ペンタブレットに慣れるまでにはどのくらいの期間が必要?
ペンタブレットでイラストを描くというのは、アナログでイラストを描くのとはまたちょっと違うところがあります。
だから、それに慣れるまでには、ある程度の期間が必要になることが多いんです。
でも、実際ペンタブレットになれるまでには、どのくらいの期間がかかるものなんでしょうか?
ここではそんな、ペンタブレットに慣れるまでの期間についてみていきます。
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ペンタブレットになれるのは2か月くらいが平均的
まず結論から見ていくと、ペンタブレットに慣れるまでの期間は、大体2か月くらいが平均的になっています。
人によってはもっと全然早くマスターできる人もいるし、3か月以上かかってもまだあんまり慣れないという人もいます。
そうはそうですよね。
やっぱり1日のうちにペンタブレットを使うことができる時間が多い人もいれば少ない人もいますから。
でも、だいたい平均的には2か月くらいになるので、そのくらいあればある程度はなれることができると考えていても良いです。
なぜそんなに時間がかかるのか
でも、別にアナログで描いていたような描き方をペンタブレットですればいいだけなのに、どうしてこんなに時間がかかるんでしょうか?
それは、やっぱりアナログとペンタブレットでは、筆圧の間隔やペンの引っ掛かり方が違うからです。
一般的にペンタブレットのペンは、つるつるな質感であることが多いです。
でも紙にアナログで描く時には、多少ざらざらで引っかかる感じがありますよね。
その差があるんです。
だから、ついつい長く走らせすぎてしまったり、力の入れ方が難しく感じたりするんです。
手元の感覚というのは意外と繊細なものです。
なのでそんな風にちょっと触り心地が変わるだけでも、全然描きやすさは違ってきてしまいます。
またペンタブレットは、やっぱりアナログで描くことと比べると、筆圧の感知力が弱いです。
高級なペンタブレットであれば、そのレベルも上がってきますが、やっぱり初心者からいきなりそんなに高級なモデルを買うことはありませんよね。
だからある程度安めのモデルを買っているはずです。
その分ちょっとなれるのに時間もかかってくるんです。
結果、慣れるまでには2か月くらいはかかることが多くなります。
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もっと早くなれるためには
でも2か月くらいかかるとなると、その間にはなかなか満足いくイラストができないということになりますから、それはちょっとつらいですよね。
出来ればもっと早く慣れていきたいと思うものです。
実際にもっと早くなれている人もいるわけですから。
では、どうすれば早くペンタブレットになれることができるでしょうか?
そのためのポイントは二つです。
普段のパソコン作業からペンタブを使う
ペンタブレットは、マウス代わりとしても使用することができます。
だから、もし少しでも早くペンタブレットに慣れていきたいと思ったら、普段マウスの代わりとして、それを使用するようにするんです。
たしかにマウスとして使用するだけでは、別に筆圧の感覚になれたりはしません。
でも、マウスとして使用していけば、少なくともペンの滑り心地には慣れていくんです。
その滑り心地になれるということが、イコールでペンタブレットに慣れることにつながります。
だから、ぜひ普段からマウスとして使用してみてください。
アナログで描かないようにする
もう一つのポイントは、アナログでイラストをかかないようにするということです。
ペンタブレットでばかりイラストを描いていれば、いつしかそれが自然になっていきます。
でもそのタイミングで、アナログで描いてしまったらどうでしょうか?
今一度そのアナログの感覚を思い出してしまって、やっぱりペンタブレットの質感に違和感を覚えてしまうようになるんです。
そうならないようにするためには、アナログで描かないようにするしかありません。
少なくともしっかりとペンタブレットの感覚に慣れるまでは、アナログでは描かないようにするのがおすすめです。
それをしても特にいいことはありませんから。
慣れやすいペンタブレットもある
もっと早くペンタブレットに慣れていきたいと思ったら、そもそも慣れやすいペンタブレットを使うというのもおすすめです。
先述の通り、筆圧感知のレベルが高いペンタブレットであれば、ある程度アナログとの差が少なくなります。
だから、その分だけ早くペンタブレットになれることができる。
それと同じように、慣れやすいペンタブレットはあるものなのです。
液タブは慣れやすい
たとえば、液タブというタイプのペンタブレットです。
液タブとは、液晶付きペンタブレットの略で、液晶がついていてそこにペンで直接イラストを描いていくというペンタブレットになります。
つまり簡単に考えれば、iPadにペンがついているもののようなものです。
それであれば、液晶を見ながらそこに直接イラストを描くだけです。
だからしていることは、アナログでイラストを描く時と同じになりますよね。
アナログからペンタブレットに変えた時になかなかそれに慣れないのは、ペンタブの質感だけに問題があるわけではありません。
そうではなく、アナログでは下向きで描いていたのに、ペンタブレットではもう少し目線を高くして、モニターを見ながら描かないといけないという、その感覚に慣れないからということもあります。
でも、液タブであればそうなることはありません。
液タブであれば、手元にある液晶を見るわけなんですから、角度的にはアナログと同じなんです。
そうして少しでも違和感の元を排除していけば、より慣れやすくなるのは当然です。
慣れたことに気が付かないこともある
中には、2か月たっても3か月たってもなかなかペンタブレットになれないなぁと思っている方もいるかもしれません。
でもそれは、実はもう慣れている可能性もあります。
つまり、慣れているのに、それくらいしか描けないということです。
慣れる慣れない以前に、そもそものイラストのレベルの限界がそれくらいだということ。
何となく、ペンタブレットを使えばイラストがうまくなると思っている方もいます。
でもそれは間違いです。
別にペンタブレットを使っているからと言って、イラストがうまくなるわけではないんです。
そうではなく、ペンタブレットはあくまでも補助アイテムで、自分の実力通りを発揮させやすくしてくれるだけです。
あるいは作品を描くのをよりスピーディーにしてくれるわけではないんです。
だから、そこまでのものを期待しても、それがかなうことはありません。
そこからはもはや、シンプルに自分のスキルを上げるしかないんです。
たくさん人に見せてスキルを上げよう
スキルを上げるのに一番手っ取り早いのは、いろいろな人に見せることです。
逆に言えば人に見せないとなかなかスキルは上がりづらいです。
人に見せないとアドバイスももらえませんし、人に見せると思って真剣に描かないと意味がありませんから。
ただ人に見せるだけで、その2点がクリアできるようになるわけですから、それはしない手はありません。
幸い今ではネットを使えば多くの人に見せることができますから。
まとめ
ペンタブレットに慣れるまでには大体2か月くらいかかるというのが答えになりますが、もっと早く慣れることができるペンタブレットもありますし、もっと早く慣れるためのコツもあります。
是非これらのことを参考にして、少しでも早く慣れていってください。
もし慣れたのにうまくないのであれば、しっかりとスキルを上げるように取り組んでいきましょう。