声優になるのに専門学校や養成所に入る、でもどっちが正解?卒業後はどうなる?

声優の専門学校

アニメや外国ドラマがテレビの番組にない日は、まず無いと言っていいのが昨今の状況です。

こういった番組の場合、よほど特殊な場合を除けば字幕ではなく、日本語の台詞を当てることになります。

それを演じる人を声優と呼ぶのです。

何しろアニメで育たない人はいないのが近ごろの世相です。

この声優に憧れない若い人や子供が多いのも、うなずけますね。

専門学校や養成所も多く見受けられるようになりました。

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そもそも声優ってどういった仕事

アニメや外国ドラマの場合、字幕で台詞を画面に載せるという方法もあります。

実際、耳の不自由な人のためにこの字幕、例え声を当てていたとしても画面に出ることもあります。

また英語の聞き取りを目的に映画などのビデオを利用する人は、日本語吹替版でなく字幕版を使用することもあります。

しかし通常映画やアニメを楽しむ場合、やはり聞き取りやすい台詞というのはありがたいものです。

外国ドラマで日本語吹き替えなら、耳をそばだてることもなくリラックスして楽しむことが出来ます。

アニメも、台詞があってこそ一層楽しむことが出来るというわけです。

その台詞を演じてくれるのが、声優なのです。

一昔前は、この声を当てると言う仕事柄、アテレコなどとも呼ばれていました、特に海外ドラマや輸入物のアニメが盛んだった頃は、ある意味今以上に活躍していたとも言えます。

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声優になりたいと思ったら

実はその一昔前は、声優というのは地味な仕事でした。

自分の顔は出さずに、声だけを当てている影の仕事、と言う感じだったのです。

しかし今では、声優と言っても影ではなくなりました。

有名声優さんの場合、リサイタルなども開催しています。

非常に華やかな仕事になったわけです。

そうなればやはり、その仕事自体が憧れになるのは無理もありません。

声優イコールタレントになってきたのですから、当然といえば当然です。

なので声優志望の若い人は跡を絶ちません。

しかし声優になりたいと思っても、どうしたら良いのかまず迷うのは当然のことです。

専門学校や養成所

専門学校というのは、何かを専門に学ぶ学校のことです。

多種多様の専門学校がありますが、勿論声優の専門学校も存在します。

全日制のものから夜間まで、カリキュラムも豊富です。

最も学びやすく、また声優になりたいと思った時に利用する第一の方法が、この専門学校への入学でしょう。

しかしここに、声優養成所というものもあります。

これは読んで字のごとく、声優を養成する場です。

一般的には、事務所や劇団の付属になっていますね。

専門学校に比べると規模も小さいですが、場合によっては入学時にオーディションがあったりもする、専門性の高さもあります。

この2つが代表的な声優育成の場ですが、どちらにするか迷う人は勿論多いはずです。

専門学校の場合は

専門学校の場合、学校法人として経営されているところがほとんどです。

と言うよりも、専門学校なら学校法人になっているところを選んでください。

経営的にもしっかりしていますし、学生としてのメリットも受けられます。

例えば学割などですね。

学校法人に登録されていれば、電車の定期も学割の利用ができます。

また学生の身分が保証されますので、そういった意味でも安心ですね。

ただネックになるのが、学費と時間です。

学校で学ぶという感覚で入学する場合は、これは勉強という意味でも当然のことです。

しかし例えば、大学に通いながらなどという場合、時間的にも金銭的にも難しくなってしまいます。

ある程度の縛りがある、と言っていいでしょう。

夜間の授業ならそれは改善されますが、そのかわりどうしても授業内容が薄くなるのは避けられません。

養成所の場合は

声優事務所所属の養成所に入るのは、ある意味最も仕事に近く学べる場と言えます。

何しろ即戦力も求めているので、見込みがあるならデビューの場はかなり早く用意してもらえます。

専門的な授業内容になるので、ある程度の下地が必要という問題があるので、完全な素人さんだといささか難しいかもしれません。

劇団の経験があるとか、大学で演劇をやっている人の場合は、基礎ができているので専門学校よりもこちらがおすすめです。

しかし声の出し方から学ぶ必要のある人は、ちょっと難しいですね。

入学にオーディションを設けている養成所も多いので、完全な素人さんは、何かよほど光るものがないと、そこで撥ねられてしまいます。

専門学校よりもカリキュラム自体上級と言って過言ではありません。

残念ながら学校法人での登録はまずありませんので、学生の身分は諦めておいてください。

卒業後のことも考えなくては

専門学校に入学した、養成所に入れた、そこで全て解決でしょうか。

そうではありませんね、その後が問題なのです。

学んだ後卒業して仕事をして、初めて声優と言えるのです。

専門学校を卒業後

専門学校の場合、卒業しても正直なところすぐに声優に慣れるという保証はありません。

何しろ養成所のように直結した仕事の場を持っていないのが、専門学校です。

では卒業後の保証はなにもないのかと不安になる人もいるでしょうが、そこは門戸を広く開いた学校です。

あちこちからのオーディション、スカウトなどがやってくることになります。

在校中からこういった場に慣れておけば、卒業後に慌てることもありません。

また在校中にある程度の実績を作っておけば、卒業後にそれを利用することも出来ます。

全日制の場合、2年のカリキュラムは長いようにも思えますが、こういった卒業後の準備も考えるとちょうどいい期間と言えるかもしれません。

養成所を卒業後

声優事務所の養成所の場合、卒業後の最も安心なのは事務所にそのまま所属できる、と言うことです。

入学前や在学中に結構厳しく、場合によっては振り落とされていきますので、残れた場合は事務所への道が開かれているということが多いのです。

授業内容などは厳しくしかも濃密で、遊んでいる暇など無い期間ですが、実践的な内容なのが卒業後にすぐに活かせるはずです。

ただ問題は、当初この事務所でと思っても、養成所で学ぶ間にだんだんと、ここはちょっと違うなどの感覚が出てきた時です。

養成所の場合専門学校と違って、その事務所の色にあった声優を育てます。

言い方は悪いですが、その後のつぶしが利きにくくなってしまうのです。

養成所で学ぶ場合は、その点にも注目して選んでください。

声優になるだけでいいのかそれとも

実はこの声優、もともとは専門的にあった仕事ではありません。

普通の役者さんがテレビの黎明期に、外国ドラマで声だけ当てていたのが始まりです。

逆を言うと、しっかりした基礎と経験のある俳優さんが声を当てていたので、かなりの名演が多かったとも言えます。

今では一つの職業として確立していますので、専門学校も出来たわけです。

しかしもし、単に声を当てるだけでなく俳優としてもとか、歌もきちんと歌えるようにと思ったら、専門学校だけでは不足になることもあります。

こうした学校に入学してしまうと、ついこれで後は授業を受けるだけと安心してしまいますが、長くいい仕事をしたいならそれだけでは不充分です。

全日制なら休みの日や夜に、夜間部で昼間の仕事なら休日に、声楽や演技の勉強をプラスして行ってください。

影の仕事ではなくなった声優です。

光に当たる場所に出ることも多くなりました。

そこも考えて、プラスアルファで学んでいってこそ、存在の大きな声優になれる道となります。

まとめ

声優の専門学校や養成所は、一長一短ありますのでそこも踏まえた上で選択してください。

そして学校に入学したからと単にそれだけで満足せずに、その後卒業後のことも考えて、授業以外でも多くのことを学んでください。

そのための、専門学校や養成所で過ごす期間だと言うこと、忘れないでくださいね。

一過性でなく本当にしっかりした演技のできる声優になるために、学校在学中の時間はフルに使っていきましょう。






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