イラストの専門学校で講師になるために募集について知っておきたい2つの実態
イラストの専門学校で講師をしたいというときにはどうやったらなれるのかがまず疑問になるでしょう。募集が行われていたとしても採用してもらえるのかがまた悩みになりがちです。イラストの専門学校での講師募集の実態を理解しておきましょう。
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イラストの専門学校では講師を募集しているのか
まずイラストの専門学校で講師を募集しているのかどうかを知っておく必要があるでしょう。実態としては確かに募集が行われていますが、あまり求人が簡単に見つかる状況ではありません。その理由を端的に紹介していきます。
人数がそれほど必要ないから
イラストの専門学校の講師募集があまり多くない理由として最も大きいのは、全国的に見ても人数があまり必要ないからです。東京を中心とした都市部にしかイラストの専門学校はほとんどなく、学生の数も数十名から数百名という小規模なところが多くなっています。専門学校では授業の数が多いのは確かですが、イラストについて広く詳しい知識と技術を持っている講師がいれば一人でかなりの科目数を担当できるでしょう。そのため、イラストについて教える講師の数はあまり多くなくて大丈夫なのです。余計に雇ってしまうとそれだけコストがかかるので、どの学校でも必要最小限の講師しか雇っていないので募集が少なくなっています。
辞める人が少ないから
イラストの専門学校の講師募集が少ないのは働き続けている講師が多いのも理由です。基本的には欠員が出なければ新規講師の募集をすることはありません。あるいは新しい校舎を設けた場合には増員する可能性がありますが、イラストを学びたい人の数も限られているのであまり事業拡大を図っているケースもないのが実態です。辞める人が少ない状況が続いている限りはなかなか講師になれる機会がないと考えざるを得ないでしょう。
公開されていない場合もあるから
さらに切実な問題として押さえておく必要があるのが、講師の募集が一般に公開されていない場合もあることです。紹介による採用がよく行われている影響で、ハローワークで求人を探してみても見つからないことが多いでしょう。直接専門学校に問い合わせてみなければわからないことも多いので、なかなか募集がないと嘆いている人も多いのが実態です。
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講師には何が求められているのか
イラストの専門学校における講師の募集の実態について次に押さえておきたいのが、講師に求められていることです。もし求人募集を見つけられたとしても適任と捉えてもらえなければ採用されることはないでしょう。講師になりたいと思っている人が押さえておくべき重要なポイントを紹介します。
実績や実務経験が重視される
イラストの専門学校の講師を採用するときにはイラストレーターとしての実績や実務経験が重視されているのが一般的です。専門学校に入学する学生にとってはどんな魅力のある講師に教わることができるのかはとても重要な点です。現場で活躍してきた有名なイラストレーターに教わることができるとなると魅力が大きいでしょう。イラストレーターが現場でどんな仕事をしているかもリアルに聞くことができると期待して入学してくれます。このようにして専門学校の魅力を高めるためには講師で人気を集められるかは重要な観点になります。そのため、実績があって世の中で知られているイラストレーターであれば優先して採用してもらえることが多いのです。特に名前を知られていなかったとしても大手で長く働いていたような人は有利になります。まずはキャリアを作ってから講師になるのを目指すのがおすすめです。
教育力も考慮される
いかに実績があって有名だったとしても実際に授業を担当したときに適切な教育を行えなければ講師としては適任ではありません。教育力も採用の際には考慮される点で、面接を通して評価される場合がほとんどです。わかりやすく説明する能力があるか、直感ではなく理論に基づいた説明ができるかといった点が重視されています。センスだけでイラストを描いてきた人の場合にはなかなか受け入れてもらえないので注意しなければなりません。イラストを描くスキルだけでなく理論の勉強をしていることも求められているのです。
コネの強さも重要になる
重視する度合いは学校によって異なるものの、個人的に持っているコネの強さも重視される傾向があります。専門学校では卒業生の進路相談や就職先の紹介をしているからです。就職先の候補になる企業とのコネがあって、卒業生に仕事を紹介できるとなると強みになります。特に実績があまり蓄積されてきていないイラストの専門学校では重視されている点なので念頭に置いておきましょう。
まとめ
イラストの専門学校では講師募集があまり活発に行われていないのが実態ですが、問い合わせてみると募集されていることもあります。イラストレーターとしてのキャリアやコネの有無が採用に大きな影響を及ぼすことも考慮して、実績を作ってから目指すようにしましょう。