便利に思えるけど!奨学金でデザイン専門学校に行くのはアリ?ナシ?

専門学校で学ぶ

デザイン専門学校は、けっして学費が安い専門学校ではありません。

むしろ専門学校としては学費は高い方になります。

だからそこに行く為に、奨学金を借りる事もあるものです。

でも、奨学金でデザイン専門学校に行く際には、注意点もあります。

では奨学金でデザイン専門学校に行くのはアリなのでしょうか?

それともナシなのでしょうか?

ここではそれを見ていきます。

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奨学金は卒業後すぐに返し始めるもの

奨学金と言うと、なんとなくお金を貰えるように感じることもありますが、要するにそれは借金です。

だから、返さないとならないお金になります。

そしてその奨学金の返済は、卒業後すぐに始まってしまうものなのです。

それをあまり理解していない方がたくさんいます。

でも、奨学金とはそういうものです。

まずはそれを理解しておかないとなりません。

返済額はまずまず高い

そしてその返済額はまずまず高いことが多いです。

もちろん実際の返済額は、借入額やどこの奨学金でお金を借りているのかという事によっても違ってきます。

ただ基本的には数万円になる事が多いです。

専門学校の場合は、大学と比べると期間が短い分トータルでの学費は安くなります。

だから、借入総額も安くなることが多いです。

なので大学で奨学金を借りるのに比べると安くはなります。

でも、それでも毎月1万とか2万とか返さないとならなくなるのです。

1万円くらいであれば別にそこまで問題にはならない事もありますが、毎月2万円を払うというのは、やはりそれなりにしんどいです。

場合によってはもっと払う事もあります。

結果、そのせいで経済状況がパンクしてしまう事もあるのです。

そうならないようにきちんと返済の事も考えてから奨学金を借りるべきです。

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就職に繋がらない事もある

また、そうしてすぐに返済が始まるということは、デザインの専門学校を出た後には、きちんと就職をしていかないとツラいです。

でも、デザイン専門学校を出たからといって、必ず就職できるわけではありません。

確かにデザイン力をつけると言うのは、手に職をつけることです。

手に職をつければ、就職に困る事はないだろうと思うものですが、デザインの場合はそんなこともありません。

そもそもデザインの仕事というのは、受け口が少ないのです。

だから、たとえ手に職をつけていても、そこに入りこめないことも全然あります。

もちろん、何の仕事でも良ければ、専門学校を出た後に直ぐに就職する事もできます。

ですがたとえば、一般企業の事務だったり、本当にデザイン専門学校とは関係のない仕事だったりする事もあります。

それでもいいから就職をしないと返せないというのは、本末転倒です。

デザインを仕事にしたいからお金を借りてまでデザインの専門学校に行くのに、全然関係のない仕事に就職をするという事になりますから。

リスクが高いということ

それはつまり、奨学金を借りてデザインの専門学校に行くというのは、リスクが高いという事になります。

もちろんシンプルにデザイン関係の仕事に就職していける可能性もあります。

そうなれば、きちんと奨学金も返済しつつ、好きな仕事が出来るので、万々歳です。

しかし、そうなれない事もあるわけですから、それはやはりリスクが高いです。

しかも、実際そうなれないことは多々あります。

だから余計に良く考えないとなりません。

たとえば就職できない時に奨学金を何とか出来るあてはあるのか、あるいはデザインとは関係のない仕事をすることになってもいいから今ここでデザインを学んでおきたいのか、良く考えていってください。

出来れば奨学金は使わないのが理想

基本的には出来れば、奨学金は使わないのが理想であることは間違いありません。

いずれ返さないとならないお金、しかも卒業後すぐに返し始めないとならないお金を借り手までデザイン専門学校に行くよりは、まずはアルバイトなどをしたり、あるいは高校卒業後どこかにとりあえず就職をしてお金を貯めてから学校に行く方が安全です。

特におすすめなのはやはり、とりあえず一旦就職をするという選択です。

就職しないでアルバイトでお金を貯めようとしていると、お金を貯めるのにすごく時間が掛かります。

確かに時間はある程度確保できますが、時間を確保できるのも、必ずしも良いことではないのです。

時間があればあるほどデザインの勉強は出来ますが、それ以前遊んでしまう事も多くなります。

遊んでしまうと、その分お金は減ります。

収入的にもお金が溜まりづらいのに、そうして支出が増えていけばさらに溜まりづらくなります。

結果、何年かけてもお金が溜まらない事もあります。

そうなったらただただ時間を無駄にしているだけです。

就職してしまえば、給料も良いですし、時間もあまりなくなるので、無駄に支出が増える事もありません。

そして何より就職すればボーナスと言う武器が手に入ります。

それがたとえ1ヶ月分くらいだったとしても、20万円くらい多く貰えることになるわけです。

その差はすごく大きいです。

就職してもロスするのは3年くらい

就職したりアルバイトをしたりして貯めるとなると、すごく時間をロスするように思えるものです。

でも、就職の場合そこでロスする時間はせいぜい3年程度です。

3年程度であれば、まだまだ全然問題はありません。

それが5年6年になると、就職の際に影響が出る事もありますが、3年くらいであればあまり問題はないのです。

アルバイトの場合は、5年6年立つこともざらにあるので、そういうところからもやはりアルバイトでお金を貯めてから行くのはおすすめできません。

奨学金を貰わないので行くのであれば、就職して貯めてから行くべきなのです。

そして実際にその方が、奨学金をもらってデザイン専門学校に行くよりも楽です。

デザイン関係は給料があまり良くない事も多い

借りに、デザイン専門学校を出て、そのまますぐにデザイン関係の仕事に就職出来たとします。

その場合でもやはり奨学金を借りているとツラいのです。

なぜなら、デザイン関係の仕事は、最初のうちはあまり給料が良くない事が多いからです。

それはそうでしょう。

いくらデザイナーとして採用されたとしても、最初のうちはいわゆるアシスタント状態です。

その状態の方に高い給料は払えません。

ただでさえ今の時代は、一部のところを覗いて景気が悪いです。

すごく名の知れたデザイン会社であれば、景気もすごく良いですから、最初のうちから給料もたくさん払えますが、小さなデザイン会社の場合、やはりそこまで余裕はありません。

だから、最初のうちは基本的にはあまり給料が良くないのです。

それなのに、奨学金を返済していくとなるとやはりツラいです。

先に辛い思いをしていた方が楽

せっかくこれからキラキラしたデザイナーライフが始まると思っていたのにそんな日々ではすごく辛いです。

それならば、先に辛い思いをしていた方が楽なことが多いです。

だから、出来れば先にお金を貯めてから行くべきなのです。

もちろん雇ってくれるところがないとそういうわけにもいきませんから、必ずしもそれが出来るわけではありませんが、それが出来るならばそうするのがおすすめです。

まとめ

奨学金を借りて学校に行っているからは、デザイン専門学校以外でもたくさんいるものです。

だから、ついつい奨学金は借金だという感覚が無くなりがちです。

でも、奨学金というのは紛れもなく借金になるのです。

それは忘れないようにしておかないと、後々後悔したりすごく苦労してしまう可能性が高くなります。

そうならないように、しっかりと考えてみてください。






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