プログラミングを始めるなら今がチャンス?まずはプログラミングスクールに通ってみよう!
プログラミングというと未経験の方にとっては雲の上のような分野に思えるかもしれません。
よく分からない文字列を操るプログラマーはまるで魔法使いのような存在です。
ですが実のところ、抵抗さえ取り払うことができれば誰にだってできる分野だったりします。
またプログラミングを取り巻く環境は次第に楽にもなってきました。
今回はそのあたりの事情と入口となるプログラミングスクールについてみていきましょう。
プログラミングは決して難しいものではない
日本語で「私の名前は太郎です」という文章は英語で「My name is Tarou」と書くことができます。
これは非常に簡単なことではあるのですが、よくよく考えると結構複雑な内容といえるでしょう。
まずアルファベットの読み方が分からなければなりませんし、次いで「My・name・is・Tarou」という語の読み方と意味を知らなければこの文章は作れません。
さらに主語や述語といった概念を少なくとも感覚で把握しておく必要があります。
このように、私達は簡単な英文であってもなかなか複雑で膨大な知識を用いなければ作ることができません。
ですがそれはあくまでも「簡単な英文」であって「作る事が途轍もなく難しい英文」ではないのです。
中学英語の基礎さえ学んでおけば「My name is Tarou」のみならず「This is an apple」とか「I wrote sentences」なんてことを書くことができます。
外国語を習得するようなもの
ではプログラミングはどうかというと、ほとんど外国語を習得するのと変わりません。
むしろ外国語よりも覚える単語は少なく、いかに活用するかという点に重点が置かれている形です。
そのため外国語の習得よりも容易に覚えることができるかもしれません。
また、プログラミング言語には様々なものが存在します。
それこそ英語のほかにもドイツ語やフランス語、ロシア語といった言語が存在するように。
そして一度習得したプログラミングのルールは他のプログラミング言語でも生かすことができるはずです。
例えばドイツ語には名詞に性別がついていますが、これはフランス語やロシア語も同じなのでいずれかを覚えればいずれかの言語を習得する際にも役立つでしょう。
もしプログラミングが難しそうと思ったなら「外国語を覚えるようなもの」と考えれば分かりやすいかもしれません。
そうすればぐっと身近な分野に思えてくるはずです。
基本は「Hello world」
始めて英語を勉強するときに「This is an apple」や「My name is Tarou」といった例文に触れたことがあるかもしれません。
それと同じように、プログラミング言語にも「Hello world」という基本的な例文が存在します。
この例文はプログラミング言語ごとに作られており、勉強する際は最初に触れることになるでしょう。
例えば初学者が触れることの多いプログラミング言語のC言語の「Hello world」は以下のようになります。
- #include “stdio.h"
- int main(){
- printf("Hello World");
- return 0;
- }
なんだかごちゃごちゃ書いてあるので難しそうに感じるかもしれません。
ですがここで注目したいのは3行目の「printf("Hello world");」のみ。
なお良く使われているプログラミング言語「Java」では以下の形になります。
- class Helloworld{
- public static void main(String[] args){
- System.out.println("Hello world");
- }
- }
両者を見比べてみると色んな点が異なりますが、実行結果はいずれも「Hello world」という文字列を画面に表示するというものです。
そして両者共「Hello world」を似た形で囲んでいるのが分かります。
C言語では「printf("Hello world");」とあり、Javaでは「System.out.println("Hello world");」という記述がみえるでしょう。
プログラミング言語の共通点
先述したコードをみると、どちらも先頭に命令の名前(printfなど)が配置され、その後のカッコと二重引用符で表示したい文字列(Hello world)を囲み、最後にセミコロンを付与しているという形式になっています。
この形式は様々なプログラミングに採用されているため、他の言語を学ぶときにも同じような形を見る事になるでしょう。
つまるところプログラミングというのはある程度、共通したルールの下で記述されるものなのです。
この点もどこか外国語を習得する流れに似ています。
同じようなルールで単語を組み合わせ意味のある文章をつむいでいくというのはプログラミングと類似しているといえるかもしれません。
やはりプログラミングは外国語を習得するようなものといえるでしょう。
楽になってきたプログラミング環境
プログラミングを巡る状況は年々楽なものになりつつあります。
かつてITという言葉が浸透する以前、プログラマーは非常に高い賃金で働いていました。
それは習得するのが非常に困難であり、知識を手に入れる手段が限られていたからといえるでしょう。
そんな状況に対して現在では様々な手段で知識を手に入れることができ、環境を揃えるのも簡単だったりします。
複雑な設定や操作を排してインストールするだけで開発環境を構築することだってできるのです。
ITというと非常に高度な知識を要求されそうなイメージがあるかもしれませんが、むしろ年々楽な状況が展開されるようになっています。
便利なライブラリやプラットフォームの台頭
プログラムというと自分の知識だけで全てを構築するもののように思われるかもしれませんが、実際のところはそんなことはありません。
むしろ他人が作って公開している便利な機能を使ったり、いろんなことを肩代わりしてくれるヒナ型のようなプラットフォームをがんがん使っていたりするのです。
便利な機能を呼び出せば面倒な事を排してやりたいことが実現できてしまうので、むしろその機能がなぜ動いているのかを理解する必要性すらない場合もあります。
だからといってそれは悪いことではなく、むしろどんどん利用した方が良いでしょう。
例えば逆三角関数を求める計算は複雑で面倒なものなので自分で組んだら大変なことになるはずです。
命令一発で逆三角関数を求められるならその便利な機能を使ってしまったほうが良いといえます。
こうした計算系のライブラリ(機能の集合)は昔からありましたが、現在では画像データを表示する作業を単純化した機能などが様々なプラットフォーム(開発環境)に搭載されるようになりました。
そのためそうした機能を使う限りプログラミングを扱えるハードルは以前よりもグッと低くなったといえるでしょう。
プログラミングスクールで第一歩を歩もう
独学をするにあたって自信がなかったり誰かの補助を得たい場合、プログラミングスクールは良い学習環境となるはずです。
独学は寂しかったり先輩が居ないことから不安になりがちなので、誰かと一緒に勉強したり指導を仰ぐことができるプログラミングスクールは良い効果をもたらしてくれるでしょう。
頼れる存在が身の回りに居るというのはそれだけでも勉強しやすい環境といえるかもしれません。
多岐に渡るスクールの講義
プログラミングスクールでは様々なプログラミング言語を教えています。
その範囲は広範で、中にはゲームエンジンの「Unity」の講座を開いているところもあるくらいです。
自分が手がけてみたい分野に合ったプログラミング言語が見つかったら、その講座を開いているスクールを探してみることをおすすめします。
まとめ
プログラミングは決して難しいものではありません。
外国語の習得と同じようなもので、手の届かないような分野ではないのです。
さらに現在は様々なライブラリやプラットフォームが充実するようになったので勉強するタイミングは今がベストといえるでしょう。
プログラミングスクールでは多様なプログラミング言語を扱っています。
目指す分野の言語の独学に自信がもてない場合は通うことを検討してみると良いでしょう。