目の疲れは万病の元!?液晶モニタによる疲れ目の傾向と対策
液晶モニタが普及すると共に、目の疲れを訴える人が増えていますパソコンやスマホだけではない、あれもこれもそれも、家電はすべて液晶がついているからです。
30年前は液晶モニタどころか、ビデオデッキもパソコンもなかったわよ。
スマホ世代は信じないと思うけど、ゲーム機もなかった。
と書いていても仕方がありません。
目の疲れは万病の元。
液晶モニタによる疲れ目の傾向と対策を考えます。
目次
傾向①「目の疲れは万病の元」なの!?
「風邪は万病の元」と言いますが、目の疲れだって「万病の元」。
液晶モニタで目が疲れすぎると、身体のトラブルの原因となります。
なぜなら、液晶モニタで目が疲れたときは、周囲の様子がほんのり見えづらくなっています。
ものすごく見えなくなるわけではないので、ほとんど自覚できません。
しかし、こういう時の身体全体は、無意識に力んでいます。
それで首も疲れ、肩も、背中も、腰も・・・と、トラブルを併発しやすいのです。
傾向②額で判る!?液晶モニタによる目の疲れ
液晶モニタによる目の疲れが、額、つまりおでこの様子でわかることがあります。
自分のおでこ全体を、両手でさすってみてください。
おでこの筋肉がいやに硬いとか、触ったところが痛いとか、不自然なことがありませんか?
(私は自分の手で触りたくないくらい、額が痛くなる日があります)(パソコンでの文字の入力作業を、1日あたり10時間以上行った日です)もし額が痛かったり、額の筋肉がいやに硬かったりというのは、たぶんおそらく液晶画面の見つめすぎ。
目の使いすぎで、目の周囲の筋肉が疲れきっているのです。
こういう時は額だけではない、目の周囲のどこを触っても、じわりと痛いことがあります。
「パソコンのやりすぎはここまでになるのか・・・」と思ってしまいますが、実はこれ、カンタンに治るのです。
対策①額が痛いほどの目の疲れは、治せる?
額が痛いほどの目の疲れは、実にカンタンに治ります。
約2週間、デジタル機器の画面を見なければよいのです。
「約2週間、デジタル機器を見ないなんて無理!」と思われるかもしれません。
私自身も無理です。
しかし、たった一回だけですが、液晶モニタを見ない2週間を体験したことがあります。
PCのメンテナンスの都合でした。
液晶モニタを見ない2週間で、目が治る!?
PCのメンテナンスの都合で、やむなく約2週間、パソコンを見ない日が続いたことがあります。
いっそ目の休養をとろうと考え、その2週間はテレビなども見ませんでした。
そしたら2週間後、驚くほど目が楽になりました。
「自分の目は、本来はこうだったのか」みたいな。
目を楽にするために、特別なサングラスをかけたり、目の体操をしたり、ブルーベリーのサプリメントを飲んだり・・・いろんな人がいろんなことを心がけていますが、実は液晶モニタを見ないのが、目にとって一番効果的だったのです。
対策②「液晶モニタ禁止」は無理すぎる!
パソコン・ケータイ・スマホ・タブレット・エトセトラ。
目の疲れが気になる人は、2週間ほど「液晶モニタ禁止」にするのが一番です。
と書きたいところですが、そんなことをしたら、別の問題が大量発生することでしょう。
天気予報が見られない。
ゲームができない。
通販ができない。
今日の予定がわからない。
仕事がたまった。
メールがたまった。
デートの待ち合わせが、DVDのレンタルが、CDの発売が・・・
考えるだけで、目まいがしてきます。
しかも最近では、ラジカセにも固定電話にも液晶がついています。
液晶がひとつも目に入らない生活って、現代では無理らしいのです。
古くなった固定電話の買い替えに行って、家電量販店で「今の固定電話ってこうなの!?」と、驚いたことがあります。
本体も子機も液晶でびっしり。
従来のイメージは皆無でした。
対策③「VDT症候群」に打ち勝つには!?
液晶モニタに関連して起こる目のトラブルは、「VDT症候群」と呼ばれています。
つまりVDT症候群は、液晶モニタさえ見なければ、起きない症状なのです。
こういうのを一昔前は、「パソコンを使わなくてもできる用事は、パソコンを使ってはいけない」「パソコンを使うのは、パソコンでないとできない用事だけにしなさい」と教えていました。
しかし平成の現代、液晶モニタを見ない生活は、実際には不可能といえます。
液晶びっしりの固定電話で驚いたので、「もしかしたら」と思いつき、ラジカセコーナーに行ったら、ラジカセも・・・ということがありました。
しかし、ラジカセすら液晶でびっしりの現代でも、全く問題ありません。
そうではないラジカセも売っているし、VDT症候群に打ち勝つ方法はいくらでもあるからです。
対策④液晶モニタを使っている環境は?
VDT症候群に勝つ方法はたくさんありますが、重要なことの一つが、液晶モニタを使っている環境です。
□液晶モニタを、どんな部屋で使っていますか?
部屋の照明が画面に映り込んだり、窓から入ってくる陽射しが強すぎたりして、液晶モニタが見づらくなっていませんか?
液晶モニタの位置や向きを変える、カーテンを閉めるなど、こまめに対応しましょう。
パソコンを使っている時、明るすぎると思ったら、すぐに対応する。
そういうことの積み重ねが、目の負担を大きく減らしてくれます。
□机や椅子は、高さを調整できるものを選びましょう。
特に椅子。
ガス式のOAチェアなどはレバーなどを操作するだけで、すぐに高さを変えられますから、首や肩が疲れるとき、すぐに調整できます。
対策⑤液晶モニタの明るさをチェックする
□液晶モニタの明るさは、どうなっていますか?
液晶モニタの明るさを、こまめに調整する習慣をつけましょう。
部屋や椅子などの環境を調整しても、液晶モニタが最高照度でギラギラしていたら、それだけで目をやられます。
□液晶モニタは「ノングレアパネル」
「グレアパネル」と「ノングレアパネル」を選べる時は、「ノングレアパネル」がおすすめです。
「グレアパネル」は、画面に光沢がある液晶モニタ。
「ノングレアパネル」は、画面に光沢がない液晶モニタ。
作業内容にもよりますが、一般的に目に優しいのは「ノングレアパネル」のほうです。
対策⑥VDT症候群対応のメガネは!?
VDT症候群に対応したメガネやサングラスも効果的です。
疲れ目の予防に大きな効果を発揮するので、ぜひ一本購入して、液晶モニタを見るときの習慣にしておきたいのですが、「VDT症候群対応メガネ」と表示されているだけで、まったくそうではなかった。
というものを、買ってしまったことがあります。
あるメーカーの普通のメガネで、価格はそれなり以上でした。
時間がなくて、急いで買ってすませたのが敗因だったようです。
しかも・・・
値段が安いVDT症候群対応メガネは、性能が怪しい。
値段が高いVDT症候群対応メガネは、性能が確実。
というわけでは、ないらしい。
本当にVDT症候群対応メガネかどうかは確認しにくいし、なにかのきっかけで「本物ではない」と判った後でも、返品できません。
信頼できるメーカーのものを購入してください。
対策はそれしかないようです。
対策⑦蒸しタオルで目を温める
目の疲れに効果的なのが、「蒸しタオル」で目を温めることです。
タオルを濡らしてしぼって、1~2分レンチンするだけで作ることができます。
「お風呂で身体全体を温めるから、必要ないのでは?」と思っていたのですが、お風呂は蒸しタオルの代わりになっていません。
蒸しタオルは、ヤケドさえ気をつければ、1日何回やっても大丈夫です。
可能であれば、PC作業の休憩のたびにやると、ほとんど目の疲れを感じません。
それくらい劇的に、目の疲れを防ぐ効果があります。
まとめ
「液晶モニタを2週間見ないことが、一番の疲れ目対策だった」という体験を書きましたが、実際には難しいものです。
私自身、一回しかやったことがないし、パソコンのメンテが終わって作業を再開したら、あっという間にもとに戻りました。
それよりは実行できそうなのが、12時間睡眠。
(そんなに長く寝てられない人は、目を閉じてゆったり横になっているだけでも違います)目の疲れがすっきりします。
良い意味で、今まで体験したことのない感じになります。
もし機会があったら、試してみてください。