液タブに慣れないときの原因は?6つのNGポイント
液タブの特徴は、液晶画面にペンを当て、直接描き込むことです。
これは、紙に描くときと同じスタイルなので、それまでアナログでやっていた人でも、早く慣れることができます。
ただし、描きやすさを妨げる要素には注意が必要です。
それがあると、「なかなか慣れないな」と悩んでしまうことがあります。
では、慣れを遅らせてしまうよくないポイントについて、詳しく説明していきましょう。
>>私が絶対おすすめする液タブ・ペンタブランキングはこちら
滑る
液タブは紙に描くようなスタイルで作業できますが、滑りやすいと、そのメリットが邪魔されてしまいます。
本来は描きやすいはずの液タブを、不便に感じるようになるのです。
表面がツルツル滑り、ペンがおかしなところまで進んでしまうと、スムーズに描くことができません。
頻回にやり直しが必要になるため、スピードが落ちていきます。
しっかり完成させるまでに、無駄に長い時間をかけてしまうこともあるのです。
そのような扱いにくい液タブでは、なかなか慣れることができないため、悩むことも多くなります。
きちんと慣れて使いこなすためには、滑りを抑え、描きやすくしておきましょう。
抵抗を加える
滑りを抑えるための最も手っ取り早い方法は、保護フィルムを貼り付けることです。
そうしたフィルムには、「汚れや傷を防ぐもの」というイメージがありますが、製品によっては別の効果を得られるものもあります。
表面が凸凹した特殊な形になっているものは、描いたときに抵抗が加わるようになるのです。
それなら、滑りすぎる心配はありません。
ほどよい抵抗がストッパーの役割を果たしてくれるため、線を引きすぎたりせず、思い通りに描くことができます。
これは、より紙に近くなるということです。
紙の表面も、すっかりツルツルなわけではなく、微妙な凸凹があります。
それをフィルムで再現し、描きやすく慣れやすい状態にするわけです。
ストレスを防いで気持ちよく描くためにも、便利なフィルムをしっかりチェックしておきましょう。
ペン先の減りに注意
フィルムで紙に近づける工夫は、アナログが得意な人にはおすすめの方法です。
しかし、慣れやすくなる代わりに、別のデメリットが発生することも忘れないようにしましょう。
表面に抵抗が生まれることにより、ペン先の消耗が激しくなってしまうのです。
ツルツルの画面なら極端に減ることはありませんが、わずかな凸凹がある状態だと、常にすりおろすような状態になります。
そのため、意外に早く削れてしまい、びっくりすることもあるのです。
替え芯をしっかり用意して、消耗の激しさをカバーしましょう。
>>私が絶対おすすめする液タブ・ペンタブランキングはこちら
反射がひどい
チラチラと反射がある画面は、見にくくなってしまいます。
これも、慣れを妨げる原因のひとつです。
せっかく液タブを選んでも、作業の邪魔になる要素があったのでは、サクサクと描き進めることができません。
少しでも早く慣れるためには、描きにくくなるポイントを潰しておくようにしましょう。
フィルムで軽減
反射を抑えるフィルムなら、不快な反射が抑えられ、ぐっと描きやすくなります。
これは、目の疲れを軽減するためにも大切なことです。
眩しくて見にくいものを無理やり見つめていると、目に大きな負担がかかります。
それを防ぐためにも、保護フィルムの機能をうまく利用しましょう。
ブルーライトの負担も減る
保護フィルムで防ぐことができる光は、反射したものだけではありません。
液晶画面から出るブルーライトを防ぐタイプもあります。
ブルーライトはかなり強い光なので、長く目に当たっていると、眼精疲労の症状が出やすくなります。
たくさん使って早く慣れたくても、それではうまくいきません。
ブルーライトの刺激を少しでも軽減できるように、フィルムをしっかり用意しておきましょう。
角度が合っていない
角度が合わないことも、見にくさや描きにくさを感じてしまう原因のひとつです。
その点が常に気になる状態だと、スムーズな慣れを妨げられてしまいます。
角度を調整するなら、付属のスタンドを活用してみましょう。
スタンドを使えば、液タブを少し立てて、より描きやすくなるように置くことができます。
もしスタンドが付属していなかった場合は、専用のものでなくても構いません。
譜面用のスタンドなど、他の使えそうなアイテムを利用し、描きやすい角度を見つけてみてください。
安い液タブだと視差が気になることもありますが、それも角度の調整で解決できます。
画面が熱い
液タブは、板タブと違って画面が熱くなります。
夏になると、かなり不快に感じてしまい、描きにくくなることも多いのです。
どんどん描いて慣れるためには、そうしたデメリットを取り除く必要があります。
手袋で快適
画面の熱さを防ぐためには、素手ではなく、手袋をはめた状態で描いてみましょう。
専用の手袋をつけていれば、画面に触れていても、熱さを強く感じることはありません。
それなら、ノンストレスで気持ちよく作業を進められるのです。
熱の対策をするなら、ぜひ試してみてください。
汗対策にも
液タブが熱くなるときは、当然手汗もひどくなっていきます。
夏は汗をたっぷりかいてしまうので、画面を汚すことも多いのです。
それを防ぎたいなら、やはり手袋が重要になってきます。
手袋で汗を吸収していれば、必要以上に汚してしまう心配はありません。
慣れやすくするだけでなく、快適さをアップさせるためにも、手袋をうまく使っていきましょう。
代用できるもの
熱や汗の汚れを防ぐためには、手袋以外にも便利なものがあります。
それが、日焼け対策でよく使われるアームカバーです。
アームカバーは腕を覆う範囲が広いため、「夏は暑苦しそう」というマイナスなイメージもありますが、実際にはそれほど気になりません。
優れた吸湿発散性を備えたものなら、十分快適に使うことができます。
手袋がない場合は、そうした代用できるものを探してみましょう。
机が狭い
机の狭さは、描くときのストレスを増やす原因になります。
たくさん描いて液タブに慣れるためには、その点もしっかり排除しておきましょう。
快適な環境で作業していれば、慣れを邪魔されることはなくなります。
資料を見やすく配置
机の上が狭いと、資料を見にくくなる可能性があります。
液タブを置いたことで大半のスペースが埋まってしまい、重なったり隠れたりするような置き方しかできない場合があるのです。
そうなると、いちいち入れ替えて見なければならず、作業の進行が滞ります。
スムーズに描くためには、十分なスペースのある広い机を使うようにしてください。
幅や奥行きをチェック
広い机を見つけるためには、幅や奥行きといった要素を見逃さないようにしましょう。
それらを細かくチェックして選べば、便利な机が見つかります。
置きたい液タブのサイズなどを考慮して、使いやすそうなものを探してください。
L字型になった机などは、たっぷりと広さを確保してあるものが多いので、要チェックです。
机が高い
慣れや描きやすさを低下させないためには、広さだけでなく、高さも確認しておいてください。
高さが合っていないと、肩がこって疲れやすくなります。
そんなことでは、液タブを長く使うことができません。
無理に長時間使えば、体への負担が大きくなってしまうのです。
快適に描いて早く慣れるなら、腕が不自然に上がらないような体に優しいタイプを選びましょう。
腕の位置が常に自然な状態になっていれば、肩のこりを抑えられます。
まとめ
液タブを使うときは、ここで紹介したNGポイントがないか、念入りにチェックしておいてください。
もしあるようなら、それは確実に潰しておきましょう。
一見すると慣れに関係なさそうな要素でも、油断してはいけません。
ストレスにつながるものは、慣れるまでのスピードを遅くしてしまう可能性があります。
できるだけデメリットを少なくして、気持ちよく作業できるようにしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://illust-info.xyz/ekitab-pentab-chigai/
https://illust-info.xyz/ekitab-tukaikata/
https://world-creation.com/liquid-crystal
https://simatei.com/tablet-gloves
https://www.02320.net/arm-cover-for-geek-in-summer/
https://pentablet.club/hogofilm
https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/tip2/