どんなメーカーが作ってるの?液タブメーカーについて詳しくチェック!
お絵描きしたいと思ったときに気になるデバイスが液タブ。
ですが液タブは基本的には高価な商品ですし、メーカーも色々あるのでどれを買ったら良いか判断がつかないものです。
そこで今回は国内海外問わず様々な液タブメーカーについて詳しくみていきましょう。
各メーカーの特徴をしっかりみていけば自ずと候補も絞られてくるかもしれません。
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世界で活躍する日本のワコム
ペンタブレット、液晶タブレット問わず世界的に活躍しているメーカーが日本の企業ワコムです。
ワコムは1983年に埼玉県に設立してからペンタブレットの開発を続けてきたこの業界における立役者のような存在といえます。
ペンタブレットの構想自体は古くから存在し、最初は専門機器として扱われてきましたがワコムが一般的に普及させた形といえるでしょう。
ワコムはペンタブレットにまつわる多くの技術を有し、その特許も取得しているため磐石な体制を築くことに成功しました。
そのため競合他社は長いこと存在せず、ほぼ独占市場と言っても良いような状況を作り上げていたのです。
だからといって何かサービスに不備があるわけではなく、大企業ならではの手厚いサポートを期待することができます。
また日本の企業であるという点だけでも評価対象になるでしょう。
日本語が完全に通じることが保証されているため修理の際の手続きなどがスムーズに行くはずです。
高価な機器だけにサポートをきちんと受けられるという点は重要な点といえます。
それからワコム製品は質が良く、基本的にペンタブや液タブはワコムの製品を基準として語られることも多いもの。
いわゆる業界における軸ともいえる存在なのです。
なのでワコムの製品を手に入れておけばまず間違いはありません。
ただ一点、デメリットともいえるのが製品価格が高めな点です。
これは昔からそうなのですが、ワコムのペンタブや液タブは高価で、特に液タブは数十万円するものもあるほど。
昔は他に比較対象が存在しなかったのでどう判断すれば良いのか迷うところでしたが、今は他のメーカーも製品を手がけるようになったのでやはり割高といえます。
予算が多いならワコムの製品を手に入れると良いでしょう。
品質の良さは保証されていますし、サポートも充実したものが期待できます。
ただ予算が少ないなら他のメーカーも検討すると良いかもしれません。
ワコムの液タブ「Cintiq 13HD DTK-1301/K0」
ワコムの液タブには色々なサイズのものがありますが、おすすめは小さめのサイズ。
この「Cintiq 13HD DTK-1301/K0」は13インチというサイズなのですが、しっかりと液タブの性能を備えています。
通常価格が88,560円とやはり高価ですがセール時には20%オフになることもある形です。
液タブの価格は基本的にサイズが大きくなればなるほど高くなっていきます。
13インチでも9万円弱するわけですから「液タブ=高価なもの」と思うのは当然のことです。
また、より性能が良く遅延を感じないほど快適に描けるものは30万円ほどします。
ですがワコムの製品は価格に見合った品質なので、手に入れたら満足して使うことができるでしょう。
価格と性能が高いレベルで両立しているのがワコムの液タブといえるのかもしれません。
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新進気鋭の中国のメーカーHuion
近年「中華液タブ」というジャンルが盛り上がりをみせるようになりました。
これはそのまま中華製の液タブを指すのですが、とにかく価格が安いのです。
しかも一昔前の中国製品のイメージを覆すような、良い品質のものが多く並んでいます。
ただ中華液タブというとどこか漠然としたイメージになってしまうので、1つずつ具体的にメーカーをみていきましょう。
中国のメーカーHuionは2007年から電磁波デジタル入力技術の開発を開始しました。
やがてその分野における中国のトップ企業となり、電磁気入力認識分野においても世界的な企業へと成長することになります。
2012年になると独自開発したデジタル手書入力認識技術が商業的な成功を収め様々な産業で採用されたとのこと。
そして2013年からデジタルペインティングの分野にも進出し、以降も入力技術の開発を続けているという状況です。
昔から存在した企業ではなく最近この業界に参入した企業であることがわかります。
現在Huionでは多種多様な液タブやペンタブ、それからトレス台を主力商品として展開しています。
公式サイトは日本語でFAQも掲載しているため言語の問題もありません。
まるで日本企業のような印象すら受けるかもしれません。
安いのに大きい「HUION GT-190」
この製品は何と19インチもある液タブなのですが、その価格の通常価格は45,548円。
しかも時には19%オフにもなったりするというかなりお安いものとなっています。
ちなみに19%オフの場合の価格は36,779円。
ワコム製品と比較すると格段に安いということができます。
先述したワコムの「Cintiq 13HD DTK-1301/K0」は13インチなのに通常価格88,560円というお高いものでした。
ですがこちらは19インチで通常価格が45,548円。
6インチも大きいのにその価格は半値といっても過言ではありません。
もちろん約45,000円が安いといわれると決して安いとはいえないでしょう。
あくまでもワコムの液タブと比較した場合に安いというだけです。
ただこの価格差は手に入れる液タブ候補を考える際に見逃すことはできないはず。
2011年から活躍を続けるGAOMON
中華液タブメーカーとしてHuionと同じように知られるのがGAOMONです。
GAOMONは中国市場で2011年から知られるようになったメーカーとなります。
メインのプロダクトはUSBペンタブレット、ワイヤレスペンタブレット、シグネチャーパッド、ペンタブレットモニター、トレス台といったところです。
GAOMONが世界の市場へ参入したのは2016年。
2016年9月7日にAmazonで「GAOMON S56K」という機種を販売した形で中国国外のマーケットへ進出した形です。
それからは積極的に様々な商品を世界的に販売するようになりました。
そのため中国国外にいる私達からすれば2016年から見かけるようになったメーカーとなります。
突然現れたように見えますが2011年から中国国内で活動しているので信頼性は低くないといえるでしょう。
なお公式サイトは日本語には対応していません。
丁度良いサイズの「GAOMON PD1560」
この製品は15.6インチという中くらいのサイズの液タブで、ショートカットキーを10個も搭載しているタイプ。
Amazonではセール価格しか表示されていませんが、その価格は39,999円。
約40,000円で15.6インチの製品となるのでやはりワコム製品よりはお安いといえます。
サイズが15.6インチという小さすぎず大きすぎないという点は魅力的です。
丁度良いサイズのものを探しているなら丁度良いかもしれません。
名前に味わいのあるUGEE
中華液タブの代表的なメーカーとして忘れてはならないのがUGEE。
日本語で「うげー」と読めてしまいますがその製品の品質は高く決して「うげー」とはならないはず。
UGEEは中国のシリコンバレーとも呼ばれる深セン市(Shenzhen)にて1998年に設立されました。
当初からタブレット技術の開発をしていて、2003年には中国国内向けにペンタブレットの販売を始めるようになった形です。
ベンチャーというよりは歴史のある企業といった方が正確かもしれません。
2014年までにペンの筆圧感知を2048レベルにまで高めることに成功し、同年には8192レベルの筆圧感知ができるようになりました。
またドローイングスクールを運営し、若いアーティストに技術向上に貢献しているとのこと。
現在では大企業となり世界的に製品を販売するようになりました。
順調に成功を収めつつある企業ということができるでしょう。
格安の19インチ液タブ「UGEE 1910B」
「UGEE 1910B」は19インチにも関わらずその価格は何と31,999円。
激安です。
このサイズの液タブを手に入れたいなら迷わず候補に入れたいところ。
19インチの液タブで32,000円弱というのはこれまでの液タブの価格推移から考えると途轍もなく安価としかいえません。
何と言ってもやっぱり価格が安くて済むというのは非常に大きなメリットです。
もし予算が少ないならUGEEの液タブを検討する価値は大いにあります。
まとめ
様々な液タブメーカーとその代表的な製品についてみてきました。
ワコムはもちろんですが、今では様々なメーカーが存在します。
特に中華液タブの攻勢は凄まじいのでチェックしておきたいところ。
また中華液タブと一言でいっても、各メーカーの日本語への対応やこれまでの歩みはそれぞれ異なります。
それぞれ特色があるのでじっくりと検討していきましょう。