モニタアームを便利に使うには?おすすめの使い方を紹介
モニタアームは、机のスペースが広くなるなど、多くのメリットがある便利なアイテムです。
机の上の環境を変えたい人には最適ですが、中には、「どう便利なの?」といった疑問を感じている人もいるでしょう。
そこで、モニタアームの便利な使い方を紹介します。
モニタアームは、使い方を工夫することで、より便利になるので、ぜひ参考にしてみてください。
高さを調節しよう
机の前でパソコンに向かって作業するとき、モニタの位置は、とても重要なポイントになります。
例えば、モニタが低すぎる位置にあった場合、猫背のような前傾姿勢になることが多いです。
これは、座り方としては、あまりよくありません。
座っているときでも、姿勢を正すのは大切なことです。
悪い姿勢を長く続けていると、背骨のバランスが崩れてしまい、腰に負担をかけることになります。
そうなると、腰痛になってしまうことがあるのです。
他にも、首や肩がこってきたり、目が疲れたりすることもあります。
そこで便利なのが、モニタアームによる高さの調節です。
モニタアームを使うと、モニタを自由に動かすことができるので、自分が最も楽な高さに設置できます。
それならば、姿勢が崩れることもないため、健康を損なわずに作業ができるというわけです。
モニタの位置が気になっている人は、ぜひモニタアームを導入してみましょう。
縦の動きに対応した製品がおすすめ
高さの調節をするには、縦の動きに対応したモニタアームを選ぶ必要があります。
モニタアームにも、いろいろな種類があるので、すべての製品が同様の機能を備えているわけではありません。
中には、横にしか動かせない製品もあるので、購入する際は、よく確認してください。
高さの調節を行うのであれば、おすすめは、垂直アームです。
垂直アームは、縦の動きに特化したモニタアームであり、コンパクトなので、個人がオフィスなどで使うにはぴったりの製品となります。
また、縦横斜めに動かせる、水平垂直アームでもよいでしょう。
いずれにしても、縦の動きに対応した製品であれば、高さの調節には最適です。
自分にぴったりの位置を探そう
モニタアームで調節できるのは、高さだけではありません。
もっと細かい動きに対応したものを選べば、横や斜めの調節も自由自在なので、自分だけのベストポジションを見つけることができます。
しかし、それには、かなり微妙な調節が必要になることもあります。
モニタの調節は、一発でぴったりの位置が決まるとは限りません。
使っているうちに、「やっぱりもう少し上がいいかな?」といった違和感を覚え、また動かしたくなったりするものです。
そうして少しずつ調節を繰り返し、ちょうどよい位置を探る場合も多いでしょう。
また、場合によっては、長く固定するのではなく、頻繁に動かして使うことも考えられます。
そのような使い方をするには、モニタアームの機能は、とても便利なのです。
モニタアームは、適切な製品を選べば、かなり細かい調節が可能なので、微妙な調節や頻繁な移動にも、十分対応できます。
4軸で自由な調節を
細かい位置の調節を行うには、モニタアームの軸は、4軸が最も適しています。
モニタアームには、2軸や3軸の製品もありますが、軸の数が多ければ多いほど可動域が広く、より細かい動きができるのです。
2軸や3軸でも、ある程度の動きには対応できますが、微妙な調節をしようとすると、思うように動かせなかったりします。
そのため、調節のしやすさを重視するなら、4軸の製品を選んでおきましょう。
モニタを縦にして使おう
モニタを設置する場合、多くの人は横向きにしていますが、縦に置いても、便利に使うことができます。
縦向きにしたモニタは、通常の横向きと違って、横幅をとりません。
そのため、机の上の狭いスペースにもすんなりと納まり、場所を広く使うことができるのです。
また、縦にすると、表示できる情報量が多くなることもポイントです。
これは、文字数の多いページを見るときや、ワードやエクセルの作業を行うには、かなり役立つ要素です。
横向きだと、数回スクロールしなければならない表やページも、一度にたくさん表示できる縦向きだと、ひと目で把握することができます。
そして、モニタを縦向きに設置するには、自由に角度を変更できるモニタアームが最適なのです。
画面の見やすさや省スペースに注目するなら、ぜひモニタアームの導入を検討してみましょう。
縦の設置に適したモニタアームとは
モニタを縦向きにするためには、それに適した製品を選ぶことが大切です。
まず、縦向きにするということは、モニタを90℃回転させなければならないので、その機能を備えた製品を選んでください。
大抵のモニタアームは、90℃以上の回転に対応していますが、すべての製品に当てはまるわけではありません。
失敗を避けるためにも、よく確認してから購入しましょう。
また、モニタアームの支柱の高さも重要になります。
低いモニタアームで縦置きにすると、画面の下がよく見えないことが多いので、結局は見づらくなる可能性が高いです。
縦に回転させても余裕があるような、高さのある製品を選びましょう。
マルチモニタで環境を改善
モニタアームを使う場合、設置できるモニタの数は、ひとつとは限りません。
複数のモニタを並べるマルチモニタ環境も、容易に構築することができるのです。
モニタが複数あると、ページをいくつも重ねて開いたり、ひとつの画面で複数のソフトを使ったりするような、窮屈な使い方から解放されます。
それまでひとつの画面上にあったものを、他のモニタに分けて表示することで、効率よく作業を進めることができるのです。
そのため、作業環境をよりよく改善したいと考えているなら、モニタアームの導入をおすすめします。
マルチモニタにして、ストレスのない快適な環境をつくりましょう。
場所を広く使うなら縦並びで
マルチモニタの環境をつくるには、専用のモニタアームが必要であり、横並びと縦並びの2種類があります。
このうち、場所を広く使うためには、縦並びのモニタアームが適しています。
横に画面を並べた場合、幅をとることは避けられないため、どうしても狭さを感じてしまうでしょう。
一方、縦に並べて設置するスタイルなら、スマートに納めることが可能です。
そのため、机の周りがあまり広くない場合は、縦並びを選んでおけば、ゆったりした環境で作業できます。
補強プレートを活用しよう
マルチモニタにする場合は、設置場所の強度も重要になります。
机にクランプ式で設置すると、大きな負荷が一点に集中してしまうので、机が歪んでしまうことがあるのです。
そのため、なるべく強度の高い机に設置する必要があります。
しかし、強度に不安があったとしても、机を簡単に交換できるわけではありません。
そんなときに便利なのが、モニタアームの補強プレートです。
このプレートを固定具に挟むことで、接地面積が広くなり、机にかかる負担を減らすことができます。
マルチモニタ環境を構築するなら、この点にも注意しておきましょう。
まとめ
モニタアームは、目的によって、さまざまな使い方ができます。
目的に合った製品を選び、適した使い方をすることで、モニタアームのメリットを最大限に引き出すことができるでしょう。
これからモニタアームを導入する人は、ここで紹介したことを参考にして、自分なりのベストな使い方を考えてみてください。
すでに使っている人も、少し見直してみると、さらによい環境をつくることができるでしょう。