デザイン専門学校で講師として働くのはアリ?デザイナーの方が良い?
デザイン専門学校を卒業した方のキャリアは、まずはやはりデザイン系の会社に就職することになります。
その後、ディレクター的なポジションになりそのままデザインの仕事をしていくこともあれば、あるいはデザイン専門学校の講師になるというキャリアもあります。
では、そのままデザインの仕事をしていくのと、デザイン専門学校で講師になるのはどちらの方が良いのでしょうか?
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講師のメリットは生活リズムの安定
デザイン専門学校でデザインを教える講師になるということのメリットは、何と言っても生活リズムが安定することです。
デザイナーという仕事は、自分がデザインをするにしても、アートディレクターとして働いていくにしても、すごく激務であることが多いです。
朝はあまり早くないことも多いですが、日によっては朝早く来ないとならない日もありますし、基本的には夜はすごく遅いです。
なので、生活はぐちゃぐちゃになりがちになるのです。
たとえば、23時に家に帰ったとして、料理をしたりする気になることはありません。
そもそもご飯を食べる気すらしないこともあるものですお風呂もシャワーで済ませてすぐに寝てしまおうとしてしまいます。
そんな生活が続いていけば、生活だけではなく身体もボロボロになってしまいます。
勿論いくらデザイナー職が大変だとはいえ、毎日こんな状態が続くわけではありません。
波がありますから、比較的に落ち着いている時だってあるものなのです。
しかし、時折くるそれが大変であることは間違いありません。
デザイン専門学校の講師になれば、まずそんな生活になることはありません。
普通の暮らしができるようになる
基本的には夜も21時くらいには家に帰れることが多いです。
早ければ20時くらいに家にいることだってあるものです。
そんな風にすぐに家に帰ることが出来れば、ゆっくりと料理をする時間だってできてきます。
また、基本的には週に2日の休みは確保できます。
なので、その休みで友達と遊んだり旅行に出かけたり、あるいは映画を見たり、デザイナーとして過ごしていた日々ではできなかった当たり前のことが出来るようになるのです。
それは、すごく大きなメリットです。
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専門学校の講師は人との触れ合いを感じる
デザイン専門学校の講師になれば、人とのふれあいを感じることが出来ます。
それもまた、デザイン専門学校で講師をすることのメリットになります。
デザイン専門学校で講師をすれば、当然生徒からの質問に答えていったり、あるいは生徒の成長を確認したりと、生徒とたくさん触れ合うことになります。
そういう人とのふれあいというのは、心を穏やかにしてくれるものです。
デザイナー職でも、人と触れ合うことはあります。
でもそれはたとえばクライアントのヒアリングだったり修正依頼だったり、そういうことばかりになります。
心温まるようなやり取りなんて全然ありません。
次第にどんどん人が嫌いになっていくこともあります。
しかし専門学校で講師をしていれば、そういうすさんだ心は落ちついていきます。
そんな風に穏やかな気持ちで働きたい方には、デザイン専門学校で講師をするのがおすすめになります。
勿論楽しいことばかりではない
勿論デザイン専門学校での講師だって、楽しいことばかりではありません。
たとえば、そこでの授業が上手くいかずに落ち込むこともありますし、生徒とうまく人間関係が築けないで苦労することもあります。
なので、確実にずっと心が穏やかになるかと言われると、そうではないということになります。
中にはそういう人間関係のせいで逆にストレスがたまることもあるものです。
ただ、そんな中でもふとした生徒とのふれあいがそれを帳消しにしてくれることも多いですから、少なくともデザイナー職を続けているよりはメンタルは健全になりやすいです。
給料はだいたい同じくらい
デザイン専門学校の講師の給料はだいたい平均すると400万円くらいであることが多いです。
それは東京と地方では東京の方が高くなりますし、年齢やスキルによっても変わってくることはあります。
しかし平均するとだいたいそれくらいであることが多いのです。
対してデザイナー職の給料も、意外とそれくらいであることが多いです。
デザイナー職は本当にピンきりです。
1000万円プレイヤーもいれば、200万くらいでひいひいしているデザイナーもいるのが現状です。
でも、きちんと会社に入れて、そして一生懸命残業をしていても、平均すると400万円くらいであることが多いのです。
なので、金銭的なことにおいては、デザイン専門学校の講師もデザイナーの仕事も、優劣が付けられないということになります。
他のメリットできめるしかない
お金というのは、自分の仕事を決める際の一つの需要なファクターになります。
お金がたくさんもらえると、辛い仕事も耐えることができるようになる方は多いですから。
でも、そんな貰えるお金が同じくらいなのであれば、やはりほかのメリットで決めていくしかありません。
デザイン専門学校で講師をすることのメリットは既に二つ挙げてきましたから、デザイナーのメリットがすごく大きくないと、デザイン専門学校で講師をするのがおすすめということになります。
そんな鍵を握るデザイナー職のメリットは、どこにあるでしょうか?
自分を高める面白みがあるのはデザイナー職
デザイナー職のメリットは、面白みにつきます。
デザイナー職は、自分でデザインして誰かの望みをかなえて、そしてその誰かに喜んでもらうというような仕事になります。
そんな風に自分が今までつちかってきたもので誰かに認めさせて、そしてその誰かを喜ばせるというのは、何事にも代えがたい喜びがあるものです。
だからたとえ労働条件があまり良くないデザイナー職でも、なんとかがんばってそれを続けているという方がたくさんいるのです。
スキルも次第に上がっていく
デザイン専門学校で講師をしていても、忘れていたことを思い出したり、改めてこれはこうした方が良いのかという発見があったりして、スキルはある程度は上がっていきます。
でもデザイン専門学校ではそこまで高度なことをするわけではありませんから、その上がっていくスキルもある程度で頭打ちになります。
しかし、デザイナー職の場合は天井知らずです。
こんな風なデザインをしてほしいと言われたら、なんとかそれに近づけることができるように、今まで培ってきたスキルや、そしてそれから急増で調べて得た知識で戦っていくことになります。
そんなぎりぎりの戦いを日々繰り返していたら、知らない間にデザインスキルがあがっていくのも当然です。
純粋にデザイナーとしてのスキルを上げていきたいのであれば、デザイン専門学校で講師をするよりも、デザイナーを続けていく方がおすすめになります。
スキルを上げれば楽になることもある
デザイナー職は確かに過酷ですが、スキルを上げれば楽になることもあります。
たとえば独立してしまえばよいのです。
そして、質の良い仕事だけを受けることが出来るようになれば、その分楽になります。
それをかなえることが出来るのもやはり、デザイナー職を続けてこそです。
まとめ
デザイナー職には、面白みを感じられて、かつスキルがあがるというメリットがあり、デザイン専門学校の講師には、生活が安定して、かつ心が穏やかになっていく可能性が高いというメリットがあります。
どっちの方が魅力的なメリットにうつったかによって、デザイン専門学校の講師になるか、はたまたデザイナー職を続けるかが分かります。
魅力的に見えた方を選んでいってください。