ワコムのペンタブの設定方法を紹介!イメージ通りのイラストを描く

2017年7月20日ペンタブレット(板タブ)

ワコム ペンタブレット Intuos Comic S ペン&タッチ マンガ・イラスト制作用モデル ブラック CTH-490/K1

パソコンでイラストを製作する方たちから人気を集めている『ペンタブ』は、デジタル機器のペンを使用して、マウスよりもイメージ通りにイラストを描ける機器です。

そのため、パソコンでイラストを製作したい方は、利用してみたいと思うでしょう。

しかしペンタブの設定方法を知らなければ、その機能を充分に活かし切る事は難しいのです。

そこでワコムのペンタブの設定方法を紹介するので、参考にしてみて下さい。

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ワコムの筆圧設定

ペンタブには、様々な機能が搭載されていますが、その中でも特に重要なのが『筆圧設定』です。

この機能を設定しなければ、イメージ通りのイラストを描くのは難しいので、詳しく紹介しましょう。

筆圧機能

現在ではイメージする事が難しい方は多いかもしれませんが、昔はパソコンでイラストを描く場合には、線の太さを変える事は面倒なものでした。

それは線の太さの種類を変更しなければ、線の太さを変えてイラストを描く事ができなかったのです。

所が、ペンタブでは筆圧機能によって、ペンにかける力の入れ方で線の太さを自由自在に変える事が可能になったのです。

そのため線の描き始めは細く描いて、途中から太くしていく描き方ができるようになっています。

2048段階

ワコムのペンタブでは『Intuos』というシリーズがあって、このIntuosの筆圧検知は『1024段階』になっています。

所が、Intuosのシリーズの中では2048段階まで上げる機種もあるのです。

しかし筆圧検知が2048段階に上げられる機種でも、筆圧機能の設定を変更していなければ、筆圧検知は1024段階のままです。

このような状態では上位機種の機能を活かしきれていません。

そのため筆圧検知を2048段階に変更しましょう。

その設定方法は(1)スタートボタン(2)ワコムタブレットのプロパティ(3)オプションの順でクリックして下さい。

そして『筆圧レベルの互換性』のチェックを外せば、設定は完了します。

この設定を完了すれば、微妙な筆圧の変化も検知してくれるようになるので、イラストを描きやすくなるでしょう。

読取速度

Intuosシリーズでは『読取速度』が『200ポイント/秒』になっているものがあります。

ただし初期設定では、その性能を活かしきれないので、設定を変更する必要があるのです。

その設定方法は(1)スタートボタン(2)ワコムタブレットのプロパティと進んでいって、タブレットの『Intuos』をダブルクリックします。

そしてタブレットモードが『標準モード』になっているので、ここを『文字認識』に変更すれば設定は完了です。

この設定が完了すれば、読取速度が向上するので、波線を素早く描けるようになります。

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ワコムの傾き検知の設定

ペンタブでは、ペンに力を入れるだけではなく、ペンの傾き加減でも線の太さを変更する事ができます。

この機能を『傾き検知』と言いますが、この機能も設定を変更する必要があるので、詳しく紹介しましょう。

傾き検知機能

ペンタブの傾き検知では、ペンを傾かせていない時は通常の太さで、ペンを傾かせたら線が太くなるように機能しています。

学生の時に習っていた書道を思い出してもらえればイメージしやすいと思いますが、書道の筆を垂直にしている時は細く書けて、筆を傾かせたら太く書けていたでしょう。

ペンタブでは、このような描き方を実現するために傾き検知機能が搭載されているのです。

設定方法

ワコムのペンタブで、傾き検知機能の設定を変更するためにはグラフを調整しなければいけません。

その設定方法は、まず『ブラシサイズ影響設定』の画面を開きます。

この画面が開かれたら、筆圧・傾き・速度・ランダムという項目の所で『傾き』にチェックされている事を確認して下さい。

そして右下のほうに『傾き設定』のグラフが表示されているので、このグラフを設定します。

傾き設定のグラフでは、右下がりに変更したらペンを垂直にしている時に線が細くなって、ペンを傾かせたら線が太くなります。

ワコムのアンチエイリアス設定

パソコンでイラストを描いた事がある方なら分かるかと思いますが、パソコンでイラスト描いた場合に、線のフチがギザギザになる場合があります。

そこで設定を変更する必要があるのが『アンチエイリアス』です。

このアンチエイリアス機能は魅力的な機能ですが、注意すべきポイントもあるので詳しく紹介します。

アンチエイリアス機能

ペンタブで垂直な線や水平の線を描く場合には、ギザギザにはなりませんが、問題となるのは曲線を描いた場合です。

曲線を描いた場合には、線が曲がっていく所からギザギザが目立つようになります。

そこでアンチエイリアスの機能を『オン』にしたら、ギザギザが目立たなくなります。

そのためワコムのペンタブで曲線を描く時に、ギザギザが気になる場合には、アンチエイリアスの機能がオンになっているか確認してみて下さい。

注意すべきポイント

アンチエイリアス機能をオンにした場合には、細くて濃い線を描けない場合があります。

このような状態になってしまうのは、アンチエイリアス機能をオフにしたら線が薄い色になってしまうからです。

確かにイラストを拡大している時は薄い色に見えても、画像をアップする時に品質が下がるようなものではありません。

そのため画像をアップする方は、それほど薄い色になる事に関して心配する必要はないでしょう。

ワコムのマッピング設定

ペンタブを利用している時に、ペンを動かしてもイメージ通りの位置へ移動させる事ができなくて不満を抱いてしまうケースがあります。

このような時は『マッピング機能』の設定を変更すれば、解決する時があるので詳しく紹介します。

マッピング機能

ペンタブをあまり使用した事がない方たちの中には『マッピング機能』について詳しく知らない方も多いでしょう。

このマッピング機能とは、ペンタブ上の座標軸とパソコンの画面上の座標軸を自分の好みに変更する事ができる機能です。

そのためペンタブ上とパソコンの画面上の座標を合わせるためには、おすすめの機能なので詳しく紹介します。

設定方法が必要な場合

ペンタブを利用したばかりの方は、どのような状態であれば、座標が合っていないのか分からない方も多いでしょう。

座標が合っていないケースは2つあります。

1つ目はペンを少し動かしただけなのに、パソコンの画面上でカーソルが早く動いてしまう状態です。

このような状態を放っておけば正確な線が描けなくるので注意しなければいけません。

2つ目はペンを大きく動かさなければ、パソコンの画面上のカーソルがあまり動かない場合です。

このような状態を放っておけば、何回も腕を動かさなければ線を描けないので、腕が疲れてしまいます。

設定方法

マッピングの設定を変更するためには、(1)スタート(2)プログラム(3)Bamboo(4)Bambooの設定の順にクリックして下さい。

設定画面が開かれたら(1)ペン(2)マッピングをクリックしていって、表示エリアの『設定』をクリックします。

次に赤いハンドルが付いた長方形が表示されるので、この長方形の大きさを変更して、ペンタブの動作範囲を変更して(1)開始(2)OKの順でクリックします。

そして『縦横比を保持』にチェックを入れたら、カーソルが早く動かないようになるのです。

そしてカーソルがあまり動かない場合には、タブレット操作エリアで『一部分』にチェックを入れて、前の設定方法と同じように赤い長方形の大きさを変更すれば設定は完了します。

まとめ

ワコムのペンタブは高額な機種もあるので、そのような機種を購入したのに、イメージ通りのイラストを描けなかったら後悔する方もいるでしょう。

所が、それは設定方法を変更していないだけで、ペンタブの機能を活かして切れていない場合もあるのです。

そのためペンタブを利用している方で、設定方法を全く変更していない方は、今回紹介した設定方法を参考にしてみて下さい。






2017年7月20日ペンタブレット(板タブ)