漫画専門学校に通うことで一般職から漫画家に転職することはできる?

漫画の専門学校

現在、会社員などの一般職に就いている方の中には、いざ社会に出て働いてみた上でやっぱり漫画家になる夢を諦めきれない方がいるかもしれません。

一般職から漫画家への転職を考えている場合、通常の転職のプロセスとまったく異なることを理解しておくことが大切です。

果たして漫画専門学校に入学することで一般職から漫画家に転職することはできるのでしょうか。

>>私が絶対おすすめするイラスト・アニメ専門学校・通信講座ランキングはこちら


一般職への転職と漫画家になることの違い

一般職から別の一般職に転職する場合には、求人を見て自分が希望する条件を備えた仕事内容なのかを確認の上で応募します。

しかし、漫画家という仕事は求人を見て応募するのではなく、まずは漫画作品を完成させた上でたくさんの方に見てもらえるチャンスを得る必要があるのです。

さっそく一般職への転職と漫画家になることの違いを見ていくことにしましょう。

面接がある・ないの違いがある

一般職に転職する場合、面接を受ける必要があります。

その際に履歴書や職務経歴書などを持参しますが、履歴書の内容を充実させておくことで採用されやすくなります。

また、面接時の服装にも気を配る必要があり、印象を良くすることも採用されるためのポイントとなります。

それに対して漫画家になるには、これまでの経歴は関係なく面接もありませんが、読者を魅了する作品が描けるスキルが必要となります。

履歴書の提出がある・ないの違いがある

一般職に転職するには必ず履歴書が必要となりますが、漫画家に転職する場合には履歴書は特に必要ありません。

重要なのは自分ならではの個性を磨いていることとどれだけ高いスキルを持っているかです。

漫画家としてのプロフィールが雑誌などに掲載されることがあるので、ユニークな過去の経歴が役立つことがあるかもしれません。

資格の取得が必要か・必要でないかの違いがある

一般職への転職は履歴書と職務経歴書が必要となりますが、目指す職種によっては資格を取得しておくことで転職に有利になります。

しかし、漫画家への転職に資格を持っていることが有利になるということはなく、実力一本の業界なので、画力の美しさや迫力、ストーリーの面白さなどをひとつの作品にまとめる能力が必要となります。

>>私が絶対おすすめするイラスト・アニメ専門学校・通信講座ランキングはこちら


漫画専門学校は漫画家への転職に役立つのか

漫画専門学校で学ぶことで漫画を描くスキルが身につけば、イメージを漫画作品というひとつの形にする能力が高まります。

漫画家になるために学歴や職歴はあまり関係ありませんが、漫画家として読者を魅了する作品を描くのに大いに役立ちます。

漫画家への転職を考える場合には、まずは過去の経歴に目を向けるよりも、漫画家を目指すためのスキルを身につけることが平大切です。

漫画の描き方をマスターできるので役立つ

漫画の描き方は通常のイラストの描き方と違って、ストーリーをより分かりやすく面白くするためのコマ割りの技術も必要も必要となります。

物語の大まかな流れを掴んだ後、下描き・コマ割り・下書き・ペン入れ・トーン貼りを経て作品の完成を目指します。

漫画専門学校では、これらすべてのスキルが身につくので漫画家への転職に役立ちます。

プロの漫画家講師と接する機会があるので役立つ

漫画専門学校にはプロの漫画家の講師が在籍しているので、入学することでプロの漫画家と接する機会を得ることができます。

指導力が高い講師から漫画の描き方について学べるのはもちろんのこと、在学中に描いた漫画作品に対してアドバイスがもらえるのでおすすめです。

漫画専門学校に入学しただけでは漫画家になれない理由

ビジネス系の専門学校は授業を通していくつもの資格を取得できますが、漫画専門学校では一般職への就職や転職を目指すのに必要な資格を取得することはできません。

また、漫画専門学校に入学しただけで自動的に漫画家になれるわけではなく、あくまでも漫画の描き方のスキルを身につけるための場であるため、漫画家になるには自分の意志やスキルを高めるために多くの練習が必要となります。

それでは、漫画専門学校に入学しただけでは漫画家になれない理由について見ていきたいと思います。

漫画を描くためのスキルを真剣に身につける必要がある

漫画専門学校ではプロの講師から漫画の描き方を基礎から応用まで段階に応じて学べますが、授業を受けるだけではなく、学んだことを生かして作品作りをすることが大切です。

漫画を描くためのスキルを真剣に身につける必要があるので、漫画専門学校に入学しただけで自動的に漫画家になれません。

漫画を描くためのスキルを自分のものにして、個性を生かした作品を完成させてこそ漫画家を目指すことができます。

ひとつの漫画作品を完成させる腕を磨く必要がある

漫画はイラストのように1枚の絵で作品が完成するのではなく、物語に沿った複数枚の原稿を一貫して描くことではじめて漫画の作品として完成します。

漫画専門学校に入学してただ授業を受けていても、最後まで作品を完成させることができない場合、漫画家になることはできません。

毎日の授業を通して身につけたスキルを生かして、ひとつの漫画作品を完成させる腕を磨くことで漫画家を目指すことができます。

漫画作品を新人賞に応募してデビューする必要がある

漫画家に転職するために漫画専門学校に入学しただけでは漫画家になることはできません。

漫画家になるためには、誰にも真似できない個性的な作品を描く必要があるのはもちろんのこと、描き上げた作品を漫画新人賞に応募する必要があります。

漫画専門学校では、講師から完成した作品をブラッシュアップするためのアドバイスがもらえるので漫画家を目指す方にとって心強いでしょう。

一般職から漫画家に転職する方法

一般職から一般職に転職するより、一般職から漫画家に転職することのほうが努力が必要となる場合があります。

しかし、漫画家としてデビューした場合、自分の個性を発揮しながら作品を世に送り出すことで読者から作品を待ち望まれるなど、やりがいと希望を持って仕事に取り組めます。

一般職から漫画家に転職する具体的な方法を見ていくことにしましょう。

漫画専門学校で漫画の描き方のスキルを磨く

漫画家になるためには、漫画を描くスキルをしっかり身につける必要があります。

学んだことを自分のものにするためには、その日のうちに身につけたスキルを自分の作品にすぐに生かすことが大切です。

授業ごとの課題提出に力を入れることや日頃からコツコツと作品作りに取り組むことが漫画家を目指すために必要なことなのです。

漫画新人賞にコツコツ応募して受賞を目指す

漫画新人賞に応募して賞を受賞することが漫画家になるための近道です。

求人に応募して仕事に就くというプロセスとまったく異なる方法でプロとして仕事をすることになるので、漫画専門学校でプロとして通用する高いスキルを身につけておくことをおすすめします。

漫画専門学校の中には、プロの編集者が来校して完成した作品に対してアドバイスしてもらえるところもあるので受賞を目指すための作品作りに役立つでしょう。

まとめ

一般職から漫画家を目指すために漫画専門学校で学ぶのも方法のひとつです。

プロの講師から漫画の描き方を直接学べる上に、漫画家としてデビューするために必要な作品作りをサポートしてもらえます。

漫画新人賞を受賞するには個性を生かした完成度の高い作品を応募する必要があるので、漫画専門学校でのひとつひとつの授業を大切にしながら作品作りに励むことをおすすめします。






漫画の専門学校