モニタアームはどれがいい?選び方のポイントとおすすめ製品
モニタアームは、液晶モニタの位置を自由に変えることができます。
そのため、机の上を広く使いたいときや、複数のモニタを並べたいときなどは、とても便利なアイテムなのです。
しかし、一口にモニタアームといっても、その種類はさまざまなので、漠然と探していたのでは、絞り込めなくなってしまうでしょう。
そこで、選ぶ際に役立つポイントを紹介していきます。
種類をよく見て選ぼう
モニタアームには、主に7つの種類があります。
選ぶ際は、それぞれの特徴をよく確認して、自分に合ったものを見つけることが大切です。
垂直アーム
垂直方向にだけ動くモニタアームで、横の動きには対応していません。
縦の動きがあれば十分な場合は、これを選ぶとよいでしょう。
コンパクトなタイプなので、オフィスなどで個人が使うには最適です。
また、比較的安価なので、費用を抑えたい人にも向いています。
水平アーム
水平方向にだけ動くモニタアームで、縦に動かすことはできません。
その分、水平の動きはかなり細かく調整することができます。
そのため、サブモニタを設置したいときや、複数のモニタを並べて使うときは、自分にぴったりの位置を探しやすいというメリットがあります。
水平垂直アーム
水平にも垂直にも、自由自在に動かすことができるモニタアームです。
縦と横以外に、斜めの動きにも対応しているので、より細かく位置を調整することができます。
さまざまな動きが必要な場合や、頻繁に動かすことが予想される場合には、このタイプを選んでおくと、かなり重宝するでしょう。
壁面取り付けタイプ
壁に取り付けるタイプのモニタアームであり、机の上から完全に離れるため、スペースの有効活用のためには、かなり役立ちます。
液晶テレビの設置にも便利であり、家庭のテレビ意外にも、オフィスビルや病院などで幅広く使われているタイプです。
支柱取り付けタイプ
ポールに取り付けるタイプのモニタアームであり、メタルラックを使用している場合には、これが最適です。
壁面取り付けタイプと同様に、机の上をかなり広く使うことができるので、なるべくスペースを多く確保するなら、メリットが大きいでしょう。
ノートパソコン・キーボードアーム
ノートパソコンやキーボードを浮かせるためのモニタアームです。
通常であれば、それらを設置した場所を他の用途で使うことはできませんが、浮かせることで、自由に使えるスペースが広がります。
外付けのキーボードなどを収納する場合にも便利です。
スタンドタイプ
スタンドにモニタを取りつけるタイプで、立ったままの作業に向いています。
キャスターで移動させることができるので、病院や工場などでもよく使われているタイプです。
また、小型モニタ用のスタンドや、複数のモニタを設置するためのスタンドなどがあり、活用の幅が広いこともメリットです。
取り付け方で選ぼう
モニタアームには、3種類の取り付け方があります。
せっかく購入しても、どうしても取り付けができないタイプだったりすると、お金が無駄になってしまうので、選ぶ際は必ず確認するようにしましょう。
ネジ固定式
設置する場所に穴を開け、ネジで固定する方法です。
穴を開ける作業があるため、設置が難しい場合もありますが、強度はかなり高いため、しっかり固定するならおすすめです。
グロメット式
穴を開けてボルトを通し、挟み込むように固定する方法です。
ネジ固定式よりも、さらに固定力が強いので、がっちりと確実に固定するなら、最も適した方法となります。
ただし、穴が必要なので、設置の難易度は高くなります。
クランプ式
他の2つとは異なり、穴を開ける必要がなく、固定具で挟むだけの簡単な方法です。
そのため、3つの中では最も多く使われており、種類も豊富にあります。
しかし、机の厚さや形状によっては、うまく挟めないこともあるので、設置場所も考慮して慎重に検討することが大切です。
使い方にも注意しよう
モニタアーム選びでは、「どのように使うか」という点も重要です。
使い方によって注目すべきポイントも違ってくるので、目的をはっきりさせてから選ぶようにしましょう。
細かく位置を調整したい場合
モニタの位置を調整することに重点を置くなら、可動域が広い製品を選ばなければなりません。
そこで注目しておきたいのが、モニタアームの軸の数です。
一般的に、軸の数が多ければ多いほど、動かせる範囲は広くなります。
よくある軸の数は、2軸、3軸、4軸であり、可動域の広さを優先するなら、4軸のモニタアームが最適でしょう。
したがって、細かい調整が必要となる場合は、軸の数をよく見ることが大切です。
うっかり2軸の製品を選んだりすると、調整したくてもできなくなってしまいます。
4軸ならば、好きな位置を自由に決定することができるのです。
重いモニタを取り付ける場合
モニタアームを使うなら、モニタの重さもチェックしておきましょう。
なぜなら、製品によって、対応できるモニタの重さが決まっているからです。
その重量を確認せず、重すぎるモニタを取り付けたりすると、支えることができなくなってしまいます。
モニタアームの最大耐荷重は、スペック表に表記されているので、重めのモニタを使う場合は、必ず確認するようにしてください。
また、軽すぎるモニタを付けた場合は、アームのバネが強すぎて、どうしても傾いてしまうことがあります。
スペック表には、最大耐荷重と最低耐荷重が両方表記されているものがあるので、そのような場合は、表記とかけ離れた重さのモニタは避けた方がよいでしょう。
おすすめの製品
エルゴトロン LXデスクマウント モニターアーム 45-241-026
アームの動きがスムーズで、止めたいところでぴったり止まってくれるのが特徴です。
可動域も広いので、位置を細かく調整するには、最適な製品となっています。
また、アームを折り畳むと、かなりコンパクトなサイズにまとめることができるので、スマートな収納が可能です。
スペースを有効に使うためには、これも大きなメリットになるでしょう。
サンコー 4軸式くねくねモニターアーム MARMGUS192B
この製品の特徴は、その頑丈さにあります。
アームがかなり太くなっており、その最大耐荷重は10kgです。
そのため、かなり大きめのモニタにも対応しており、27インチでも安心して取り付けることができます。
さらに、4軸なので、可動域の広さも十分です。
商品名のとおり、くねくねと動いてくれるので、好みの位置を探しやすくなっています。
グリーンハウス 液晶モニターアーム 4軸クランプ式 GH-AMC03
予算が少ない場合は、安い製品を選ぶことになりますが、安価なものは可動域が狭く、不満が残ってしまうことも多いです。
しかし、この製品は、3,000円程度の手ごろな価格でありながら、4軸の広い可動域を備えています。
そのため、費用があまりない場合でも、位置の調節が十分に可能となるのです。
安く済ませたい人は、ぜひ検討してみてください。
まとめ
モニタアームの種類は多くあるので、初めて選ぶときは、かなり戸惑うかもしれません。
しかし、ここで紹介したようなポイントを意識していれば、混乱することはないでしょう。
自分の使い方をよく考えて、最も適したモニタアームを見つけてください。
そうすれば、広いスペースを有効に使い、快適な環境をつくることができます。