液晶テレビの掃除でよくある失敗は?ありがちな5つのNGポイント
液晶テレビは、日常生活の中で頻繁に使う家電製品のひとつであり、しっかり手入れをしながら使うことが大切です。
ただし、手入れをするなら、よくある失敗に注意しなければなりません。
間違った方法で手入れをしてしまうと、寿命を縮めてしまうこともあるのです。
では、ありがちな失敗について、詳しく説明していきましょう。
水拭きする
液晶テレビの画面に、何かの飛沫や指紋などがついたときは、拭き掃除をすることになります。
そのときによくある失敗が、水拭きです。
汚れを拭き取るなら、ただ乾拭きをするより、水分を含ませた方が楽に落とせるイメージがありますが、安易に水拭きをするのはよくありません。
濡らした布で画面を拭いた場合、指紋などの汚れは確かに落とすことができますが、問題はそのあとです。
画面についた水分が乾くと、そこに白い跡が残ってしまうため、せっかく掃除をしても、あまりきれいに見えなくなってしまいます。
そのため、画面を拭くなら、なるべく水分が多くならない方法で拭くべきです。
最小限の水分で掃除することができれば、拭いた後の画面が汚くなることはありません。
曇らせてから拭く
液晶テレビの画面を拭くときは、基本的に乾拭きがおすすめですが、落ちにくい汚れがあったときなどは、水分も欲しくなります。
そんなときは、布を濡らして拭くのではなく、画面に息をかけて曇らせましょう。
普通に水拭きをすると、水分の量が多すぎるため、どうしても白い跡が残ってしまいますが、曇らせるくらいの微量な水分なら問題はありません。
余計な水分を残さないようにしっかりふき取ることができるため、きれいに仕上げることができるのです。
乾拭きで簡単に落ちない汚れがあったときは、ぜひ試してみてください。
硬いもので拭く
液晶テレビの画面を拭くときは、使う布の柔らかさが問題になる場合もあります。
硬くてゴワゴワしたもので拭いたりすると、画面に傷をつけてしまう可能性が高いのです。
液晶テレビの画面を拭くなら、なるべく柔らかいものを選ばなければなりません。
画面に余計なダメージを与えないくらいの柔らかさがあれば、拭いても傷がつくことはなくなります。
ただし、ティッシュには注意してください。
ティッシュは一見すると柔らかそうに見えるため、液晶テレビの手入れでも使いたくなることがありますが、画面を拭くには柔らかさが足りていません。
人間の肌なら問題のない柔らかさでも、液晶テレビの手入れで使うと、細かい傷をつけてしまいます。
クリーニングクロスは安心
画面に傷をつけてしまう失敗を防ぐなら、その辺にあるティッシュではなく、眼鏡の手入れに使われるクリーニングクロスで拭くようにしましょう。
眼鏡の繊細なレンズを傷つけない柔らかさになっているので、ティッシュで傷つくような液晶画面を拭いても、まったく問題はありません。
傷を防いで劣化を防ぐためには、ぜひ使ってみてください。
強く擦る
液晶テレビの画面を強い力でゴシゴシと擦ってしまうことも、手入れをするときによくある失敗のひとつです。
きちんと柔らかいクリーニングを使っていても、そんな乱暴な拭き方をしていると、画面に傷をつけることになってしまいます。
液晶テレビを長持ちさせるために手入れをして、逆にダメージを与えるようなことは避けなければなりません。
画面を拭くなら、常に優しく擦るようにしてください。
落ちにくい汚れがあったときは、先述のように曇らせてから拭く方法がおすすめです。
洗剤に注意
強く擦ることによる失敗は、なかなか落ちない汚れがあったときに起こりがちです。
汚れをしっかりと落とすために、つい力技に頼ってしまうのです。
それを防ごうとしたときは、洗剤の洗浄力に注目することもありますが、安易に手を出すのはおすすめできません。
なぜなら、普通の掃除で使う洗剤には、研磨剤が入っていることが多いからです。
それを使って画面を拭けば、表面のコーティングをガリガリと削ってしまうため、より大きなダメージを与えることになってしまいます。
水で薄めた中性洗剤ならOKな製品もありますが、軽い気持ちで試したりせず、まずは説明書を確認してください。
また、アルコールも要注意です。
アルコールも、画面のコーティングを剥がしてしまうことがあるので、ウエットティッシュなどは避けるようにしましょう。
どうしても落ちないときは、クリーニングクロスを少しだけ濡らして、汚れのある部分だけを拭き、水分を素早く取り除く方法がおすすめです。
汚れの見落とし
液晶テレビの手入れで画面を拭くときは、指紋などの汚れがどこにあるのか、すぐにわかるようにしておく必要があります。
よく見えない状態だった場合は、見逃してしまうことが多く、せっかく拭いても、肝心な部分の汚れが残ってしまったりするのです。
そのような失敗を避けるには、必ず電源を切るようにしてください。
電源が入ったままだと、白っぽい汚れが見えにくいため、拭き残しが多くなりがちです。
きちんと電源を切っておけば、画面が黒くなるため、白いものが浮き上がって見え、確実に拭き取れるようになります。
あとから落ちていない汚れを発見し、何度も拭き直したりしないように、電源はしっかり確認しておきましょう。
ホコリを払わずに拭く
液晶テレビの手入れでは、いきなり画面を拭き始めたことで、細かい傷をつけてしまうことがあります。
ここで問題になるのは、画面に付着しているホコリです。
ホコリがついたままの画面を拭くと、ホコリをゴシゴシと擦りつけることになってしまうため、傷の原因になるのです。
そのような失敗を防ぐためには、電源を切ってすぐに拭くのではなく、まずホコリを取り除くようにしてください。
なるべく丁寧にホコリを払い、余計なものがない状態にしてから吹けば、画面にダメージを与える心配はありません。
柔らかいものを使う
ホコリを払うなら、適当にブラシを選んだりせず、その柔らかさを必ず確認するようにしてください。
硬いもので無造作にホコリを払ったりすると、画面に傷をつけることがあります。
液晶テレビに極力ダメージを与えないようにするなら、毛先の柔らかいブラシやモップがおすすめです。
それなら繊細な液晶画面にダメージを与えずに、しっかりとホコリを取り除くことができます。
拭き方にばかりに注目せず、事前の準備も丁寧に行いましょう。
静電気を除去するアイテム
液晶テレビのホコリは、静電気に引き寄せられて集まってくることが多いので、手入れに使うなら、それを除去できるようなものを選んでください。
ホコリと一緒に静電気もなくしてしまえば、払ったそばから付着するようなことがなくなり、よりきれいに仕上げることができます。
また、薄めた柔軟剤で周辺のテレビ台などを拭いておくことも、効果的な静電気対策になります。
衣類の静電気を防ぐ効果により、テレビの周りからホコリを遠ざけることができるのです。
せっかく手入れをするなら、汚れにくい環境づくりにも気を配っておきましょう。
まとめ
液晶テレビを長く使いたいなら、こまめな手入れは欠かせません。
しかし、不適切な方法で手入れをしていると、逆にダメージを与えてしまうため、長持ちさせることができなくなってしまいます。
寿命を縮めないためには、ここで紹介したような失敗に注意して、テレビに負担をかけない手入れを行いましょう。
常にその点を意識していれば、劣化を遅らせることができます。