漫画の専門学校はストーリー展開の技術を学び、創作に必要な知識の取得にも役立つ
「漫画家になりたい」「イラストを描く仕事をしたい」など、自分の好きなことを職業につなげていきたいと考える人は多いでしょう。
日本は漫画大国であり、次々に新しい作品が生まれ、その中から多くの読者に支持される人気漫画が絶え間なく登場しています。
漫画の専門学校は、絵を描く技術を高めることはもちろんですが、漫画家として必要なストーリー構築の技術についてもしっかり学ぶことができます。
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目次
総合的な漫画技術の取得を目指すために専門学校の利用は効果的
漫画家の道に到達するためには、様々なハードルを乗り越えていく必要があります。
漫画が好きで絵を描くことが上手な人でも、職業にするためには多くの人から認められる実力が必要です。
まずは、確実な技術を身につけるところからスタートします。
学びの場として、漫画の専門学校を利用することはメリットがあります。
漫画を描く上での基礎から応用まで幅広く学習ができるため、自信のない初心者やこれから漫画を学んでいきたい人にとっても違和感なく溶け込める学習環境です。
漫画の専門学校では、登場人物のキャラクターデザインや、様々な技法の基本を学ぶことが可能です。
確実に土台を築きながら、学習が進む中でさらに応用へと自分のフィールドを広げていきます。
基礎が確実に身につくことで様々な応用が可能であり、独自性の発揮にもつながっていくでしょう。
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漫画の専門学校ではストーリー作成の技術も学べる
漫画家デビューを目指すには、人を惹きつける絵の技法はもちろんのこと、多くの読者が読みたいと思うストーリー展開の技術が求められます。
人気の漫画はストーリーが面白く、読者を漫画の世界観に引き込む魅力に溢れています。
想像力が豊かで、様々なストーリーが思い浮かぶ人であっても、それを実際に漫画として具体化するためには方法論を学ぶことが効果的です。
漫画の専門学校は、ストーリー作りの技術を学ぶことができます。
ストーリー作りには、意識しておくべき多くの要素があります。
テーマやあらすじ、読者を魅了する展開、主人公のキャラクター、破綻のないストーリー、独自性など、これらの要素を全て盛り込む優れた漫画を作るためには、絶え間のない努力と学びが必要です。
作品を作り上げるためには最初にテーマを決める
ストーリー作成において、最初に決めることは主題やテーマです。
何について描くのか、どんなテーマでストーリーを進めるのかについて、明確なものが必要です。
自分が好きなテーマにすれば、もちろんその内容について知識も豊富であり、ストーリー展開も柔軟に進めることができるでしょう。
しかし、物語を作る以上はそれだけでは不十分です。
テーマ以外の様々な分野に関する知識も必要になります。
幅広い知識を身につける努力を常に行うことで、自分が決めたテーマの物語構築にも大きくプラスになっていくでしょう。
物語の各種設定やエピソードなどの読者を魅了するストーリーが必要
言うまでもなく、舞台設定やキャラクター設定は重要です。
物語の舞台はどういったところで、どんなキャラクターの人物を登場させるのか、その人物がどのようなエピソードで、どんな変化をしていくのかなど、読者の興味を持続しハラハラさせる物語展開が必要です。
舞台やキャラクターが決まれば、後はその漫画の中でキャラクターを動かしていくことでストーリーは進んでいきます。
様々なエピソードを用意し、出来事が展開していく中においても、物語に破綻のないように統一したものが必要です。
矛盾のないストーリー展開が必要
多くのエピソードが思いついても、テーマやストーリーに関係のない出来事が多くなれば、読者にとって読みにくくなり、飽きることにもつながりかねません。
散漫にならないためにも、伝わりやすい展開が必要です。
テーマに関わるエピソードを導入することで統一性を保ち、読者に対して内容を理解してもらいやすい配慮が大切です。
特に連載が長くなれば展開において矛盾が生じる可能性もあるため、漫画のストーリーに関して統一感を保ちながら作り上げていく能力が問われます。
専門学校は、ストーリー作成から展開技術の能力を養う上でも役立つ場です。
物語展開の基本パターンを学ぶことは大切
独創的なストーリーといっても、基本的なパターンを肉付けしたものが多く、核になる部分はある程度パターンが決まっています。
例えば恋愛ストーリーにおいては、男女の出会い、関係に影響を与える様々な出来事、二人の間に割って入る恋のライバルなど、多くのストーリーに採用されているパターンがあります。
しかし、パターンは決まっていても、そのバリエーションは無数に存在します。
そこに作者の個性を乗せることで、無数のバリエーションの中から独自の世界観を構築することが可能です。
基本のパターンや独自性の発揮方法についても専門学校で学ぶことができます。
漫画の専門学校では「ストーリーマンガ専攻」のようなコースを設置し、より専門的にストーリー作成の技術について学ぶことが可能です。
ストーリー作成が思うようにいかない場合の対処方法や柔軟な思考方法についての学びもあるため、その点でも将来に渡って有益な学習ができます。
プロ講師の直接指導は自分の作品を客観的に評価できる
漫画の専門学校を利用する大きなメリットは、プロから直接的なアドバイスがもらえる点です。
自分の描いた絵やキャラクター、ストーリーなどに対しての客観的な論評を受けることは有益です。
わからなかった視点や問題点、逆に自分では気づかない自分の長所が発見できる場合もあります。
その人の個性を大切にしながら、プロである漫画家や編集者から様々なアドバイスや評価を受けることは、漫画技術の大きな進歩に役立っていくでしょう。
また、プロの漫画家として活動していくために必要な意識や考え方についても、実践的な立場から教えてもらえることは有益です。
漫画を将来の職業にしていく自覚や強い気持ちも芽生えやすくなります。
もちろん、周囲には同じ目標に向かって技術を高めようとする多くの生徒がいます。
そのような仲間がいる環境の中で、多くの刺激を受けることができる点も専門学校のメリットです。
業界との様々なパイプがあるのも魅力的
漫画の専門学校には、関係する業界との様々なパイプがあります。
業界に関係する多くの情報に接することは、プロとしての活動を目指す上で必要です。
漫画やイラストの業界は多様化しており、日々進化しています。
様々な情報を得ることで、自分の特徴を生かした活動範囲を明確にすることにも役立ちます。
また、漫画の専門学校を選ぶ際には、将来的にプロとして活動できる支援制度がどの程度充実しているのかを調べておくことがおすすめです。
専門学校を卒業した後は、デビューのための様々な活動を行うことになります。
作品制作はもちろんのことですが、自分の作品を編集者に対して魅力的に説明するコミュニケーションも必要です。
別の職業やアルバイトをしながら生計を立て、デビューに向けて地道な活動を行う人も多く存在します。
関連業界の仕事に就きながらデビューを目指す人もいます。
それぞれで卒業後の環境に違いがありますが、将来に向けてのサポート体制の整った専門学校が最適です。
まとめ
実際に漫画作品を作り上げるためには様々な技術が必要です。
それを総合的に学べる点が、漫画の専門学校を利用するメリットです。
専門学校を利用することで、業界関係者や編集者とのつながりを構築する期待もできます。
また、専門学校には夜間コースもあるため、日中は時間的に難しい状況の人でも利用することが可能です。
専門学校を利用する場合は、その活用メリットを十分に理解し、在学中はメリットを最大限に自分のものにすることが大切です。
参考URL・参考文献・根拠など
https://xn--n8jtc6ad0n856xgq2a0ek.com/recommended_method/cartoon_college.html
https://www.tdg.ac.jp/dept/manga/story/
https://www.tda.ac.jp/subject/M/
https://arthiro.net/%E3%80%8C/how-to-make-stories