プログラミングスクールは初心者は絶対に通った方がいい。独学は難しい
プログラミングの技術を身に着けたい場合、プログラミングスクールに通うべきでしょうか?
それとも独学で学ぶべきでしょうか?
自分で教材を用意すれば一応、独学でプログラミングを学ぶことも可能です。
しかし、初心者がいきなり独学だけでやるのは難しいです。
独学の何が問題なのか、プログラミングスクールはどこにメリットがあるかを説明します。
目次
独学だと90%が挫折する
独学でプログラミングを学ぼうとすると実に90%の人が挫折すると言われています。
特に初心者は独学だけでプログラミングの技術を身に着けることはほぼ不可能でしょう。
独学でプログラミングを学ぶメリットもありますが、初心者はプログラミングスクールが圧倒的におすすめです。
初心者には教材が難し過ぎる
プログラミングの初心者がまず挫折するのが専門用語の多さ、独特さです。
入門編、初心者用とあるプログラミングの教材ですら、最初の数ページを読んだだけで挫折してしまう人が続出しています。
プログラミングスクールに通うことで講師の人がかみ砕いて初心者にも分かりやすく教えてくれます。
また、難しくて分からないこともその場で質問をすることが出来ます。
時間の確保が難しい
初心者が基本的なプログラミングの知識を身に着けるのには1000時間が必要だと言われています。
学業や本業などをこなす傍らに自分の裁量だけで1000時間を捻出するのにはとても強い意思が必要です。
1年間でプログラミングをマスターしようとしたのならば1日平均で約3時間の時間を確保しなければなりません。
早朝、移動時間、昼休み、夜寝る前などを併せて1日3時間を確保することは不可能ではないかもしれませんが、実際に毎日続けていくのはとても大変なことです。
プログラミングスクールならば「今日は教室があるから」とあらかじめ予定を入れておけば嫌でも調整をするようになります。
また、講師の人が分かりやすく指導をしてくれるので短時間でも効率よくプログラミングの知識を身に着けることが出来ます。
平日に時間が取れなくても週末にまとめて授業を受けることも可能です。
モチベーションを確保するのが難しい
プログラミングを学んでいる中で1番時間を費やさなければならないのは「エラーを処理している時間」です。
実に勉強時間の80%がこれだと言われています。
つまり、うまくいっていない時間、躓いている時間です。
プログラミンは何故うまくいかないのかの原因探しの連続です。
エラーばっかりで嫌になる、うんざりしてしまうとく経験なしにはプログラミングの技術は身に着けることが出来ません。
プログラミングスクールに通っていると講師に励まされたり、仲間と切磋琢磨したりことができます。
どうしても分からない場合、前に進めない場合は講師に質問をすれば導いてくれたり、ヒントをもらえたりします。
しかし、独学でプログラミングを学んでいるとなかなかうまくいかないことの連続でモチベーションの維持が難しくなってしまいます。
お金の面だけ言えば圧倒的に独学がお得
プログラミングスクールに通わずに独学で学ぶことにもメリットがあります。
それはお金の面です。
自宅にすでにパソコンがあるのならば、独学で必要なのは何冊かの教材だけです。
無料で動画がたくさん公開されていますし、検索などでもある程度調べることが可能です。
一方、プログラミングスクールに通うとなれば1ヵ月で数万円かかります。
そのほか、スクールに通うための交通費なども必要になる場合があります。
独学で学んだほうが圧倒的にお得です。
無料で通えるプログラミングスクールも
プログラミングスクールの中にも無料、あるいは格安で通えるものがあります。
その場合、プログラミングスクールはなぜ経営が成り立つかと言うと、卒業生を採用する企業からお金をもらっているからです。
これらのプログラミングスクールに通った場合かなりお得にプログラミングの技術を学ぶことが出来ます。
しかし、注意点もあります。
プログラミングスクールはより儲けるために多くの生徒を卒業させ、就職させようとするので指導内容はやや手薄になってしまうのは否めません。
また、プログラミングスクールは企業に就職してもらって初めてお金を受け取ることが出来るので、卒業後すぐにフリーランスや独立をするのは契約違反になってしまいます。
その点に注意をしましょう。
独学でプログラミングをするならば強い意思が必要
独学でプログラミングを学ぼうとすると90%の人は挫折すると言われていますが、逆の味方をすれば10%もの人が成功をさせています。
成功の秘訣は強い意思と明確な目標です。
絶対に〇〇を作れるようにする、という明確な目標を持つようにしましょう。
なんとなく就職に有利そうだから、できたらかっこいいからなどというフワフワした目標ならば途中で挫折してしまいます。
挫折しそうになったときに、「〇〇出来るまでは諦められない」と思えるような目標を持つようにしましょう。
小さな目標も大切
プログラミングを学ぶにあたって最終的に到達した目標を設定することはとても大切です。
しかし、長期的で大きな目標だけでなく、小さな目標も設定するのがおすすめです。
すぐに達成できる小さな目標は達成会や成功体験を味わえ、モチベーションの維持にとても役立ちます。
今日はこの課題を達成する、今週中にここまで進める、など自分なりの小さな目標を立て、そしてそれをクリアすることを繰り返し、少しずつ前へ進んでいきましょう。
プログラミングスクールに通えばいいというものではない
プログラミングの技術を身に着けるのに独学は難しい一方で、プログラミングスクールに通えば安心かと言うとそんな保証はどこにもありません。
プログラミングスクールに通ったからと言って、身を入れて学ばなければ身につくものも身につきません。
授業中に集中するのはもちろん、予習、復習、分からないところは質問をする熱心さが求められます。
また、卒業した後もプログラミングをしなければすぐに忘れてしまいます。
運転技術も英語も暫く使っていないと実践では使い物にならなくなってしまうのとおなじことです。
プログラミングスクールの卒業後にも独学を
プログラミングの技術には終わりがありません。
日々技術は進歩しますし、流行りや廃りもあります。
常に使えるエンジニアとなっているためにはプログラミングスクールを卒業して終了ではなく、独学で新しい技術を取り入れることが必要です。
完全初心者がゼロからプログラミングを独学で勉強をするのは困難ですが、プログラミングスクールに通い、基礎とある程度の応用技術を身に着けた後ならば何回な教材も読み解けるようになっているはずです。
もうプログラミングスクールを卒業したからプログラミングの技術は一人前だと思わずに、学習する姿勢を忘れないようにしましょう。
積極的に講習会や説明会などに出席をするのもおすすめです。
もちろん、独学で学び続けるのが難しいのならば上級者向けのプログラミングスクールに通うのもいいでしょう。
まとめ
初心者がプログラミングの技術を独学で会得するのはとても難しいです。
モチベーションが維持できなかったり、難解過ぎて挫折したりしてしまうからです。
初心者は多少お金をかけてでもプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
しかし、プログラミングスクールに通ったからといって安心してはいけません。
熱心に学ぶ姿勢が何よりも大切です。
そして、それは卒業後にも求められることです。