ペンタブのペンの分解のメリット・デメリット
ペンタブのペンを使用していると、ペンの芯部分が短くなりすぎてピンセットなどで引っ張っても取り出せなくなってしまいます。こうなってしまうとペンを一度分解して取り出さなくてはいけません。
しかしながらペンタブのペンは素人が分解して元に戻せるほど簡単な代物ではありません。今回はペン芯が詰まってしまった時の対処方法と分解する方法について触れたいと思います。
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ペンの芯が詰まってしまったら
ペンの芯が詰まってしまったら、まず、ペンのハマっているキャップの部分を回転させて取り外して見ましょう。そうするとペン芯がはまっている部分が顕になります。
この時点でまだ芯の頭が見えている状態であれば、頑張ってピンセットで引き抜きましょう。
引き抜けないほどにペンの芯がはまっている場合は別の方法を考えます。
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ペンを分解する方法
ここからはペンの芯を取り除くために、ペン自体を分解する方法について解説します。ペンの分解はワコムの保障の対象外ですので自己責任でやってください。
- まず、ペンに付いているゴムキャップやボタンをすべて取り外して裸の状態にします。
- ペンは2つのプラスチックパーツをあわせる形で作られていますので本体にある線にそってカッターナイフを入れててこの原理を利用して分解します。おしり部分は線が目立ちませんので持ちて部分から開くのがコツです。
- 開いた瞬間にペン芯をピンセットで早急に取り除いてください。
- あとは、この割ってしまった部分を瞬間接着剤などを利用して接着します。
ペンの中身はコイルと基盤が入っている電子機材ですのでこれらが傷つくともうその時点でペンはアウトです。
またペン自体は分解できるように作られていないため、自分でやって戻す自身がない場合は分解などせずに新しいものを購入するのが一番安全かと思います。
ペンの分解はなるべくしないほうがいい
ペンに短くなってしまった芯がはまりこんでしまった場合、取り除くのはかなり大変です。
できれば芯がはまり込んでしまう前に新しいものに変更してしまうのが理想です。目安としては芯の先が残り1mm以下になってきたら新しいものに交換したほうがいいと思います。
ペンを分解するということは、もともとワコムが推奨している方法ではなく実際にペンを分解したことで性能が飛躍的に良くなるというものではありません。
改造行為はメーカー保証対象外。リスクが高い
また、この分解が原因で故障してしまった場合はたとえ買った翌日であっても修理の対象外になり可能性が高いといえます。こうした改造行為はほとんどのメーカーが保証対象外に指定しています。
ネット上でも多くの人がペンタブのペンを分解していますが、ほとんどの人が分解はできたものの元に戻すのに失敗しています。ワコムの製品は非常に精密に制作された機器ですので、素人の付け焼刃的な知識で改造しても不具合がでるだけなのです。
ワコムのペンは単品で購入する場合一本6000円から9000円ほどします。結果的に自分で故障を治そうとして失敗してしまうと同じ金額が必要になってしまいます。
ペンが高いから自分で解体して治したいという理由は十分に理解できますが、こうした基盤などに直接ふれるような改造に関してはリスクが高いのです。
良い絵を描くには良い道具が必要。変にけちらない方が良い
さらにいうと、こうした絵を描くための器具に関して変なところでケチろうと思ってはいけません。良い物を作るためには良い道具が必要で、良い道具は高いのです。それを肝に命じておきましょう。
このような形でペンを一本おじゃんにしてしまうまえに、ペン芯をこまめに交換したり、メンテナンスすることが必要なのです。ペンタブを長く使うためにも日頃から芯の減り具合などには気をつけておくべきだと思います。
まとめ
ペンタブのペンの分解についてご説明してきました。
ペンはそれなりの値段がしますので、つい自分で治せないかと分解してしまいたくなるかもしれません。
しかし、実際には、分解できても元に戻せない・メーカー保証されないなどのリスクが大きく、ペンの分解はおすすめしません。
地道にペン芯を交換したり、ペンタブの適切なメンテナンスをすることを心がけることで、道具のコンディションを常に良い状態に保つことが、結果的に良い絵を描くことにつながると思います。