故障の原因になりえる? 部屋が暑いと液晶テレビは壊れてしまうの?
日本の夏はすごく暑いです。
夏場には死人が出るくらいには暑くなってしまうのが日本の夏なのです。
そうしてすごく暑いと気になるのが、家電が壊れてしまうのではないか?
ということです。
特に液晶テレビなどは、部屋が暑いと壊れてしまうようなイメージがあります。
でも実際のところはどうなのでしょうか?
ここではそれについてみていきます。
部屋が暑くても基本的には壊れない
液晶テレビは、確かに別段熱に強いものではありません。
すごく暑くなれば、そのせいで壊れてしまうこともあります。
でもそれはたとえば、50度とかそれくらいの話です。
なんなら50度でもきちんと動作はしてくれる可能性が高いです。
だから、部屋が少し暑いくらいでは壊れることはありません。
確かに夏場に冷房をつけないでいたら、部屋の温度は38度とか39度とかそれくらいになってしまうことはあります。
しかし、それくらいの暑さでは壊れないので、あまり心配する必要はありません。
勿論涼しいに越したことはない
ただもちろん涼しいに越したことはありません。
熱を加えていっても液晶テレビに良いことは一つもありません。
たとえば家に冷房がないとか、冷房があっても電気代が払えなくなりそうでどうしてもつけることが出来ないとか、そういう場合でもない限り、液晶テレビが置いてある部屋には、せめて自分が家にいるときだけでも、冷房はつけておくことをおすすめします。
壊れなくても負担はうける
なぜならたとえ壊れなくても、負担は受けてしまうからになります。
液晶テレビをはじめとした電化製品が、暑さに弱いということは間違いありません。
勿論ちょっと暑くなったくらいで一発で壊れてしまうということはそうそうありませんが、暑い環境で長時間過ごしていけばいくほどに、その暑さによる負担が積み重なっていって、それで壊れてしまう可能性は出てきます。
だから、少しでもその負担を受けないようにしてあげるということはすごく大切なことになります。
もし少しでも長くその液晶テレビを使っていきたいと思っているのであれば、夏場にはしっかりと冷房を使うようにしてあげてください。
直射日光では壊れることもある
部屋が暑いくらいでは、そうそう壊れることはありませんが、壊れてしまう可能性のある「アツさ」もあります。
それが、直射日光による暑さになります。
部屋の暑さ自体は、別に夏場であってもしっかりと換気扇などを回しておけば、そこまでとんでもなく暑くなることはありません。
車の中のように、ちょっと何時間か目を離しているうちに人が亡くなってしまうとか、そういう環境ではないのです。
しかし、直射日光があたる場合は話が別です。
直射日光があたるとそれによってどんどんその光が当たるところの温度が上昇していきます。
結果、液晶テレビが壊れてしまうくらいの温度になることはあるのです。
だから、それには注意していかないとなりません。
直射日光が当たるところには置かない
基本的には液晶テレビは、直射日光が当たるところには置かないようにするのがおすすめです。
そもそも直射日光が当たるようなところに液晶テレビを置いていると、反射してしまうこともありますから見えづらくなります。
見えづらくなってしまうことがある上に、そこにおいておいたら壊れてしまう可能性があるわけなのですから、それをそこに置いておくメリットなんて全然ありません。
だから、液晶テレビを置くならば、直射日光とは遠いところに置くのがおすすめになります。
風通しはよいところの方が良い
ただ風通しに関してはよいところの方が良いです。
風通しが悪いと、そのせいで液晶テレビ内部の温度が高くなりやすくなります。
部屋が暑いとなおさらそうなりやすくなります。
先述のとおり、それで壊れることはなくても、それはしっかりと負担になっているわけなのですから、少しでも負担を軽くできるように、風通しはよいところに置くべきなのです。
ただそれが、窓際等の直射日光が当たるところではないところにするべきだということです。
ほこりがたまっていると壊れることもある
部屋が暑くて液晶テレビが壊れてしまうということはそうそうありませんが、場合によっては壊れてしまうこともあります。
その場合というのが、液晶テレビにほこりがたまっている場合です。
液晶テレビにほこりがたまっていると、液晶テレビから熱が抜けていかなくなります。
液晶テレビは見ているとそれ自体が熱を発するものになります。
それ自体が熱を発するものなのに、さらにそれにくわえて部屋まで暑いとなると、やはり積極的に内部から熱を放出していかないとなりません。
その機能が正常であれば、別に部屋が暑くても液晶テレビが壊れてしまうということはありません。
しかし、液晶テレビにほこりがたまっていたら話は別です。
液晶テレビにほこりがたまっていたら、そのせいで、熱を放出する機能は正常ではなくなります。
熱を放出する機能が正常でなくなれば、当然そのまま熱はこもりがちになります。
結果、暑さで液晶テレビがいかれてしまうことがあるのです。
ほこりは頻繁に掃除をするべき
そうさせないためには、液晶テレビのほこりを頻繁に掃除をしていくべきです。
液晶テレビは、あまり掃除をしないものです。
その下やテレビボードの下などは掃除をすることがあっても、液晶テレビ自体を掃除するということはそうそうありません。
しかし、液晶テレビにはほこりはたまりやすいのです。
ずっと同じところにおいてあるわけですから、ほこりがたまらないはずもありません。
だから、本当は積極的に掃除をしていかないとならないのです。
穴に掃除機をかける
液晶テレビのほこりの掃除方法は、簡単です。
液晶テレビは、後ろ側に、通気口のようなところがあります。
その穴に向けて掃除機をかけていけばよいだけです。
そうしてその穴にほこりがたまってしまうから熱が抜けなくなるのですから、その穴のほこりを吸い上げてあげればよいのです。
なるべく頻繁にやらないと、ほこりが多くなりすぎて取れなくなりますから、そうならないようになるべく頻繁に掃除機をかけていってください。
湿度にも弱いので注意
液晶テレビが弱いのは、暑さだけではありません。
液晶テレビは、湿度にも弱いところがあります。
だから、部屋の暑さに気をつかってなるべくダメージを与えないようにするだけではなく、部屋の湿度にも気を使っていくことをおすすめします。
特に日本の夏は、暑さがしんどいというよりもむしろ湿度がしんどいところがあります。
暑さに慣れているはずの赤道あたりの国々の方でも、日本の夏はきついと言います。
それはひとえに湿度がえぐいからになります。
それくらいに湿度が高いわけなのですから、湿度対策もしていってください。
やはり冷房をつけるべき
湿度対策ができるものと言えばやはり冷房です。
なので、やはり液晶テレビのことを考えるのであれば、日本の夏では冷房をつけて過ごすべきだということになります。
その分上がる電気代などは、テレビを買いかえるよりは安いと思って我慢していきましょう。
まとめ
液晶テレビは、部屋が暑いからといってそれだけですぐに壊れてしまうということはありません。
しかし暑い部屋に置いておくことは確実に液晶テレビの負担にはなります。
そして、ほこりがたまっていると暑さで壊れてしまうこともあるわけですから、できれば部屋は涼しくしておくのがおすすめになります。
是非夏場冷房を使っていってください。