声優専門学校として東京アナウンス学院はおすすめできる?
声優専門学校に行こうと思った際、今ではたくさんの選択肢があります。
でもそうして選択肢がたくさんあると、逆にどこに行くのが正解なのかわからなくなってくることもある。
結果適当に決めてしまって後で後悔する人も多いのです。
そうならないようにするためには、それぞれの専門学校の特徴を把握しておく必要があります。
そこでここでは、専門学校の中から東京アナウンス学院にターゲットを絞り、東京アナウンス学院の特徴を見ていきたいと思います。
歴史のある学校で安心感が高い
東京アナウンス学院の一番の特徴といっても良いのが、歴史です。
東京アナウンス学院は、なんと日本で初めての声優養成学校でした。
いまでこそ、声優養成機関はたくさんあります。
たとえば養成所もたくさんありますし、声優の専門学校もたくさんありますから。
でも、それはやはり声優という仕事がすごく一般化して、メジャー化してきたからこそのこと。
東京アナウンス学院がその分野に進出したのが、1972年のこと。
その当時は今ほど声優さんがもてはやされることもありませんでした。
ということはつまり、今ほど人気の職業ではなかった。
にも拘わらず声優を目指している人に向けた教育機関を設けていたのですから、少なくとも人気の業界にターゲットを絞って、とにかく人を集めてお金を集めようという機関ではないことがわかりますよね。
人気のある業界の後発には危険があることも
既に人気のある業界に後発で入ってくるという場合には、とにかく人を集めてお金を集めることだけを目的としている場合も無きにしも非ず。
それはそうですよね。
人気の業界であれば、特に進路実績等がなくても料金を抑えておいたりすれば人が集まってくる可能性は高いです。
そうして人を集めさえすれば、お金は確実に入るわけですから、簡単に儲けることが出来ます。
それを目的に専門学校を開いているということだってある可能性はあります。
でも、まだ人気のない業界ではそれは難しいです。
専門学校を開いても人が集まらない可能性が高いですから。
それなのにまだ人気がそこまでない段階から専門学校を開いていたということは、それだけ本当に声優を育てたいという思いがあったということです。
そして実際、これまで40年以上経営してきているわけですから、それだけ信頼度は高いということになります。
声優の専門学校に行く際に、少しでもリスクを抑えたいと思うのであれば、東京アナウンス学院はおすすめできます。
卒業生に有名声優が多い
声優の専門学校を選ぶ際には、やっぱり卒業生にどういう人がいるのかということはすごく大切です。
実際東京アナウンス学院には、「けいおん!」でおなじみの佐藤聡美さん、「とある魔術の禁書目録」でおなじみの新井里美さん、「うたプリ」の寺島 拓篤さん、そのほかにも保志総一朗さん、細谷佳正さん等そうそうたる顔ぶれの卒業生が並びます。
卒業生はそのまま自分のロールモデル。
もちろん自分がこうした卒業生のように活躍できるかは、実際のところは自分次第ではあります。
どんな専門学校に行っても、自分でも必死に努力をしないとそうした有名に声優になれることはまずありません。
しかし、これまで全く卒業生が活躍していないという声優専門学校よりも、これまでに有名な声優さんを多く輩出している学校の方が、自分もそうなりやすいことは明白です。
授業内容が優れているということだから
たくさんの有名声優を輩出するというのは、運だけでは無理です。
たとえば一人すごく有名な声優さんを輩出した、というくらいであれば、運だけでもなることはあるものです。
その人自身がすごく努力をして、その結果そうして有名声優になったということもありますから。
でも、たくさんの人を有名声優にするというのは、やはり運だけでは無理です。
なのにそれが出来ているということは、人を有名声優にするだけのノウハウがあり、それをいろいろな人に実践しているということ。
しっかりしたノウハウがあり、それを数多くの人に当てはめていけば、どんどん有名声優が育っていっても全然不思議ではありません。
だから、有名声優をたくさん輩出しているかどうかというのは、意外と重要なポイントなのです。
どうせなら、ノウハウがあってしっかりした教育をしてくれるところに行った方が良いに決まっていますから、本気で声優になりたいのであれば、東京アナウンス学院はありです。
朝晩2食付きの寮がある
東京アナウンス学院には、寮があります。
寮があるというのは、地方の人にとってはやはり大きなポイントです。
多くの専門学校は東京にありますから、東京まで来て通わないといけません。
つまり寮がなかったら、東京で一人暮らしをしながら通わないといけないということ。
でもそれは簡単ではありません。
まず東京は生活費がすごくかかる。
全て仕送りしてもらえるというのであれば話は別ですが、それは難しいこともあるでしょう。
また、お金の問題だけではなく、食生活の問題などもあります。
東京で一人暮らしをするならば、専門学校に通いながらアルバイトをしないと厳しいことがあります。
たとえ家賃を払ってくれたとしても、食費も掛かりますし、生活費はそれ以外にもかかりますから。
でもそうするとやっぱり、食事を作る時間や体力などはなくなっていきます。
結果食生活が乱れ、体調も悪くなりやすくなる。
体調を崩して、あまり授業に参加できなくなったら、なんのために東京に来ているのかわからなくなりますよね。
寮であればそうなる可能性は少ない。
特に東京アナウンス学院の量では、朝と夜2食ご飯も付きますから。
マンションタイプの個室部屋
寮というと、何人かが同じ部屋で暮らさないといけないのかと思う方もいるかもしれません。
でも東京アナウンス学院の寮は、そういうタイプではありません。
たとえばマンションの一部屋のように、しっかりと一部屋一部屋が個人に振り分けられています。
なので、寮だからといって一人の時間が確保できないとかそういうことはありませんし、部屋で一人でレッスンの予習復習を行うこともできます。
2年合計250万円強かかる
こうしてみてみると、東京アナウンス学院は、すごく良い声優専門学校に見えます。
確かにそれは間違いありませんが、デメリットはないのでしょうか?
もちろんそれが内ということはありません。
東京アナウンス学院のデメリットとして挙げられるのは、学費。
東京アナウンス学院では、2年合計250万円強かかってきてしまいます。
一年目は約140万円かかります。
これは、やはり声優専門学校としてはやや高いほうになるんです。
もちろん100万円単位で高いというわけではありません。
だいたいのところで200万円くらいはかかってきます。
でも、十数万円程度ならば、東京アナウンス学院よりも安いところもあるものです。
だから、あまりコストをかけたくない人には向かないこともあります。
お金の余裕があるかは大きなポイントになる
このように、ややコストはかかるわけですから、お金の余裕があるかどうかがかなりのポイントになります。
もちろん奨学金を借りて通うこともできますが、奨学金はあくまでも返さないとならないもの。
確実に声優になれるわけではないのに、卒業したら返し始めないとならない借金を背負うのはリスクが高いです。
だから、お金の余裕があるかどうかが問題になるのです。
まとめ
東京アナウンス学院は、声優専門学校としては、安心度が高く、声優になれる可能性も高くなる良い声優専門学校だと考えてよいです。
寮もあって地方の人でも通いやすいですし、魅力的です。
でも、学費はやや高くなるので、そこだけは気をつけないとなりません。
もしどうしてもお金がない場合には、先にお金を貯めてから通うというのも、一つの選択肢としておすすめできます。