液晶テレビを長く使いたい!転倒やキズから守るための方法を紹介
液晶テレビの薄型化は目を見張るものがあって、それでいて画面の鮮明さも向上し、やはり家で使う家電の代表格なのだなと思ってしまいます。
そしていつの時代も変わらない、上位モデルの価格の高さ。
せっかくいいものを買ったのだから、長く使いたいですよね。
今回は液晶テレビを様々なリスクから守るための方法を紹介していきます。
液晶テレビは薄くて便利!でも…
4K対応のテレビも登場し、大きなスポーツイベントが控えていることから、思い切って大画面液晶テレビを購入しようと考えている人も多いのでは?
液晶テレビは家族の団らんを生み出せる存在でもありますし、リビングに大きな液晶テレビがあると、それだけでステータスになります。
自分で好きな専門チャンネルと契約して番組を見る時代でもありますし、これからもどんどん活躍してくれる家電であることは間違いないでしょう。
ただ、家電量販店などのテレビ売り場で実際にテレビを見た時、こうは思いませんか?
「こんなに薄くて大丈夫?」と。
確かに昔のブラウン管テレビは、横にも縦にも幅があり、それだけスペースを専有していたものの、「倒れそう」とは思わなかったものです。
もちろん液晶テレビ自体に本体を安定して直立させるスタンドが付属していることがほとんどですが、それで十分とはいえないでしょう。
実際、地震で転倒してしまったという事例もあるそうで、やはり個人で何らかの対策をすることが必須だといえます。
液晶テレビは薄型であっても、32型で約6キロ、55型になると約10キロと、それなりの重量があることがわかります。
これだけ重さのある、しかも固い樹脂などでできたものが落ちてくると思うと怖いですよね。
飛び散った破片による二次被害も考えられます。
転倒もが最も怖いリスクですが、使っていて地味に影響のある脅威もあります。
例えば汚れやキズ、液晶画面の一部が映らなくなるドット抜けなど。
これも液晶テレビを「裸」の状態にしておくと発生する確率は上がっていきます。
状態が良好なうちに、予防策を施すことが大切です。
薄型液晶テレビの転倒対策
液晶テレビを一度でダメにし、人にも被害が及ぶかもしれないのが転倒してしまうこと。
全く地震とは縁遠い地域や国ならば箱から出してそのまま置くだけでもいいかもしれませんが、我々は万が一が起こりうるということを知っています。
しっかりとした転倒対策をしたいところです。
テレビ台に固定する
通販等で液晶テレビを購入すると、テレビ台がオプションでついてくる、というパターンがあります。
同時に購入することも多いであろうレコーダーの収納先になったり、液晶テレビの高さを底上げしたりなど、あると便利ですよね。
液晶テレビ本体にメーカーが用意した固定用器具がセットになっていることもあるので、購入時に確認することをおすすめします。
家電量販店で購入するなら店員さんに尋ねればいいですし、通販の場合はメーカーのホームページに取扱説明書のPDF等があると思うので、その中の付属品の項目をチェックするといいでしょう。
もう一段階安心する方法が。
それは、テレビ台も固定してしまうこと。
テレビ台にキャスターがついていると、掃除がしやすくて便利なのですが、地震発生時にはそのまま滑ってしまい、危険なことも。
キャスターをロックするのはもちろん、キャスターをそのまま乗せるだけで固定できる下皿などを使うと、よりしっかりと固定できます。
100円ショップやホームセンターで簡単に入手できますよ。
壁掛けにする
賃貸では難しいでしょうが、薄型液晶テレビの利点を活かし、壁掛けにしてしっかりと固定するという方法もあります。
揺れに強いのはもちろん、テレビ台では実現が難しい高さへの固定も容易です。
また、小さなお子さんが手の届かない位置に取り付けることで、いたずらによる転倒から守ることもできます。
耐震マットを利用する
家具の転倒防止アイテムとしてお馴染みの耐震マット。
もちろん液晶テレビ用の製品も存在します。
耐震マットそのものに弾力性と粘着性があり、地震による振動を吸収、転倒を防いでくれます。
これを液晶テレビのスタンド部分に貼り付ければOKという手軽さも魅力です。
テレビ台に固定している場合は、テレビ台の下に耐震マットを取り付けるのもよいでしょう。
その場合、テレビ用ではなく、中型ないしは大型家具用の耐震マットにするのがおすすめ。
Uvistar TVバンド
テレビをテレビ台と固定する際、メーカー純正の付属品を使う方法もありますが、個別に販売されている便利グッズを使うのももちろんアリです。
こちらの転倒防止バンドの魅力は、テレビとテレビ台を固定できるのはもちろん、テレビと壁を繋げられることです。
壁掛けというわけではなく、テレビ台に置かれたテレビの背面から、近くの壁を橋渡しで固定するというイメージです。
これで前方への倒れ込みを、さらに防ぐことが可能です。
また、ビスで固定する方式なのでテレビ専用ではなく、棚などにも使うことができます。
汎用性が高いので、家電や家具を買い替えた時にも使えるのが嬉しいですね。
液晶テレビ画面の保護
日々液晶テレビを使っていく中で、起こってほしくないのが画面へのダメージ。
画面がうまく映らなくなったり、キズだらけになってしまったりでは、テレビそのものの存在価値を大きく損ねてしまいます。
そうならないよう、画面にフィルターをしておくことをおすすめします。
保護フィルムタイプ
画面に貼り付けて使う液晶テレビ用の保護フィルムは、スマートフォンやタブレット端末で使う保護フィルムと同じ感覚です。
汚れや指紋、軽微なキズから画面を守ってくれます。
反射防止機能やブルーライトカット機能など、画面保護以外のメリットも多く、そうした機能から選んでみるのもいいでしょう。
保護パネルタイプ
アクリルなどで作られた硬質なパネルで画面を守るタイプ。
物理的なダメージからより強固に画面を守ることが目的です。
それだけに画面の表現力や明るさが損なわれるのが心配されますが、上から被せるだけの簡単な取り付け方なので、鮮明な画面で映画などを楽しみたい時には楽に取り外せます。
このように、一度貼り付けたらそのままであろう保護フィルムタイプよりも、必要な時を選んで使えるので、画面の保護による映像の影響が気になる人には最適かもしれません。
お子さんやペットがいるお家は特に注意
特に小さなお子さんやペットが居るご家庭では、液晶テレビの保護をすることをおすすめします。
テレビに映るものに興味を示し、叩いたり、飛びかかったりする心配があるからです。
画面の破損の心配もありますが、何より転倒してしまった時が怖いです。
上に挙げたような対策をしっかりしたり、またペットの場合は身軽なことから液晶テレビ本体の上に乗っかってしまったりすることもあるので、本体のすぐ上に取り付け式の棚を設置してスペースを消すなどの工夫が求められるでしょう。
対策はバッチリ!でも過信しない
色々な対策もして液晶テレビ関係のリスクは心配ない、と思うかもしれませんが、過信しすぎないことが大切です。
固定したビスが緩むこともあるかもしれません。
ベルト部分が劣化して、想定よりも軽い荷重で切れてしまうかもしれません。
定期的にチェックすることで、より安全な液晶テレビ環境を作ることができますよ。
まとめ
せっかく購入した液晶テレビを長く、綺麗なまま使いたいというのは誰もが願うことでしょう。
運が良ければ、買ってきたそのままでも寿命を全うできるかもしれません。
しかし、様々なリスクを考えると、しっかりとした対策を行う必要性はおわかりいただけると思います。
より安全で、長く使える液晶テレビとなるよう、自発的に行動していきましょう。