液タブの設定方法を詳しく紹介!下位機種は設定が多い?
液タブは、アナログに近い環境で、デジタルのイラストを制作する事ができるので、今までペンタブを利用した事がない方でも短期間で操作法に慣れる事ができます。
ただし、下位機種の液タブを購入した場合には、設定する事が多くなっているので注意しなければいけません。
そこで、今から液タブを利用しようと考えている方のために、設定方法や、液タブの選び方を紹介しましょう。
>>私が絶対おすすめする液タブ・ペンタブランキングはこちら
液タブの設定方法
液タブと言っても、様々な機種があるので、設定方法は少し異なっています。
しかし、共通している部分は多いので、Wacom Cintiq Pro13や16の接続方法や、画面の切り替え方法などについて紹介するので参考にしてみて下さい。
接続方法
下位機種の液タブは、パソコンと接続する必要があります。
Wacom Cintiq Pro16の場合には『USB Type-C ケーブル』で、Wacom Link Plusと液タブ本体をつなぎます。
Wacom Link Plusは、その他にも『HDMIケーブル』や『USB Type-Aケーブル』などでパソコンとつないで、ACアダプタも使う必要があるのです。
Wacom Link Plusが中継する事により、液タブ本体とパソコンを接続する事ができるので、無くさないようにしましょう。
マッピング切り替え
液タブを利用する際には『マッピング切り替え』を行う事ができます。
マッピング切り替えは、必ず行わなくてはいけないという事ではありませんが、液タブの専用ペンだけで様々な操作を行う事ができるのです。
マッピング切り替えは『ワコム タブレットのプロパティ』ウィンドウの『マッピング画面切り替え』タグの所で調整できます。
マッピング画面を切り替える事によって、専用ペンでマウスポインタを操作できるようになるので、マウスをデスクの上に設置する必要がありません。
>>私が絶対おすすめする液タブ・ペンタブランキングはこちら
専用ペンの設定方法
液タブを利用する場合には『専用ペン』も利用するので、専用ペンの設定方法を覚えておいたほうが良いので、詳しく紹介しましょう。
ペン先の感触
専用ペンを液タブ本体のディスプレイで、滑らせようとしたら、少し硬く感じる場合もあれば、柔らかく感じる場合もあります。
違和感を抱いた状態で、操作しようとしたら、イメージ通りのイラストを制作する事は難しいので『ペン先の感触』を設定したほうが良いです。
『Wacomタブレットのプロパティ』ウィンドウには、ペン先の感触というものがあります。
ペン先の感触では、スライダを左にスライドさせたら柔らかくする事ができて、右のほうへスライドさせたら硬くする事が可能です。
筆圧調整
Clip Studioを使う場合には『筆圧調整』する事によって、線の太さの調整ペースを変える事ができます。
設定方法は、まずはClip Studioのサブツールの『ペン』を選択してプロパティを表示させて下さい。
ブラシサイズの右端の小さなボタンを押して『ブラシサイズ影響元を設定』というウィンドウを開きます。
筆圧設定は、斜めへ一直線になっているので、それを上のほうへカーブさせたら、専用ペンに力を入れる事により線を少しずつ太くする事ができます。
それとは逆に、グラフを下のほうへカーブさせたら、専用ペンに力を強くかけたら、線が一気に太くさせる事が可能です。
ショートカットキー
液タブ本体には『ファンクションキー』が搭載されている機種が多くあって、このキーを調整できたらイラストを効率よく制作できます。
設定方法は『ワコム タブレットのプロパティ』から『入力デバイス』を選んで下さい。
それから『ファンクション』を選んで『ファンクションキー』を選択しましょう。
ここで多くのボタンを調整できるようになるので、様々な操作がワンタッチで行えるようになります。
液タブを選ぶ際のポイント
液タブの設定方法を理解できたとしても、利用しやすい機種を選んでおかなければ、スムーズに作業できなくなります。
そこで、液タブを選ぶ際のポイントについて解説するので、確認してみて下さい。
対応可能なシステム
下位機種の液タブを購入した場合には、パソコンと併用する必要があるので、対応可能な『OS』を把握する必要があります。
実際に、多くの液タブには、対応可能なOSが決まっているので、自分が所有しているパソコンにインストールされている液タブを購入しなければ、利用できないので注意しなければいけません。
もし、対応可能なOSではない液タブを購入してしまえば、パソコンに対応可能なOSを新たにインストールする必要があります。
そのような事になれば、設定をする作業が多くなるので注意して下さい。
利用しやすいサイズ
液タブは、13インチ前後になっている機種もあれば、27インチにもなっている機種まであります。
小さいサイズを選んでしまえば、勢いよく線や色を引く事ができないので、イメージ通りのイラストを制作する事が難しくなってしまうのです。
しかし、サイズが大きすぎる液タブを購入してしまえば、よほど大きなパソコンデスクがなければ、窮屈(きゅうくつ)に感じてしまいます。
作業のしやすさを考えたら、自分が利用しやすいサイズを選んだほうが良いでしょう。
コストパフォーマンス
液タブは、50,000円前後になっている機種もあれば、300,000円前後になっている機種もあります。
お金に余裕がある方であれば、300,000円前後の機種を購入しても問題はないかもしれませんが、余裕がない場合には簡単に購入できないでしょう。
しかし、値段が安すぎたら、機能が劣っている機種があるので注意する必要があります。
そのため、液タブを選ぶ際には、筆圧機能・解像度・視野角などに注目して、値段と機能のバランスを考えて選ぶようにしましょう。
設定が少ない上位機種の特徴
上位機種の液タブであれば、パソコンを併用する必要がないので、あまり設定しなくても利用できます。
しかし、上位機種の液タブはメリットもあればデメリットもあるので詳しく説明します。
OSを搭載
上位機種の液タブには、OSを搭載している機種もあって、液タブ本体だけでイラストを制作する事ができます。
液タブだけでイラストを制作できれば、外出する際には、パソコンを持ち運ぶ必要がないので、カフェの中でも作品制作をする事ができますし、イラストレーターの方であればクライアントの方に液タブにあるイラストを見せる事もできるのです。
インターネット上でも、イラストを送信する方法もあります。
しかし、クライアントの方に、直に液タブに入っているイラストを見せたり作業している所を見せたりできたら、自分の才能をアピールする事が可能です。
体にかかる負担
液タブは、パソコンよりも高さがないので、イラストを表示している時に液タブを見ようとしたら、ある程度まで頭を下のほうへ傾かせる必要があります。
数多くある液タブの中には、本体をスタンドで立ち上げる事もできますが、それには限界があります。
長い間に渡って、液タブを見ていたら、首や肩に負担をかけてしまって、首こり・肩こりになる可能性が高いので注意して下さい。
まとめ
液タブは便利な家電製品ですが、設定方法をしっかりと把握しておかなければ、効率よくイラストを制作できません。
特に、筆圧の調整をしっかりと行っておけば、線の太さを調整しやすくなるので、短期間のうちにイラストを完成させる事も可能です。
多くのイラストを完成させる事ができれば、画力をアップさせる事も十分に可能でしょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://tablet.wacom.co.jp/article/how-to-pentablet
https://yoshino-kimiharu.hatenablog.com/entry/2017/05/27/190000
https://www.clipstudio.net/oekaki/archives/152159