ペンタブを使いやすくするには? 初心者のための5つの対策
ペンタブは、デジタルで絵を描くときの便利なアイテムですが、初心者だと、なかなか慣れないことに悩んでしまったりするものです。
そんなときは、より使いやすくするための工夫をしてみましょう。
使いにくさを軽減するための対策をしていれば、もっと快適に描けるようになります。
では、おすすめの対策を紹介していきましょう。
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配置を変える
ペンタブを使うときの机の上の配置は、快適に描くためには重要なポイントです。
適当に置いて使っていると、ペンの動きとカーソルの動きにズレを感じることが多く、うまく描くことができなくなります。
そのような違和感が、使いにくさの原因になってしまうのです。
ペンと画面の中のカーソルをぴたりと一致させるためには、タブレットが液晶モニタの正面になっているか、よく確かめてみてください。
もし曲がっているようなら、すぐ改善すべきです。
液晶モニタに対してタブレットが曲がっていた場合、ペンとカーソルがなかなか合わなくなってしまいます。
そんな状態では、ペンタブに慣れることはできません。
上級者であれば、多少曲がっていても器用に補正して描いたりできますが、初心者にはハードルが高い芸当です。
初めての人がペンタブに慣れるのであれば、まずは真っ直ぐに配置することをおすすめします。
そうすると、ペンの動きとカーソルの動きが一致するようになるため、ぐっと描きやすくなるのです。
ストレスなくスムーズに描くことができれば、上達も早くなるので、しっかりチェックしておきましょう。
疲れないためにも
ペンとカーソルの動きが合わないときは、あまり描きにくいために、少し作業をしただけで疲れてしまうことも多くなります。
自分では真っ直ぐな線を引いたつもりでも、実際には斜めになっていたりするようでは、そうなっても無理はありません。
合わないものをなんとか合わせようと悪戦苦闘するうちに、すっかり疲れ果ててしまうのです。
そんな失敗をしないためにも、配置には十分注意してください。
ペンとカーソルのズレがなくなり、スラスラと描くことができれば、無駄に疲れたりはしません。
それなら、少しくらい長く続けても、快適に作業を進めることができます。
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ペン先の感触を変える
ペンタブの使いにくさを解消するためには、設定をチェックしておくことも大切です。
ろくに確認もせず、適当な設定のままにしていると、その使いにくさのために、慣れるまでの時間が長くなってしまいます。
早く慣れるためにも、設定は必ず確かめておくようにしましょう。
そのときに注意しておきたいのが、ペン先の感触です。
ペンタブの設定画面では、ペン先の感触を調整できるようになっているため、自分にとって描きやすい状態にしておくことをおすすめします。
感触が硬すぎたり柔らかすぎたりすると、うまく描けなくなってしまうのです。
あまり硬くなっていると、かなり力を入れなければ描くことができず、柔らかすぎる設定になっていると、少し手を動かしただけで必要以上に描いてしまったりします。
そのようなデメリットがなくなるように、しっかり調整しておきましょう。
筆圧レベルを調整する
ペンタブの設定をいじって描きやすくするなら、ペン先の感触と一緒に、筆圧レベルもチェックしておきましょう。
筆圧レベルは、一般的に高い方が描きやすくなるものです。
高い筆圧レベルに設定しておくと、ペンの動かし方の強弱が、線にしっかり反映されるようになります。
ペンを強く押しつければ、筆圧の強いしっかりした線になり、ふわりと当てて描けば、柔らかく軽い筆圧を再現することができるのです。
筆圧を感知するレベルが低く、そうした微妙な表現がうまくできないようだと、思い通りに描くことができず、イライラすることもあります。
せっかく筆圧レベルの高いペンタブを使っていても、設定が悪いとその恩恵を受けられないことも多いので、描きやすくするためには、忘れずに確認しておいてください。
邪魔なボタンは無効に
ペンタブには、ペンの方にもタブレットの方にも、ショートカットを使うためのボタンがついています。
そこに好きなショートカットを割り当てておけば、より使いやすくすることができますが、この機能が必ずしも役に立つとは限りません。
きちんと使いこなすことができれば便利なものですが、誤って必要のないボタンを押してしまい、誤作動を起こしてしまうこともあります。
それが頻繁に起こるようだと、使いやすさを感じることはできません。
むしろ不便な機能になってしまい、なかなか慣れない原因にもなってしまうのです。
そのため、あまり誤作動が多いようなら、思いきって無効にしてしまいましょう。
やたらと間違いを多くしてしまうボタンを、無理に使い続けることはありません。
本来は書きやすくするための機能ですが、その効果を得られないときは、キッパリと切り捨てることも必要になります。
ショートカットのボタンを邪魔に感じてるようなときは、本当にあった方がよいものなのか、改めて考えてみてください。
オーバーレイシートを貼る
ペンタブが使いにくいときは、ペンの滑りが原因になっている可能性もあります。
タブレットの表面はかなりツルツルしているため、それまでアナログで描いていた人だと、「滑りすぎる」と感じてしまうことがあるのです。
あまり滑るようだと、少しだけ線を引きたくても、変に長い線になったりするため、思うように描くことができなくなります。
そのようなデメリットを解消するためには、摩擦を起こすことが重要です。
ペンが滑りすぎてしまうのは、摩擦がなく、一切抵抗を感じない状態で描いているからです。
紙の場合は、表面が微妙に凸凹しているため、描くときに適度な摩擦が生まれ、必要以上に滑るようなことはありません。
そのような摩擦をペンタブでも再現することができれば、使いにくさの軽減につながります。
ペンタブに貼るオーバーレイシートは、そのためには最適なアイテムです。
摩擦を高めて紙に近づける
摩擦を高めるオーバーレイシートを貼った状態だと、ペンを動かすときにわずかな抵抗があり、滑りすぎるようなことはなくなります。
何もないツルツルのペンタブだと、紙とあまりに違いすぎるために、なかなか慣れないことも多いですが、摩擦をプラスして紙に近づければ、デメリットを抑えることができるのです。
使いにくさを感じるときや、慣れるのが遅いようなときは、こうした紙とのギャップが問題になることがよくあるので、摩擦には十分注意してください。
ペンの滑りを強く感じるようなときは、無理をせずオーバーレイシートに頼りましょう。
ペン先を変える
ペンタブの滑りを防ぐためには、オーバーレイシートの他にも、替え芯を使う方法があります。
オーバーレイシートがあれば、普通に描くよりはかなり滑りが少なくなりますが、紙とまったく同じ状態にはならないため、それでも描きにくさを感じたりするものです。
そんなときは、替え芯を使い、ペン先を滑らないものに変えてしまいましょう。
ざらつきのあるハードフェルトや、粘り強い摩擦を生むエラストマーといった替え芯を使えば、描くときの抵抗感をさらに増すことができます。
オーバーレイシートだけではもの足りないようなときは、ぜひ試してみてください。
まとめ
ペンタブが使いにくいときは、思うような絵が描けず、かなりイライラしてしまうこともあります。
しかし、あまりストレスをため込んでいると、余計に絵が描けなくなる可能性もあるので、不便な点はきちんと改善すべきです。
そのためには、ここで紹介した対策を試してみてください。
デメリットを防ぐことができれば、初心者でも快適に絵を描けるようになります。