初心者(独学)でもIllustratorでできること
これからIllustratorを初めて使おうと考えている方は、Illustratorを使えばどんなイラストを描くことができるのか、想像もつかないと思います。
私自身、独学でIllustratorを勉強して1年半程で最低限のクオリティーのチラシを仕上げることができるようになりました。
今回は、初心者がチラシを作るときに覚えておきたい基本操作をご紹介します。
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レイヤーを覚える
レイヤーとは、透明の紙のようなモノです。
透明の紙に各部分ごとに分けて描き、重ねることで1枚の絵を完成させます。
例えば、1枚目の透明な紙(レイヤー①)に背景のイラストを、2枚目の透明な紙(レイヤー②)に写真を、3枚目の透明な紙(レイヤー③)に文章を描きます。
各透明な紙(レイヤー)にはそれぞれ背景、写真、文章しか描かれていませんが、全ての透明な紙(レイヤー①②③)をまとめて表示させると、背景、写真、文章が描かれた1枚のチラシが完成します。
チラシを作るときや、複雑な作品を作るときほど、このレイヤーの機能は役立つので、覚えておきましょう。
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文字のアウトラインを作成する
チラシのイメージに合ったフォントを探してきて、Illustratorで文章を書いて保存します。
それを上司や取引先の人に見せようと思ってIllustratorのデータをメールで送りました。
でも、相手側のパソコンには、あなたが探してきてフォントを持っていません。
そんなとき、文字は他のフォントに変換されてしまいます。
印刷会社に入稿するときも同様で、違うフォントで表示されてしまいます。
これでは、せっかく作ったチラシがイメージとは違うものになってしまいます。
そんなときのために「文字をアウトライン化」しなければいけません。
アウトライン化したい文字を選択して「書式」→「アウトラインを作成」たったこれだけの作業で、チラシのイメージに合った文字のままで、相手のパソコンに表示させることができます。
文字をデザインする
文字のカラーを変更したり、文字を線で囲むことができます。
これもアウトライン化した文字でなければ、文字を線で囲もうとすると、文字が潰れてしまいます。
そんな時は文字をアウトライン化して、「アピアランス」というウィンドウを出し、右上の▶をクリックして「新規線の追加」をクリックします。
するとアピアランスウィンドウのところに「線」と「塗り」という表示が現れます。
この「線」と「塗り」の上下が文字をデザインするときに重要になってきます。
このままだと、文字を線で囲んでも文字が潰れてしまうだけなので、現在「線」が上で「塗り」が下になっていますが、これを逆にします。
そして、お好きな色で「塗り」と「線」に色を付けてください。
「線」を太くしたいときは、カラーウィンドウの下にある「線」を選択して「線幅」を調節してください。
文字や画像に影を付ける
影を付けたい文字や画像を選択し、ツールバーにある「効果」→「スタライズ」→「ドロップシャドウ」を選択します。
プレビューにチェックを入れて「ぼかし」を調節します。
くっきりと影を着けたいときは、0に近い数字にします。
あとは影の位置を決めるために「X軸オフセット」と「Y軸オフセット」を調節します。
プレビューにチェックを入れているので、リアルタイムで影を表示してくれます。
実際に表示されている画像や文字を確認しながら、数値をきめていきます。
ワンランク上のデザインを作りたいときにおすすめの機能です。
まとめ
上記でお話した基本操作を覚えれば、初心者でもIllustratorでワンランク上のデザインを作成することが可能です。
初心者には、まずはIllustratorを触ってもらって、四角や丸といった簡単な形を組み合わせるだけのデザインでも十分なので、上記の操作を実践して欲しいと思います。
Illustratorは「難しい」というイメージがありますが、触って慣れることで、基本的な操作なら誰にでも使えるようになるソフトです。