故障した液晶モニターの処分方法を紹介! 無料の場合もある?
パソコンを使用していたら、液晶モニターが映らなくなって廃棄しなくてはいけない時があります。
しかし、液晶モニターやパソコンは法律によって燃えないゴミとして捨てる事が出来ません。
もしも、メーカーやショップなどに回収してもらわなければ法律によって罰せられるので注意が必要です。
そこで液晶モニターを正しく回収してもらう方法や、注意点などを詳しく紹介しましょう。
>>私が絶対おすすめする液タブ・ペンタブランキングはこちら
液晶モニターを廃棄する際の重要なポイント
液晶モニターが映らなくなった際に注意しなければいけないのが、故障しているのが液晶モニターとデスクトップどちらのほうなのか確認する事です。
その確認方法や、パソコンまで回収してもらう場合の注意点を説明しましょう。
液晶モニターだけを回収してもらう場合
パソコンの種類によっては、液晶モニターとデスクトップが一体型になっているものもあれば、液晶モニターとパソコン本体が別々になっているものもあります。
別々になっているものであれば、液晶モニターだけを回収してもらえば良いですし、一体型の場合であればパソコンをそのまま回収してもらえば問題ありません。
ただし、一体型ではないパソコンの場合は、パソコン本体と液晶モニターのどちらが故障しているのか分かりづらい時があります。
液晶モニターだけが故障しているケースは、パソコン本体のHDDアクセスランプが点滅して起動音がしたのに、液晶モニターが映らない場合が多いです。
パソコンまで回収してもらう場合
一体型ではないパソコンでも、どちらが故障しているか確認しないで、両方を回収してもらえば良いのではないかと思うかもしれません。
しかし、パソコン本体を回収する際に注意しなければいけないのがデータ消去です。
パソコン本体には個人情報を記録している場合があるので、液晶モニターだけが故障している場合はパソコン本体は引き続き使用を続けたほうが良いでしょう。
なぜならデータをゴミ箱に捨てて、ゴミ箱を空にしても、簡単にデータを復元出来るようになっているからです。
復元された個人情報が、外部へ漏洩して悪用される事もあるので、パソコン本体を廃棄する際は注意しなければいけません。
>>私が絶対おすすめする液タブ・ペンタブランキングはこちら
液晶モニターを捨てられない理由
液晶モニターを燃えないゴミとして廃棄出来ないのは『家電リサイクル法」という法律があるからです。
この法律をよく知らない方のために、詳しく説明しましょう。
燃えないゴミとして捨てられない?
家電リサイクル法というのは、一般家庭や事務所で使用していたエアコン・テレビ(ブラウン管・プラズマ・液晶)・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機などをリサイクルするために作られた法律です。
この法律があるので、液晶モニターをゴミ捨場で廃棄したら『不法投棄』という事で処罰の対象になります。
そのような事にならなたいために、液晶モニターを廃棄したい場合は、液晶モニターのメーカー・ショップ(中古ショップ・家電量販店)・回収を専門に行っているメーカーに回収してもらう必要があるのです。
日本の政策
液晶モニターを廃棄するのに、そこまで面倒な事をしなくたないと考える方はいるかもしれませんが、この家電リサイクル法が施行されたのはやむを得ない事情がありました。
それが増え続けるゴミ問題です。
これは日本だけでなく世界各国でもゴミが増え続けて、ゴミを焼却する場所が少なくなっていきました。
この問題を解決するためには使用した商品を捨てないで、リサイクルする必要があったのです。
液晶モニターのメーカーに回収してもらう場合
液晶モニターのメーカーに、故障したディスプレイを回収してもらう場合は、無料で済む事もあれば有料の場合もあります。
料金の違いが出る理由や、注意点について説明します。
液晶モニターによって有料
液晶モニターには『PCリサイクルマーク』というものが書かれている商品があります。
このマークが付いている液晶モニターであれば、メーカーに無料で回収してもらえます。
PCリサイクルマークは『PC』の下に『リサイクル』と書かれているので、見たらすぐに分かるようになっています。
このPCリサイクルマークが書かれている液晶モニターは、平成15年10月以降に販売された商品なので、それ以前に購入した液晶モニターには付いていないので注意して下さい。
PCリサイクルマークが付いていない場合は、3000円程度で回収してもらえます。
回収してもらう場合の注意点
液晶モニターのメーカーに回収してもらう場合に、いくつか注意すべき事があります。
それが他社メーカーには回収してもらえない事です。
そのため、液晶モニターのメーカーに回収してもらう場合は、液晶モニターに書かれてあるメーカーの名前を確認して下さい。
そして同社メーカーの場合でも、液晶モニターがバラバラになっている場合は回収してもらえないケースもあるので気を付けて下さい。
ショップに回収してもらう場合
液晶モニターは、中古ショップや家電量販店でも回収してもらえます。
この場合は無料の場合だけでなく、逆にお金を貰える場合もあるので、詳しく紹介しましょう。
中古ショップ
日本には、様々な中古ショップがあって、その中古ショップにはパソコンを買取ってくれる場合があります。
使用している期間が少ない最新の液晶モニターであれば、高く買取ってくれる場合もあるので、中古ショップで回収してもらう方法は有効です。
中古ショップまで液晶モニターを持っていくのが大変と思う方もいるかもしれませんが、自宅まで出張買取してくれる中古ショップもあるので、予約さえすれば自宅にいるだけで回収してもらえます。
中古ショップによっては、壊れた液晶モニターでも買取ってくれる所があるので安心して回収してもらえますが、液晶モニターが割れている場合には回収してもらえない事もあるので注意しましょう。
家電量販店
液晶モニターを販売している家電量販店では、液晶モニターの回収だけでなく、パソコン本体のデータ消去まで行ってくれます。
ただしデータ消去をする際は、多くの場合は有料になってしまいます。
液晶モニターを回収する際に本来なら有料のケースでも、新しい液晶モニターを購入する代わりに、無料で壊れた液晶モニターを回収してもらえる所もあります。
回収を専門に行っているメーカー
回収を専門に行っているメーカーもあって、他のお店やメーカーでは回収してくれないような物でも回収してくれる所があります。
その中から2つのメーカーを紹介するので、良かったら参考にして下さい。
パソコンダスト
パソコンダストは、東京23区だけでなく関東全域で液晶モニターを回収してくれるメーカーです。
そのため関東に住んでいる方にはおすすめですが、関東以外に住んでいる方は注意して下さい。
このメーカーでは壊れた液晶モニターを修理した後に再販売するので、無料で回収してくれるのが嬉しい所です。
さらに一体型のパソコンを売る場合でも、データ消去までしてくれるので、パソコン本体も安心して回収してもらえる事が出来るでしょう。
パソコン廃棄.com
パソコン廃棄.comも液晶モニターを回収してくれますが、回収してくれないケースもあるので注意が必要です。
回収してくれないケースは、液晶モニターが割れている場合です。
それ以外の故障では回収してくれるので、古くて故障している液晶モニターなら問題なく回収してもらえます。
液晶モニターを持ち込む場合には梱包する必要がないのですが、郵送する際には梱包する必要があり、箱代や梱包代はメーカーが負担しないので注意しましょう。
まとめ
壊れてしまった液晶モニターは、メーカーやショップへ回収してもらったら有料になってしまうと思う方もいるかもしれません。
しかし、無料で回収してくれる場合もあり、メーカーやショップによっては逆にお金を払ってくれる場合もあります。
そのため、液晶モニターが壊れてしまっても安心してメーカーやショップなどに回収を頼む事が出来るでしょう。