液晶モニタの調子が悪い? 寿命かそれとも破損? 修理か買い換え?
現在ではあって当たり前の液晶モニタです。
生活の一部になっているので、普段は意識にも登りませんがふと気がつけば現代人、この液晶モニタに囲まれた生活をしています。
特にパソコンには無くてはならない液晶モニタですが、使っていればいつかは壊れたり調子の悪くなるものです。
そんな時にではどう対処すればいいのか、予め心得ておいたほうがいいこともあります。
目次
物には寿命というものが
人間もですが、どんな品物にも寿命というものがあります。
使っていれば劣化もしますし、疲労も溜まっていきます。
どんなに気に入って使用している品物でも、何時かはお別れの時が来るものです。
常に生活に密着して使用しているパソコンも同じことです。
本体のトラブルもですが、液晶モニタの不調もまた往々にして起きるものです。
考えてみれば現代でこのパソコン、家においてあるものでも朝晩使用しますし、会社のものなどは1日中作動させているようなものです。
機械といえども疲れてしまうのは仕方ありません。
また何かの時につい手が滑って、モニタに傷をつけたりすることも、無いとは言えません。
事故もまた、液晶モニタの寿命を縮めてしまうのです。
事故はともかく液晶モニタの通常の寿命は?
使用者の失敗での事故もありますが、普通に使用していての寿命というものもあります。
この寿命ですが、液晶内部のバックライトの寿命によって変化します。
このバックライトの寿命ですが、品質によっても差が出てくるのは当たり前です。
なので平均、15000時間から50000時間とかなりの差が出てくることになります。
同時期に買った友達のパソコンはまだ大丈夫なのに自分のだけ壊れた、などという場合は品質の差によるものかもしれません。
一概にこれだけ保つ、と断言できないのが苦しいところです。
ただこれもあくまで目安の時間であることも事実です。
使用頻度や電源のオンオフの多さなどでも、寿命には差が出てきます。
単純計算なら1日5時間使用した場合、30000時間が寿命とされる液晶モニタなら、6000日の使用に耐えるわけです。
10年以上は余裕というところですね。
しかし電源のオンオフが多かったり、温度差の大きな環境で使用したりすれば当然、寿命ももっと短くなってしまいます。
その辺りも計算に入れなくてはなりませんね。
液晶モニタの寿命に関する前兆は
出来れば完全におかしくなる前に、何とかしたいのは当然です。
何しろモニタというのは、パソコンでは生命線です。
これがなくては役に立たないのですから、特に仕事に使用している場合は早めに寿命を知りたいものです。
非常に簡単に述べれば、画面が見づらくなった時が、モニタの寿命が近いというサインです。
テレビも同じですが、それまでちゃんと出ていた色が表示されなくなった、画面が暗いしチラチラする、液晶表示が薄いなどの症状です。
この程度ならと安心せずに、これらの症状が出てきたら液晶の寿命を疑うことをおすすめします。
仕事で使用しているパソコンの場合、修理にせよ新しくするにせよデータの移行などの準備にも時間がかかります。
早めに手を打つのが安全ですね。
液晶モニタの修理はどこで
普通の場合、液晶モニタの修理はメーカーでやってもらえます。
壊れてしまったとか、傷をつけてしまったなどの場合も同じことです。
メーカーのサポートの問い合わせするのが、一番ポピュラーな方法です。
ただし、事故で壊した場合はともかく、寿命でという場合は勿論保証期間も過ぎていることもあり、修理の金額はかなりになります。
万単位での金額は覚悟の上になりますので、修理交換の場合はお財布にも覚悟をさせてください。
また他にも修理をやってくれる業者は勿論あります。
しかし液晶の種類によっては難しいこともありますので、やはりメーカーに頼むのが最も面倒が無く安全な方法です。
液晶モニタの修理金額の相場は
さてこの修理金額の相場ですが、液晶の種類などによっても大きく差が出てきます。
また修理業者とメーカーでは、かなり金額の違いが出てきます。
メーカー修理と修理業者を比較すると、業者の方が安く済むのはありがたいですが、やはり安心できるのはメーカーでの修理や交換ですね。
状況によっても差がありますが、メーカーでの修理交換の相場としては50000円くらいからという線が多いです。
修理業者の場合は、それよりかなり安く抑えられますが部品の入手が困難などの場合は、修理不可能になってしまうことがありますので、事前の問い合わせが必要です。
これらの修理費用に加えて、梱包して送るもしくは、集荷に来てもらう際の料金も加わります。
また修理前の破損状況のチェックの調査費用もかかることがあります。
業者に頼む場合も、メーカーに頼む場合も問い合わせを先にするのがおすすめです。
正直この金額だと、修理にかかる時間と手間を考えると新品を購入したほうが安く早く済む、ということにもなりかねません。
まずは調子が悪くなったら、電話での問い合わせをメーカーや修理業者にしておくと、後々の面倒も減ることになります。
液晶モニタの修理代金の内容は
液晶モニタを修理する費用の内訳は、主に部品代つまりは液晶パネル代と、分解やパネル交換による作業代となっています。
この2種類を合わせて、修理代金が設定されるのです。
これらの代金の設定は、メーカーや修理業者で大きく差が出てきます。
勿論そのパソコン自体の種類によっても、また差が発生するのです。
一概に値段の問題だけで業者を選ばず、費用全般の内容をしっかり把握して、その後修理を頼むのがおすすめになります。
宅配便でパソコンを送った後に他にも費用がかかることがわかった、などということのないようにしたいものですね。
液晶モニタの修理に関してのまとめ
モニタを閉じる時に何かを挟んだまま閉じて液晶モニタを壊してしまったとか、手が滑ってパソコンを落としてしまったら液晶が割れた等の事故の場合、保証期間内ならまずメーカーへ相談するのがベストです。
保証期間内でも使用者が起こした事故の結果ですので、保証が効かないこともありますが、取り敢えず相談してください。
上手く行けば保証が効く可能性もあります。
何と言っても精密機器なので、そのメーカーでの修理が最も安心できるものなのは当然です。
しかし寿命が来て調子の悪くなったモニタの場合、こちらはまず保証期間内ということはないので、メーカーや修理業者など比較検討するのがおすすめです。
まあ寿命の場合、それなりの前兆がありますので、早めに手を打っておくのが実は一番いいのですが、機を逸してしまった場合は焦らずに比較検討してください。
最後の手段としては
デスクトップパソコンの場合は一体型でない限り、取り敢えず新しいモニタを購入するなりすればそれで済みます。
わざわざ修理に出さなくても、ということですね。
問題はノートパソコンやタブレットパソコン、一体型のデスクトップの場合です。
液晶モニタは取りも直さずパソコン本体そのものですので、これはパソコン自体の危機です。
修理に出すかそれとも新品を購入するか悩むところですね。
正直おすすめとしては、いっそ新しい物の購入です。
特に液晶の寿命だった場合、パソコン自体もスペック的にも古くなっているはずです。
液晶が駄目になったのを機会に、新しいものに変えたほうが面倒もなく時間もかかりません。
使い慣れたパソコンを手放すのは悲しいかもしれませんが、それこそ寿命と割り切ったほうが結果的に仕事もはかどりますよ。
まとめ
ある日パソコンを立ち上げたらモニタが真っ暗なままだった、これはパニックを起こして当然の出来事です。
しかしこうなる前兆は、決して無かったとはいえません。
その前兆を把握していれば、壊れる前の修理も可能ですし、買い替えまで行かなくて済むこともあります。
液晶モニタはパソコンにはなくてはならないものです。
これが完全に壊れてしまう前に、出来れば修理交換しておきたいものです。
しかし間に合わなかった場合は、これはもう新品への買い替えという覚悟も決めておくのがおすすめです。