ブルーライトが気になるあなたに!液晶モニタのブルーライトを軽減する方法あれこれ
液晶モニタが発するブルーライトが注目されるようになってしばらく経過しました。
最初はブルーライトをカットできるメガネが一般的に認知された対策でしたが、時間が進むにつれ、様々なアプローチでブルーライトをカットする方法が登場しています。
今回はそうした方法をいくつか紹介していきます。
ご自身に合った方法を探す参考にしてみてください。
スマホのように保護フィルムでカット!
液晶モニタのブルーライトをカットするとてもお手軽な方法は、液晶モニタに物理的にブルーライトをカットする効果のあるフィルムなど装着させてしまうことです。
一度セットしてしまえば、例えばメガネのように、忘れたり破損させたりするリスクはほとんどありません。
以下では2つのタイプの製品を紹介します。
サンワサプライ 15.6型ワイド対応ブルーライトカット液晶保護フィルム LCD-156WBC
液晶モニタに直接貼り付けるタイプです。
といっても何か粘着剤を利用するわけではなく、スマートフォンやタブレット端末に保護フィルムを貼り付けるようなものだと考えてもらってよいでしょう。
液晶モニタの表現力への影響が心配になるところですが、光沢フィルムのお陰で鮮やかさが損なわれることを抑えています。
また、フィルムの効果で、指紋や傷がつきにくくなっています。
windows10からはタッチパネル対応の液晶モニタが登場したため、指紋や傷、汚れに悩まされている人も多いはず。
そうした悩みも同時に解決してくれます。
フィルムは特殊シリコン素材で、貼り付けがしやすく、また気泡ができにくい効果もあります。
気になるブルーライトのカット率ですが、約26%とのこと。
鮮やかさやフィルムを通して受ける色の変化等のバランスを考えると、この辺りの数字に落ち着くのでしょうか。
aiuto ブルーライトカット液晶保護プロテクター
こちらは保護フィルムよりもさらにお手軽な仕様です。
縁の部分を、液晶モニタの上部に引っ掛けるだけで済むので、開封から設置までおそらく数秒とかからないのではないでしょうか。
乗せるだけなので、20から22インチサイズのモニターへサイズに合わせた調整をすることなく、そのまま利用できます。
ブルーライトカット率は約50%とされています。
対応する液晶モニタのサイズから分かるように、主にデスクトップ型のパソコンや、メイン液晶モニタのサブディスプレイ向けの製品でしょうね。
フィルムなどは一度貼ってしまえば剥がすのが手間となってしまいますが、必要に応じてブルーライトのカットをしたい、例えば映画を見る時はモニターそのままの色で見たいと言う人は、このように手軽に取り外しができるタイプを選ぶのがおすすめです。
ブルーライト対策といえばこれ!メガネ
モニタではなく、人の体にアプローチするのがこのブルーライトカットメガネという方法です。
眼鏡をかけるだけで済むので、それが苦にならなければ、液晶モニターだけでなく、テレビやスマホにも対応できる幅の広さがメリット。
JINS SCREEN
画面から放たれるブルーライト問題を広く浸透させたのが、このJINSからリリースされているブルーライトカットメガネシリーズではないでしょうか。
かつてはJINS PCと呼ばれていたJINS SCREEN。
ブルーライトカット率が25%のクリアレンズタイプから、60%カットの就寝前専用モデルまで揃っています。
パイオニア的存在であり、多くのユーザーがいることから、ブランドとしての安心感もありますね。
通販やホームセンターで購入できる安価なモデル
ブルーライトカットメガネの流行を受けて、大手通販サイトやホームセンター、さらには100円ショップでもブルーライトカット機能をうたったメガネが購入できるようになりました。
値段も上記のJINSのような名の通ったブランドの製品に比べると圧倒的に安く、ブルーライトカットメガネの効果を気軽に体験するための最初のステップとして、有効な選択肢になり得るでしょう。
2種類とも個人的に利用したことがありますか、感覚としては通販やホームセンターで買えるものは、やはりフレームの材質やレンズのクリアさに若干の違いを感じてしまいました。
仮に廉価なブルーライトカットメガネがいまいちだと感じたとしても、ある程度の価格帯の製品を試してから最終的な判断をしてみてもいいかもしれません。
ブルーライトカット機能搭載液晶モニタ
最近リリースされたスマートフォンやタブレット端末には、あらかじめブルーライトカット機能が搭載されている機種が多いです。
そしてその傾向は液晶モニタにも。
これから新しく液晶モニタを買い換えようと思っている人は、機能を見比べる時に、ブルーライトカット機能があるかどうかを確認してみましょう。
ここではあらかじめブルーライトカット機能が搭載されている2種類の液晶モニタを紹介します。
BenQ モニター ディスプレイ EW2775ZH
ブルーライト軽減Plusという機能が搭載されています。
ともすればブルーライトは全てが悪影響があると捉えられている感がありますが、このブルーライト軽減Plusなら、人体に悪影響があるとされるブルーライトをカットし、そうでないブルーライトはカットしないということが可能です。
これにより、ブルーライトカットのデメリットでもあった、色や鮮やかさの変化を抑えることができます。
さらに、エンターテイメントモードやオフィスモードなど、目的に応じてブルーライトカットの切り替えができるユーザーシナリオモードを4種類備えています。
LG モニター ディスプレイ 27MP38VQ-B
段階を切り替えられるブルーライト低減モードが搭載されています。
27インチと言う画面の大きさと、フルHDの解像度がありながら、通販サイトでは2万円を切るというレベルの価格帯も魅力です。
また、画質の調整やウィンドウの整列などを行えるソフトが付属しているので、サブディスプレイとして作業用に使うのにおすすめの液晶モニターだといえます。
導入費用無料!フリーソフト
液晶モニタをパソコンに繋ぐのであれば、windowsやMacに対応しているブルーライトカットが可能なソフトを使うのもお手軽ですよ。
フリーソフトなら無料でブルーライトカット環境を実現できます。
ここでは特におすすめするソフトを一つ紹介します。
f.lux
このソフトは、おおよその位置情報を入力することで、その土地の時間に応じた色温度に調整してくれます。
例えば日中なら明るめ、日没後は暗めにと、自動的に変化させてくれます。
もちろん好みに応じて自分で細かく調整でき、それを時間帯による変化をさせずに利用することも可能です。
こうしたソフトの影響として、画面が若干赤みを帯びるような感じになってしまいます。
パソコンで映画などを見るときなど、その液晶モニタそのままの色味で楽しみたい、という人には、少ないクリック操作で一定時間機能をオフにすること、あるいはソフト自体を終了させることも簡単に行えます。
パソコンの画面を使って長時間作業する環境にある人は導入してみてはいかがでしょうか。
類似のソフトは様々あるので、ご自身のパソコン環境に合ったソフトを探すのもよいでしょう。
まとめ
ブルーライト対策をする参考になりましたでしょうか。
現代人は液晶とは切っても切れない関係にあります。
そしてこれからも液晶モニタと向き合い続けることでしょう。
ですから、ブルーライト対策をするのに早いに越したことはありません。
ご自身の目を健康に保つためにも、自分にあったブルーライト対策を探し、実践していきましょう。