液タブを手に入れるまでの道のり!トラブル無く使いこなすために必要なことをチェック!
パソコンで絵を描く際に最も直感的に操作できる液タブは絵描きさんにとって喉から手が出るほど欲しいもの。
ですが価格は高く準備を怠ると思わぬトラブルに遭遇し、予定していた出費がさらにかさむ可能性もあります。
折角手に入れた液タブが思うように使えないのでは意気消沈してしまうかもしれません。
そこで今回は液タブを手に入れるまえにやっておきたいことや準備しておきたいことについてみていきましょう。
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実際に現物に触れよう
液タブについてメリットやデメリットを述べた情報はたくさんあります。
直感的に描けるとか重いなど様々なレビューを見つけることができるでしょう。
ですがそれはあくまでも情報であって本当に重要なものではありません。
最も重要なことは自分の感覚でしか得ることのできない「実際の使用感」なのです。
いくら他人が「良いものだ」とか「使いやすい」といっても最終的に判断するのは自分。
そして人間には個人差があるので他人の評価が自分の評価と同じとは限らないのです。
また冒頭でも述べたように液タブは高い商品なので気軽に通販で注文できるようなものでもありません。
実際に届いてみたら思ったよりスペースが必要だったりケーブルの処理にイライラしてしまう可能性もあります。
サイズ感や使われているケーブルを確認するためにも、購入する前に現物を見ておきたいところです。
家電量販店で展示されている液タブ
ではどこで液タブの現物に触れれば良いのかというと、それは家電量販店です。
全国に展開している様々な家電量販店ではよく液タブの展示を行っているので行かない手はありません。
そこでより憧れを募らせるか、イメージしていたよりも使いにくいと思うかは当人次第です。
なお液タブのメーカーをワコムに限定すればタブレットがどこで展示しているかをチェックすることができます。
ワコム公式サイトの「店舗検索」というページでCINTIQなどの液タブを選択し「選択した製品から調べる」ボタンを押して下さい。
そうすれば最寄の液タブ展示店を見つける事ができるはずです。
ただ店舗の展示状況によっては液タブが展示されていない可能性もあるため、念のため訪れる予定の店舗に電話で尋ねてみると良いかもしれません。
無事に展示されていることが分かればそこへ行き、思う存分触ってみましょう。
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実際に触れることの価値
といっても最寄の家電量販店から遠いところに住んでいる方も居るはず。
家電量販店に行くこと事態が結構なイベントになるものです。
やや億劫な思いを抱いてしまうかもしれません。
ですが実際に液タブに触れる価値は確実にあります。
まず液タブは高価ですが、液タブの価格と比べれば家電量販店への交通費はそこまでかからないはず。
それに早めにでかければ一日中、液タブはもちろん街中を見回ることだってできます。
旅行気分で出かけるつもりで液タブチェックをしてみるのも面白いかもしれません。
また液タブのサイズ感はやっぱり現物を見なければわからないものです。
恐らく手の届く液タブとなるとイメージしたものより小さく感じるはず。
こうした感覚は画像や映像ではなかなか得られないものといえるでしょう。
それから家電量販店で触ったからといって買わなければいけないという決まりはありません。
基本的に通販の方が安かったりするので、型番などをメモって通販で購入するとお安く手に入る可能性があります。
お金があるなら通販でもOK
もし液タブを購入することが特に金銭的な負担になるほどではないなら通販で済ましてしまっても構いません。
安価なものと考えることができればイメージと違ったら使わなければ良いだけですし、思い悩む時間が少なくて済みます。
もちろんそうした「豊かな収入源があれば」という前提が成立することを前提としている点には注意しておきましょう。
ワコム以外のメーカーを検討
一通り液タブを触った後で検討してみたいのがワコム以外のメーカー。
かつてはワコム一択といった状況だったタブレット業界ですが、近年は中華液タブというものも参入するようになりました。
中華製の液タブはワコム製の液タブより価格が安く性能も十分なものが揃っているため候補として考えることをおすすめします。
ただこうした液タブはそうそう展示されていません。
家電量販店はもとより東京でもまず展示品にめぐり合う機会はそうそうないのです。
今後中華液タブを家電量販店で目にすることがあるかもしれませんが、少なくとも現状では家電量販店にはワコムがタブレットを制している状況といえるでしょう。
そのため通販がベースとなりますが、既に実際の液タブに触れていると、触れた液タブを基準として他の液タブを比較検討することができるようになるものです。
特に触れたタブレットを基準としてサイズ感を測れるというのは大きな点でしょう。
中華液タブを検討するためにも実際に液タブに触れておくことをおすすめします。
小さいけど安い「XP-Pen Artist10S V2」
中華メーカーXP-Penが手がける液タブの中でも最も安いのが「Artist 10S V2」です。
これは対角線10.1インチという小さいサイズの液タブとなりますが、価格は27,000円ほど。
ちなみに10.1インチは25.654センチメートルのことだったりします。
定規で測ってみるとどのくらいの大きさかが分かるでしょう。
それにしても約27,000円というのは液タブとしては破格の価格帯といえます。
ワコムの13インチの「DTK-1301」が約80,000であることを考えるとやはり安いとしかいえません。
本格的なデバイスというには小さいものの、予算がギリギリという方にとっては良い選択肢となるはずです。
パソコンの端子をチェック
液タブはパソコンに繋いで使うものです。
そして繋ぐケーブルは液タブによって異なるので注意しなければなりません。
場合によってはコネクタが無くて繋げないという場合もあるでしょう。
使うコネクタはUSBやHDMI、それからDisplayPortにDVIと様々です。
例えば先述した「Artist 10S V2」はHDMIとUSBをパソコン本体に、それから電源用のUSBケーブルをコンセントに差し込むことになります。
ノートパソコンではHDMI端子が無い可能性があるため注意しておきましょう。
また「Artist 10S V2」の本体にはUSB Type-Cのケーブル1本を接続すればそれで済んでしまいます。
パソコン側に複数のケーブルを差し、液タブには1本のケーブルを差すという変則的な形になるので少し迷うかもしれませんが実際に接続してみると簡単です。
デスクトップパソコンなら何かと便利
パソコンでお絵描きをする際に最も重要と思われるのがメモリです。
メモリは作業時にデータをためこんでおく一時的な記憶領域で、これが足りないとお絵描きはカクカクしたものになってしまうでしょう。
目安となる量は8ギガといったところですが、平行してブラウザを使ったりするなら16ギガは欲しいところ。
メモリの増設はノートパソコンでは難しいのでデスクトップパソコンを手に入れておきましょう。
またパソコンを全体的に軽快なものにするにはハードディスクではなくSSDを使うことをおすすめします。
これもやはりノートパソコンとなると換装が難しく、デスクトップパソコンの方がやりやすいです。
もちろんこれらはより軽快な環境を作り出すために推奨されることであって必要なことではありません。
現状使っているパソコンのスペックが液タブを使えるぐらい高ければ問題はないのです。
もしカクつくときはデスクトップパソコンの導入を検討してみて下さい。
まとめ
液タブを手に入れるまでの道のりについてみてきました。
まずはとにかく現物に触れることが大事です。
最寄の家電量販店が少々遠くても液タブの価格に比べたらその交通費は安いはずなので触りにいってみましょう。
また液タブを導入するには必要なケーブルやコネクタ、パソコンに求められるスペックといったハードルを乗り越えなければなりません。
事前に狙っている液タブに必要な環境についても調べておくことをおすすめします。