モニタアームは安いのはダメ?安いものと高いものの違いとは
モニタアームを買おうと思った時にまず驚くのが、値段の幅の広さです。
2000円くらいで買うことができるモニタアームもあれば、15000円くらいしてしまうモニタアームもあります。
では実際、この安いモニタアームと高いモニタアームは、何が違うのでしょうか?
安いモニタアームではダメなのでしょうか?
ここではそれについてみていきます。
安いモニタアームは可動域が狭い
安いモニタアームと高いモニタアームの違いとしてまず挙げられるのは、可動域の違いです。
安いモニタアームは、たとえば垂直にしか動かなかったり、あるいは水平にしか動かなかったりすることが多いです。
たいして高いモニタアームでは、水平方向にも垂直方向にも簡単に動かすことができるというものが多いのです。
勿論必ずしもそれだけで値段が変わってくるものではなく、中には水平にも垂直方向にも動かすことができるけど5000円くらいで買うことができるというモニタアームもあります。
でも、基本的には水平垂直自由に動かすことができるモニタアームは、高いことが多いです。
可動域は広い方が良い
可動域に関しては、基本的には広い方がおすすめです。
必ずしも可動域が広くないとならないわけではないですが、可動域が広いと便利であることは間違いありません。
たとえばちょっと何かを見ながら作業しないとならなくなったとき、水平にも垂直にも動かしていけるのであれば、その資料に合わせて適切なポジショニングに設定することができます。
しかし、水平方向、あるいは垂直方向にしか動かしていくことができないという場合、それもできません。
だから、多少画面や資料が見づらい中で作業をしないとならないことが出てきます。
それはやはり面倒です。
だから、可動域は基本的には広い方が良いのです。
狭くて困ることはあっても、それが広くて困るということはまずありえませんから。
安いモニタアームは耐荷重が軽い
安いモニタアームと高いモニタアームの違いとしては、耐荷重の違いもあります。
安いモニタアームは、耐荷重が軽いことが多いです。
そして逆に高いモニタアームは、耐荷重が重たいものです。
耐荷重というのは、モニタアームにおいて非常に重要です。
それが軽いようだと、小さめのディスプレイしかつけることができなくなりますから。
ディスプレイの重さは、だいたいの場合で大きさに比例します。
だから、小さいディスプレイは軽くて、大きいディスプレイは重たいということになります。
なのでやはり、耐荷重が軽いと小さいディスプレイしかつけることができなくなるのです。
小さいと高さを合わせても見えづらいことがある
でも、もしそうして小さいディスプレイしかつけることができなくなってしまっていたら、たとえ高さをしっかりと合わせたとしても、結果見えづらいことがあるのです。
そうして画面が見えづらい状態でいたら、せっかくモニタアームを付けたのに、その効果が存分に発揮されないことになります。
勿論モニタアームのメリットは、そうしてディスプレイを見えやすくすることだけではありません。
たとえば、デスク上にスペースを空けたりするためにモニタアームを使用しているという方もたくさんいるものです。
でも、もし見えやすくすることができるのであれば、そうできるに越したことはないと思ってモニタアームを使用している方も多いです。
というかそういう方がほとんどです。
それならばやはり、耐荷重は重たい方が良いです。
小さくてもよいなら安いものでも良い
ただ中には、小さいディスプレイしかつけない方もいるものです。
そうして小さいディスプレイしかつけないことが明白なのであれば、別に高いお金を出して耐荷重を増やしていく必要はまったくありません。
たとえば、デスクが狭かったりして、液晶の位置と自分の位置がすごく近くなりそうなのであれば、別に小さいものでも問題ありません。
むしろ大きいディスプレイの方が見えづらくなることがあるくらいです。
だからその場合には、小さいディスプレイしかつけることができなくても問題はありません。
つまり、安いモニタアームでも問題がないということになります。
調節のしやすさが違う
高いモニタアームと安いモニタアームでは、調節のしやすさが違ったりします。
たとえば安いモニタアームでは、一生懸命に力を入れつつ、がしがしと調節していかないといけないことも多いです。
しかし、高いモニタアームの場合は、すーっと滑らかに調節していくことができるのです。
それも、特別強い力も入れずに。
強い力を入れないでも調節できてしまうのであれば、せっかく調節してもすぐに動いてしまうのではないか?
と思うこともあります。
でもそれは間違いです。
調節したいと思う時にはスムーズに動かしていくことができますが、しっかりと固定したいと思えば、そうそう簡単には動かなくなるものなのです。
そしてできれば、スムーズに動かしていくことができる方が良いに決まっています。
なので、高いモニタアームの方がおすすめになります。
動かしづらいと壊してしまうこともある
動かしやすいモニタアームであれば、本来はスムーズに動いていくので、もしちょっと動かしづらい箇所が出てきても、無理に動かそうとはしないものです。
でも、もし最初から動かしづらいモニタアームを使用していたらどうなるでしょうか?
最初から動かしづらいモニタアームを使用していたら、たとえ動かしづらい箇所が出てきたとしても、無理矢理動かしていってしまいます。
そうなったら、そのせいで壊れてしまう可能性も出てきます。
というか、だいたいの場合で壊れてしまいます。
結果、コスパが悪くなったりします。
安いモニタアームだって、そうして何回か買いかえていたら、すぐに高いモニタアームに価格的に追いついてしまいます。
それではやはり損しかありません。
なのでやはり、高いモニタアームの方がおすすめなのです。
ディスプレイの回転度の違いもある
安いモニタアームと高いモニタアームの違いとして、ディスプレイの回転度の違いもあります。
基本的に高いモニタアームは、回転が180度くらいしかできないものが多いです。
その分動きをスムーズにしたりしているので、そういうところはあまり自由度は高くならないのです。
でも安いモニタアームであれば、360度回転できることが多いです。
必要かどうかは微妙なところ
このように、その点の自由度に関しては、安いモニタアームの方が優れていることになります。
でも、そもそもそれが必要なものなのかどうかというところは、微妙なところがあります。
確かに、そうして回転することができれば、いろいろな角度に向けていくことができます。
しかし、ほとんどの場合、180度くらい回転していけばカバーしていけます。
別に360度回転できたからと言って、それはあまり役には立たないのです。
役には立たない機能にお金を払っていると思うと、いくらそれが安いとはいえ、逆になんだか損した気分になることもあります。
高いモニタアームの方がお金を払っている部分がしっかりと役に立つので、むしろ満足度は高くなりやすいです。
まとめ
高いモニタアームと安いモニタアームの違いについては、以上のとおりになります。
安いモニタアームは確かに安いし、安いというのは間違いなく一つの魅力であることは間違いありません。
でも、機能的には大きな差があると言っても過言ではありません。
だから基本的には、高いモニタアームの方が安いモニタアームよりもおすすめになります。