポイント
アニメ専門学校は、アニメーターになるには近道ともいえる進路になります。
しかし、なんとなくアニメが好きだからとか、そういう軽い気持ちでアニメ専門学校にいくと後悔することになることもあります。
出来れば後悔はしたくないもの。
そこでここでは、アニメ専門学校に進んで後悔しないために考えておきたい4つのポイントについて紹介します。
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生活が大変だけどそれでもプロになりたいか
アニメ専門学校に進んで後悔しないためには、まずアニメ専門学校を出た後のことを考えておく必要があります。
アニメの専門学校に行くということはまず確実に将来はアニメーターになりたいと考えているものです。
そこで一つ考えないとならないことがあるのです。
それが、もしアニメーターとして就職出来たとしても、プロのアニメーターの生活はすごく厳しいということです。
昔から言われていることなので、なんとなくイメージができている方も多いですが、実情は厳しいです。
20万に満たない給料で激務であることも多い
給料が20万円に満たないことも多いのがアニメーターです。
勿論トップオブトップになったり、自分でアニメーターとしての会社を立ち上げるところまでいったりすれば話は違ってきます。
しかし、一般的なアニメーターとして働く場合、給料はすごく安いことが多いです。
場合によっては、15万円に満たないこともあるくらいです。
給料がそれくらいになると、プロのアニメーターとして働く傍ら、どこかでアルバイトしないとならなくなることもあります。
しかし、残念ながらアニメーターになったら、それも厳しくなります。
アニメーターという仕事は、給料は安いことが多いですが、それと比例して仕事が楽になるというタイプの仕事ではありません。
一般的に給料が安い仕事は、仕事内容や条件も楽なことが多いです。
しかしアニメーターの場合は、フルで稼働してしかもたくさん残業をしたうえでそれくらいだったりすることもあるのです。
だから、生活はすごく厳しくなりがちです。
結婚なども厳しくなりがち
ということは、当然自分の仕事だけで家族を支えるのは難しくなります。
そもそも忙しくて出会いがないということもありますが、結婚は厳しくなりがちです。
ある程度のレベルになり、アニメーターとしてはよい給料をもらえるようになったとしても、同世代と比べると給料は安いですし、それがひっかかり踏みとどまりがちになります。
それでもいいからアニメーターとして仕事をしていきたいのか、今一度よく考える必要があります。
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必ず就職できるわけではないけど大丈夫か
アニメの専門学校に限った話ではありませんが、アニメの専門学校はとくに、そこを出たからと言って必ず就職できるわけではありません。
アニメーターは慢性的に人手不足ではありますが、雇う方だって誰でも良いわけではありません。
誰でも良いのであれば、別に人手不足にはなりません。
でもアニメーターという仕事は、誰にでもできる仕事ではないのです。
その仕事をプロとして行っていくためには、高いスキルが必要になります。
そのスキルを身に着けるためにアニメの専門学校に行くわけですが、当然その中でもスキルの高い低いはあります。
もし自分が、スキルが低い方に属している人材だったらどうでしょうか?
当然その分就職は厳しくなります。
実際どこにも拾ってもらえないこともあります。
他業界への就職は難しい
しかし、だからと言って他業界へ就職していくのは難しいです。
なぜなら、専門性がすごく高いからです。
これがたとえば、簿記の専門学校だったりしたら、それはどこででも活かせるので、業界は比較的に選び放題にちかくなります。
しかしアニメの専門学校でアニメ制作を学んでいたという経験は、主にアニメ制作以外では活かしづらいです。
まだあまりありませんが、たとえばウェディング系の映像制作会社で、アニメに力を入れていこうとしているところなどがあれば、そういうところには進める可能性はあります。
でもそれはまだほぼないのですから、基本やはりアニメ業界にしか進めないのです。
だけど、アニメ業界には進みたくても進めない。
そうなったらもう八方ふさがりです。
アルバイトでもしながらアニメのスキルを上げていくしかなくなります。
そうなるリスクを覚悟してから進まないと、後悔する可能性があるのです。
その学校はほかの学校と何が違うのか
アニメの専門学校に進んで後悔しないためには、その学校は他のアニメ専門学校と何が違うのかということについてもしっかりと把握しておかないとなりません。
後悔しないために考えておくことは、アニメ専門学校の選び方においてもあるのです、アニメの専門学校は、世の中にたくさんあります。
その中には自分に合っている学校もあれば、自分にはあまり合わない学校もあるものです。
なので、なぜそのアニメ専門学校を選んだのかということが明確にならない限り、そのアニメ専門学校に進むのはリスクが高いということになるのです。
その学校はほかの学校と何が違うのかということは、事前にしっかりと考えておいてください。
たくさんの学校について調べないとならない
それを明確にしていくためには、たくさんあるアニメ専門学校について、幅広く調べていかないとならないということになります。
色々な学校についての情報を把握しておかないと、「この学校にはこれがあるから、ほかの学校ではこの学校を選んだ」と思っていても、実はそれはほかのいくつかの学校にもあるということになる可能性が出てきます。
そうなったらそっちの方があっていたということにもなりえます。
そうならないために、いろいろなアニメ専門学校について情報を仕入れておかないとならないのです。
アニメ制作のどこが好きなのか
アニメ専門学校に進んで後悔しないためには、アニメ制作のどこが好きなのかということも明確にしておかないとなりません。
たとえば、アニメーターとしての生活は辛いけどそれでもプロになりたいかと考えるだけでは、意固地になって、プロになりたいとしか考えられなくなることがあります。
それを防ぐためにも今一度、そもそもアニメ制作の何が好きなのかということを明確にしておくべきなのです。
ノートに書きだすのがおすすめ
しっかりと言語化して改めて自分の意思を確認するためにも、それらは頭で考えるだけではなく、ノートに書きだすようにしていきましょう。
ノートに書きだすようにすると、頭の中でぼんやりしていたものも、いちどしっかりと言語という、人に伝えるためのものに置換されていきます。
そうすると考えがよりはっきりとわかるようになるのです。
はっきりと自分の考えが分かるようになれば、生活がたとえ厳しくてもアニメの世界でプロになりたいという自分の判断が、意固地になって出てきた判断ではなく、心のそこからそう思ったうえでの判断であることが分かります。
そうなれば、アニメの専門学校に進み、さらにはそれからプロのアニメーターなって仕事をしていっても、後悔することはなくなっていきます。
まとめ
アニメの専門学校に行く際には、アニメーターとしてやっていく覚悟や、簡単にはプロに慣れない現状を理解し、かつ、しっかりと自分にあった専門学校選びをしていくことが大切になります。
それくらいしっかりと考えないとならないような厳しい世界がアニメーターの世界なのです。
しかしその分やりがいも大きいですし、しっかりと考えて進んでいけば、充実した日々が待っています。