液晶テレビの静電気対策で気をつけることは?避けるべき4つのポイント
液晶テレビに発生する静電気は、なかなか厄介なものです。
静電気によって埃が引き寄せられるため、放っておくと、すぐに汚れてしまいます。
掃除をしても、すぐに埃が集まってくるようでは、あまりきれいになりません。
そうしたデメリットを解消するには、なるべく静電気を発生させない使い方をする必要があるのです。
ここでは、液晶テレビの静電気対策で避けておきたいことについて、詳しく説明していきます。
部屋を乾燥させてしまう
静電気に悩まされる季節いえば、やはり冬になります。
寒くなってくると、衣服やドアノブなど、さまざまなところで静電気が発生してしまい、痛い思いをすることが多くなるものです。
もちろん、液晶テレビも例外ではなく、冬になると静電気が多くなり、普段よりも多く埃を集めてしまうことになります。
そこで問題になるのが、冬に静電気が多くなる理由です。
夏に静電気で悩むことは少ないですが、冬になると、必ず静電気が発生してしまいます。
そのようなことが起こる原因は、空気の乾燥です。
夏は、気温が高いだけでなく、湿度もかなりあります。
ジメジメとした蒸し暑さは不快なものですが、湿度が高いことで、静電気が発生しにくくなるのです。
一方、冬はとても乾燥する季節なので、すぐに静電気が発生してしまいます。
つまり、静電気を防ぐためには、湿度が必要になるわけです。
静電気を抑えるための対策をするのであれば、部屋を乾燥させないようにしましょう。
エアコンを使いすぎない
部屋の乾燥を防ぐのであれば、気をつけたいのは、エアコンの使用方法です。
冬になると、部屋を暖めるためにエアコンをつけっぱなしにしてしまうこともありますが、そのような使い方をしていると、室内の乾燥がどんどんひどくなります。
それでは、静電気の発生を抑えることはできません。
エアコンを使うときは、1日中つけっぱなしにするのではなく、ある程度部屋が暖まったところで、いったん切るようにしましょう。
使いすぎを避けるようにすれば、部屋が無駄に乾燥することはなく、静電気がたまりにくい環境をつくることができるのです。
加湿しよう
部屋の中の乾燥を軽減するためには、エアコンを適度に使うことも大切ではありますが、それだけではまだ不十分です。
乾燥を防いで静電気を抑えるなら、積極的に加湿を行ってください。
加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干したり、カーテンを霧吹きで湿らせたり、どんな方法でも構いません。
とにかく水分を増やすようにしましょう。
エアコンの使いすぎに注意して、さらに湿度を上げる工夫もプラスすれば、静電気の発生をしっかり抑えることができます。
また、適度な湿度を確保しておくと、喉を痛めるようなこともなくなるので、健康のためにもぜひおすすめです。
湿度を上げすぎてしまう
液晶テレビの静電気を防ぐのであれば、部屋の湿度を確保することは、とても効果的な方法です。
ただし、この対策には、ひとつ落とし穴があります。
それは、加湿に力を入れるあまり、必要以上に湿度を上げてしまうことです。
部屋の湿度が上がりすぎていると、室内に結露が発生するほどジメジメした状態になってしまい、液晶テレビに悪い影響を与えます。
液晶テレビは、他の多くの電気製品と同じく、湿度が高すぎる環境に弱いものです。
そのため、結露の多くなる窓際や、浴室の近くへの設置は、避けなければなりません。
しかし、いくら湿気の多い場所を避けていても、部屋全体が異様にジメジメしているような環境では、ダメージを防ぐことができないのです。
部屋を加湿するときは、室内の様子をときどき確認して、やりすぎないように注意しましょう。
こうした湿度のデメリットは、静電気の対策をするときにありがちな失敗のひとつです。
静電気を軽減できたとしても、その方法が適切ではなく、湿度による故障を引き起こしてしまったのでは、目も当てられません。
対策をするなら、必ず正しい方法で行ってください。
寝るときは切る
静電気対策で湿度を上げるとき、加湿器の使いすぎによるデメリットを回避するためには、就寝時にスイッチを切るようにしてください。
一晩中加湿し続けた方が効果的なようにも思えますが、それはよくない方法になります。
なぜなら、寝ている間に適切な湿度をオーバーしてしまっても、熟睡していたのでは、止めることができないからです。
結露ができるほど湿度を上げてしまい、その状態で延々と放置するようなことになれば、湿気によるダメージが大きくなってしまいます。
寝るときの加湿は、洗濯物や濡れタオルなどを利用するようにして、むやみに加湿器を使い続けないようにしましょう。
加湿器の蒸気に注意
部屋の加湿をするときによくある失敗としては、「加湿器の蒸気を液晶テレビにかけてしまう」というものもあります。
もちろん、かけようとしてかける人はいませんが、置く位置が悪かった場合などは、もろに液晶テレビを直撃してしまうことがあるのです。
そうなっては、静電気対策どころではありません。
したがって、加湿器を使うのであれば、位置確認を必ず行うようにしましょう。
液晶テレビへの影響がない、安全な場所を見つけてください。
ティッシュで埃を拭う
液晶テレビに静電気が発生していると、普通に埃を払っただけでは、きちんと取り除くことができません。
静電気が埃を集めてしまうため、払った直後にまた埃が付着することになり、せっかく掃除をしても、あまりきれいにならないのです。
そのため、静電気が発生しているときは、その辺にあるティッシュで液晶テレビを拭ったりしないようにしましょう。
静電気が発生しているときに埃を払うのであれば、適した商品を使用すべきです。
静電気を除去できるものを使う
静電気を帯びた液晶テレビの埃を払うなら、静電気を除去する効果があるハンディモップなどを使うのがおすすめです。
そうした商品は、あえて静電気を発生させることで、液晶テレビ側の静電気を除去し、埃を引き寄せることができます。
この方法なら、舞い上がった埃が再び付着するリスクを回避できるのです。
静電気の対策を考えるのであれば、手近なものを適当に使ったりせず、きちんと静電気の影響を軽減できるものを用意しましょう。
液晶テレビだけを掃除する
液晶テレビの静電気対策をするなら、静電気を除去できる商品を使った手入れは、とても有効な方法です。
しかし、液晶テレビだけを念入りに掃除しても、その周りに静電気がある環境になっていると、またすぐに汚れてしまう可能性が高くなります。
テレビ台など、周辺にあるものが静電気を帯びているということは、そこにも埃が集まってくるということなのです。
そのため、静電気の対策をするときは、液晶テレビ本体だけでなく、周辺にも気を配るようにしましょう。
具体的には、柔軟剤を使った拭き掃除がおすすめです。
柔軟剤は、衣服の静電気を抑える効果があるため、それでテレビ台などを掃除すれば、液晶テレビ周辺から静電気を除去することができます。
薄めて使おう
柔軟剤で拭き掃除をするときは、原液を布に染み込ませるのではなく、薄めて使うようにしましょう。
バケツ1杯の水に対して、5~6滴も入れておけば十分です。
そこに布巾などを浸し、しっかりと染み込ませたあと、固く絞って使うようにしましょう。
この方法は、プロが行う清掃作業でも普通に使われているものなので、ぜひ試してみてください。
まとめ
静電気が多く発生している状態は、埃がたまりやすくなるため、液晶テレビの寿命に影響してきます。
どんな電気製品にも当てはまることですが、埃の多い環境で使用していると、故障することが多いため、しっかり対策をすることが大切です。
ここで紹介した避けるべきポイントをしっかり頭に入れて、適切な対策をしていきましょう。