液晶モニタの輝度は高いほうがよい?適切な輝度の設定方法とは?
液晶モニタを買ってつなげたら、まずその液晶モニタの見やすさを調整していくでしょう。
見やすさを調整する中で特にポイントとなるのが、輝度の調整、つまり明るさの調整になります。
だから輝度はしっかりと調整していかないとなりませんが、明るいほうが良いのか、それとも暗いほうが良いのかわからないものです。
そこでここでは輝度はどのくらいにすればよいのかを見ていきます。
輝度が高いと見やすくはなる
液晶モニタの輝度が高いと、より画面がはっきりと見えるようになります。
そして明るければその分だけ反射する率も少なくなります。
そもそもノングレアで反射しづらい画面を使用していたとしても、画面が暗いと多少なりとも反射しているようになってしまうこともあるものです。
でも、輝度を上げていればそうなることもなくなるのです。
ということは、いちいち目を凝らさないでも画面が細かく見えるようになるということです。
見づらいと目は疲れてしまう
画面が見づらいと、どうしても目はすぐに疲れてしまいます。
だから、輝度が明るいことには、そういう意味で目を疲れさせないというメリットがあります。
何となく輝度は明るければ明るいほど目に悪いというイメージがある方もいるでしょう。
その逆で、暗ければ暗いほどに目に良いのではないかと思っている方もいます。
でもこのように暗ければ暗いほどに目に良いということはないのです。
暗いことには暗いなりの目への負担があるということは覚えておくとよいでしょう。
明るすぎると見づらくなるので注意
輝度が高いと画面が見やすくなるとは言いましたが、ではどこまでも輝度を高めていけば、その分だけ画面がみやすくなるのかというと、全くそんなことはありません。
輝度を一定以上に高めてしまうと、その分だけ見づらくなっていきます。
それは太陽を想像すればわかるのではないでしょうか?
ある程度明るいと町の景色も見やすいです。
でもどぎつく太陽が照らしている時には、目を開けるのもやっとになることがありますよね。
そんなときには町の景色はみやすいでしょうか?
誰がどう考えても見づらいです。
だから、輝度は上げすぎてしまうとまぶしくて画面が見えづらくなるのです。
輝度が高すぎても目は疲れる
また、輝度が低いと目が疲れてしまうことがあると紹介してきましたが、目が疲れてしまうのは輝度が低い時だけではありません。
輝度が高いときにも当然目は疲れてしまいます。
それは、イメージ通りなのです。
輝度が高いというのは、液晶モニタが発する光が強くなるということです。
それを目にうけるわけなのですから、それが強くなればなるほどに目が疲れてきてしまうのは仕方ありません。
だからやはり、明るければ明るいほど良いということは全くないのです。
ではどうすれば目が疲れない程度に明るくしていけるでしょうか?
まぶしく感じたら下げていき徐々に合わせる
輝度が高すぎるときというのは、えてして目がまぶしいと感じるときです。
だから、液晶モニタをしばらく見ていて、まぶしいと感じたら、その時には輝度が高すぎるということです。
なのでもしそうなったら、少しずつ輝度を下げていくとよいでしょう。
ただやはり、まぶしいと感じるその感じ方は、目の状態にもすごく左右されます。
目が疲れている時には、そこまで輝度が高くなくてもまぶしいと感じますし、目が疲れていない時であれば、多少輝度が高くても耐えることができるようになります。
ではこうした輝度の設定はどのようなタイミングで行えばよいでしょうか?
目が疲れているときに行うべき
輝度の設定は、目が疲れているときに行うことをおすすめします。
目が疲れているときにはあまり輝度が高くなくてもまぶしく感じる。
でも、目が疲れていない時にはその輝度ではまぶしく感じない。
ということはつまり、目が疲れていないときにまぶしいと感じる輝度では、目が疲れている時にはすごくまぶしく感じるということです。
それで作業をするのはどう考えても目に悪いですし効率的でもなくなります。
だから最初から目が疲れた状態に合わせて輝度を調整するのがおすすめです。
輝度だけを合わせればよいわけではない
液晶モニタでは、輝度と一緒にコントラストを調節できることもあります。
そしてそれもあわせないと、適切な見やすさの液晶モニタにはならないことが多いです。
だから輝度だけではなくコントラストも合わせるようにしていってください。
では、コントラストはどのように設定するのが適切なのでしょうか?
コントラストは高いほうが見やすいことが多い
コントラストに関しては、高いほうが基本的には見やすいです。
ただもちろんコントラストも上げすぎるとすごく画面が汚く見えます。
だから極端に上げるのはおすすめしません。
暗い画面がつぶれない程度にコントラストを上げていき、そこから細かく調節するとよいでしょう。
まぶしくない輝度で見やすいコントラストを探す
調整の仕方としては、まず目が疲れていてもまぶしくない輝度に設定します。
そしてそれから、コントラストを見やすいように調節していきます。
それからまた輝度を少しいじってみて、もっと見やすくならないか探してみます。
特にほかに見やすい設定がなければそれが正解ですし、もっと輝度を下げたほうが見やすくかんじたのであれば、そこでまたコントラストを少しいじります。
こうして自分だけの適切な明るさを見つけていくのです。
明るさ的にも見やすさ的にも目が疲れないような設定にしていくことができれば、より楽に作業ができるようになることは間違いありません。
パソコンは基本的に長時間使用するものですから、この設定はすごく大切です。
部屋の明るさにも注意
輝度やコントラストを調整する時には、部屋の明るさにも気を付けないとなりません。
というのも、部屋が暗いと、輝度も必要以上に上げないとならなくなったり、逆に暗くてもよくなったりすることがあるのです。
でも、実際に暗い部屋のままで作業を続けることはないでしょう。
夜には間違いなく電気をつけるわけですから、きちんとその状態で明るさを設定していくことが大切になります。
また部屋の電気が暗い場合には、それを改善するのがおすすめです。
部屋は明るいほうが負担が少ない
昔から、テレビをつけるときは部屋を明るくして離れてみてくださいと言われるものです。
それはやはり、くらいところで液晶を見ると目への負担が大きくなるからです。
テレビだって液晶モニタだって、それが液晶であることには変わりはありません。
だから、部屋を明るくしてみたほうが目への負担が小さくなるということも同じです。
目への負担を小さくすることができるならば、それに越したことはありません。
なのでそもそも部屋が暗いという場合には、液晶モニタの明るさをいじるだけではなく、電気自体を変えることも検討してみてください。
電球を変えるだけでも、意外と部屋の明るさは大きく変わってきます。
しかも電球もそんなに高いものではありませんから、そこはやはり改善しておくのがおすすめなのです。
まとめ
液晶モニタの輝度は、目が疲れている状態で、まぶしいと感じない程度まで高めるのが正しい設定方法になります。
それと合わせてコントラストをいじり、さらにできれば部屋の明るさもなるべく明るくしていけば、より目に良い環境でパソコン作業をすることができるようになります。
ぜひこうして目が疲れづらい環境を作っていってください。